日蓮の門弟で鎌倉幕府の地方官僚、富木常忍。
1269年のある日、富木は裁判所から呼び出されます。
当時日蓮は布教を続けるとともに幕府や他の宗派を批判し、
公開討論を持ちかけるなど活発に活動していたでちゅー🐁
過激派かいや🦨
日蓮の話に関心を持つ人達が急増。
その影響力に恐れをなした幕府は日蓮に圧力をかけようと企てます。
門弟数人を裁判にかけることになったちゅー🐀
知らせを聞いた日蓮は、すぐに注意点やとるべき態度などについて書き送りました。
キーン☆彡
今日、出仕されて法廷に臨まれた後は、たとえ気心の知れた人であったとしても、仲間に向かってあれこれと無用なことを言ってはなりません。
原告と被告が召し合わされた時、奉行人がそれぞれの訴状と陳情による申し立てを読み上げますが、その時は何ごとであっても奉行人から尋ねられたこと以外は一言も口にしてはなりません。
的確なアドバイスですねー( ◠‿◠ )
訴状と陳情を読み上げている時、敵の人達が罵って悪言を吐くことがあったとしても、
顔色を変えることなく、荒々しい言葉を口にせず、
穏やかな言葉で話すようにしてください。
はい🦘
また三人に同行したお供や召使いの者に言い聞かせて、敵方のお供や召使いの者たちと言い争いの喧嘩をさせないようにしてください。
はいはい🦒
いや~、何か、感情的な人かと思ったら、
顧問弁護士みたい。
有能なアドバイザーみたいな。
日蓮自身の実体験に基づいてるんやろ🦖
悪口罪で伊豆へ島流しになったらしいでっせ🦕
ほよよー^o^
そんで日蓮は法律を学んだでつ🐹
挑発に乗るなと。
冷静に語りなさいと。
私の友達の友達がですね、
ほよよ?( ・∇・)
突然裁判所から召集状が来たというんですよ。
で、その人がね、私の友達に相談して、
じゃあこれを読んでごらんって、私の本を読ましたらしいんですよ。
そしたらね、
あっ、この手でいけばいいんだなと。
宮城のジジイかいや🦀
うまくやり過ごせたという話を聞きましてね。
自慢かいやー🦑
はい。
次は私の弟分的存在である四条金吾です。
どんだけ~🦞
幕府の実力者北条一族に仕えていた四条金吾は武芸に優れた人物でした。
また医術の心得もあったことから主君の病を治療し、あつい信頼を得ていたため、日蓮の弟子でありながら弾圧されることなく、幕府の中枢にいました。
しかしある日トラブルに巻き込まれます。
彼を妬み、憎しみを抱く者達がデマを流したのです。
ふむふむ🐟
これによって主君から、日蓮の信徒をやめなければ所領を没収すると命じられます。
このことを四条金吾は、すぐに日蓮に知らせました。
おやおや🐠
日蓮は四条金吾に代わって、主君に身の潔白を訴える上申書を代筆。
次のような手紙を添えて送りました。
どうか私にこの状況が来た時は自然な形で終わらせてください。
例えば点滴しても何をしても
バカー🐬
「自分から主君の御内を出て所領を返上するわけには参りません。
しかし主君から召し上げられ御内を出されることは、それは法華経に布施することであり、幸いなことだと思っております」
と声高に言ってください。
くれぐれも奉行人に媚びへつらうような素振りがあってはなりません。
法華経を信仰しているという理由で所領を没収されるのなら、法華経に対する布施になるので、それは幸いなことです。
なんでそうなるぴー?🐇
何も悪いことをしていないのだから、奉行人に媚びへつらってはならないと教えたのです。
今の時代は媚びへつらってもオッケー👍
その二ヶ月後、事態は一変します。
主君が病に倒れ、四条金吾は主君の治療を行うことになります。
これをきっかけに再び信頼を得ることができ、所領を返してもらうこととなったのです。
神通力如是☆
日蓮の手紙必要なくない?🐣
しかし四条金吾は同僚たちの嫉妬を買ってしまいます。
またかよ🐻
心配した日蓮は次のような手紙を送りました。
懲りないおっさんやな🐼
夜はどんなことがあっても、一人で外出してはなりません。
たとえ主君の呼び出しがあっても、まず下人を主君の館に派遣して、呼び出されたことが事実かどうかを内々に確かめてから、腹巻(鎧)を着て、鉢巻きをして、前後左右に人を立たせて出仕し、主君の館の近くで、懇意にしている人の館か、または自分の館かにそれを脱いで置いて参上するべきです。
