この心理学では人間の心を装置と見立てる。
物理的な装置と見立て、その中でどういう力が働いてるか、どういう葛藤が起こってるか、そういったことを話していくんですよね。
つまり無意識を中心とする心の仕組み・成り立ちを考える心理学。
フロイトはこれを後に「メタ心理学」というふうに呼んでいくことになります。
メタという言葉は最近では1段上のとか、1段高いところにあるとか、という意味で使われるんですが、
もともとメタというのは何々の後にとか、何々の後ろにとか、フロイトはその元の方の意味で使っていて、
意識の背後に通じる心理学いう言い方をしてます。
メタ（ギリシャ語に由来）
背後にある、後に続く、超え出る、
フロイトにとっては意識というのは、ある種のスクリーンみたいなもので、そこにいろいろ映し出されるけど、それは長く留まらないし、そこには構造がないというので、フロイトは意識を研究の対象にはしなかった。
意識も大事やけどね🐓
それよりもその、意識の背後に無意識の広大なスペースが広がっていて、そちらを中心に組み立てていく心理学、それがメタ心理学なんですよね。
無意識はもっと大事やね🦃
①「快原理」が支配する第一次過程
快原理の支配の下では「快」の追求は自動的に行われます。
空腹の赤ん坊が泣いたり手足をばたつかせたりするのは、ミルクが欲しいという欲求が引き起こす刺激を運動によって外部に発散する試みです。
腐れが泣いたり手足をばたつかせたりするのも同じっすね🐁
金がほしい、老人にやさしくしてほしい、自民党に投票しないでほしい等の欲求が引き起こす刺激を運動によって外部に発散する試みっす🐀
刺激の高まりは不快として、その減少は「快」として経験されるので、心的装置はひたすら刺激を外部に放出しようとします。
刺激の低下による「快」を経験すると、心的装置の中には快や不快の痕跡が表象イメージとして記憶されます。
カメムシのムナクソやメシウマも同じ原理っす🐿️
するとこのイメージがそれをもたらした経験の「代理」を務める力を持つようになります。
いわゆる妄想🦩
もしまた同じ不快に見舞われた時、満足した経験の記憶を呼び出し、それを幻覚することで満足感を再現しようとするのです。
お前はIQが高いんだよと言われた経験の記憶を呼び出し、
あるいは某国立大助教メシウマ経験の記憶を呼び出し、
それを妄想することで満足感を再現しようとするのです🦢
だから要するに、最初の満足の状況を再確立しようとする、一つの心的な動きが生じるだろう。
そのような動きこそが、我々が願望と呼んでいるものにほかならない。
お釈迦さんが無意識と呼んでいるのもコレやな🐕
知覚の再出現こそが願望充足なのである。
初出現も願望充足になるんちゃう？🐇
この「知覚の再出現」というのは要するに幻覚のことなんですよね。
満足の経験の記憶が心の装置に登録されると、次に同じ欲求が現れてきた時には、かつて自分を満足させてくれた対象、つまり母親とか乳房そのものを呼び出そうとするんじゃなくて、何よりもまずその記憶像を呼び出して満足しようとする。
代理母みたいなもんやね🦘
その記憶像を呼び出して「おかあさん生んでくれてありがとう」などと寝言を言って満足しようとする🐫
そういう体制が快原理に支配される体制だと。
頭ん中の独裁体制じゃな🐍
しかしそういう体制は長続きしないので修正するシステムが必要になる。
②「現実原理」にコントロールされる第二次過程
快原理っていうのは、とにかく快しか念頭にないわけですね。
それに対して、ちゃんと現実を見ようじゃないかというのが現実原理の働きで、まあフロイトは人生の経過とともに快原理よりも現実原理の方が優勢になっていく、そしてそれが「心の成長」と呼べるものだろうというふうに言うわけです。
大変よくできました💮
そのプロセスって実はフロイトが抑圧と呼んだものを含んでるんですね。
快原理が現実原理に乗り換えられるプロセスが自分が生み出した抑圧という概念の根拠なんですよね。
ですから根拠を説明するためにこういう図式を持ち出してきたんだと言っていいだろうと思います。
極めて科学的なおっさんやね🐰
フロイトが扱わなかったタイプの夢というのは少なくとも2つあって、
プリミティブな情動、不安とか迫害感とか恐怖みたいなものですけど、
それを、ただ吐き出すためだけに見られる夢、
墜落しつつある飛行機に乗っているんだけど、もう、ただ何もできなくて恐怖を感じることしかできない、
そういう夢は願望充足の夢とは言えないですよね。
いやむしろ最高の願望充足と言えます。
なぜならそれは現実ではないのだから🌷
悪夢のような現実を目にして、どうか夢であってくれ、みたいなやつな🐝
それが夢だとわかったら、これほどの充足感はないでしょう🦋
もう一つはPTSDのフラッシュバックの夢ですよね。
それも悪夢の一つですね🌻
巨大なエネルギーが心の外壁を突破してしまって、中に入ってきて心的装置のシステムを無茶苦茶にしてしまう。
DSの仕掛けだな🦖
心的装置が掴み損ねた強いエネルギーを受け止め直そうという試みがフラッシュバック。
つまり心の治療の一つやねんな🦕
これもまた当然、願望充足じゃないし、
いやいや。
これも立派な願望充足。
逆にこれこそがメタ心理学の神髄といっても過言ではないぞ🕷️
フラッシュバックを怖れている限り真の治癒は起きない。
が、覚醒時のフラッシュバックは危険を伴う。
ということで、
これからは眠りながら治療する時代と言えるかもしれません(ᵔᴥᵔ)
いわゆるフロイト的な夢ではないですよね。
それはあくまで夢理論にとっては例外だと。
ほう🐧
そこはだから我々に残された課題と言うこともできるかもしれません。
えっ、そうなの？
答え書いちゃったわー🙀
マジやべえでつ🐦
いずれどっかのパンティ泥棒が論文でも発表するんちゃうかー😹