人が酒をご馳走しようと言ってきても、怪しんで、あるいははっきりと断り、あるいは受け入れてはなりません。
更に次のようにアドバイスします。
どんだけ~🐋
主君のためにも、仏法のためにも、世間における心の在り方も、
立派であった、立派であったと鎌倉の人達の口々に讃えられるようになってください。
キーン⭐️
蔵を満たす財宝よりも、身の財宝の方が勝れています。
身の財よりも、心の財が第一です。
この手紙をご覧になって後は、心の財を積むようにしてください。
自分こそ心の財を積みやがれ👺
そこまでするかなと思ったんですが、いかがですか?🦭
四条金吾に任せてればカッとなってね、
もう猪突猛進型ですから。
このことはもう、客観的な事実を積み重ねて論証するしかない。
今すぐ出す必要はない。
時を待ちなさいと。
まずはですね、四条金吾はその陳情書を書いてるということをね、鎌倉市中にね、噂が広まるのを待っているわけです。
そうすると、
デマが広まると🦢
四条金吾はそんな狼藉なんか働いてないぞという人も出てくるだろうと。
冷静沈着型だぞと🦩
あるいはその話がですね、幕府の中枢に伝わるだろうと。
騒ぎが大きくなればなるほどあなたにとって有利でしょう。
そこにこの陳情書をポンと出したらね、一気に解決するでしょうと。
策士ですねーψ(`∇´)ψ
いや、これは何か、
そのデマに対する対処法として、
デマに対してカッとなって、
「分かった、そんな疑われるんだったらやめてやるよ」ってなっちゃうわけですよね。
でもそれに対して、数人が出してるデマよりも、大人数で「おい、四条金吾ってそんなことやるようなやつか?」みたいな、
おおきなうねりにして包み込むことと同時に、
四条金吾も気持ちよくなるようなかっこいい振る舞いの在り方みないなものをアドバイスしてるじゃないですか。
かっくいい٩(^‿^)۶
どういう言葉を発するのか、
どういう言い口ぶりをするのか、
これは面白いですね。
演出家ですよ。
ボーさんにしておくのはもったいないぴー💩
「酒宴に参加するな」とかありましたけど、
あれもやっぱり性格を見据えて具体的に言っているんですか?🦙
おそらくお酒が好きだったのかな。
なるほど🐐
それともう一つはね、武術の達人ですからしらふでは負けると。
飲ませてからやっちゃえと、いうこともね、日蓮は見抜いてたんだと思いますね。
おそらく酒に弱かったのかな🐏
社会の一員として立派な人になりなさい。
法華経に凝り固まった人間にはなるな。
一番大切なことは心の財。
自分がいることによって周りの人が自信を持つ、希望を持つ。
そういう存在になりなさい。
法華経を実践するということは、
自己がいかに尊い存在なのかということに目覚めることなんです。
自己に目覚めることは他者の尊さにも気づくことですね。
だから他の人のためにも立派な人になって、人のためにも貢献しよう、社会のためにも貢献しようということがですね、法華経が本来意図したことだったわけですね。
日蓮が言い続けたのは、誤解をされても決して恨むな。
誠意を貫けと。
誠意は必ずいつかは通じると。
そうやって信頼を勝ち取っていくと。
南無〜(´-`).。oO
ある兄弟への手紙
武蔵国は多宗派の勢力が強く、日蓮の門徒は厳しく目をつけられていました。
父から兄宗仲は法華経の信仰を捨てなければ勘当し、弟の宗長に家督を譲ると迫られたのです。
四条金吾と同じパターンじゃんか🐷
兄の宗仲は筋金入りの信徒なので、彼の心はびくともしませんでした。
でも弟の方が迷っちゃったんです。
親のいいつけに背いてまで日蓮の信徒であることを貫く必要があるのかって。
ないない🐮
それでこうアドバイスしました。
「あなた方兄弟は仲がいいですね」
はい🐰
このたびの兄上の勘当は残念ですが、父君の希望であるし。
あなたにとっては悪い話ではないので、きっと兄上を離れて家督をお継ぎになることでしょう。
そうなればいよいよ兄上と父君の溝は決定的になりますね。
と痛いところを突いたのです。
やっぱ策士ですね🐯
ペテン師と言って差し支えないでしょう🐶
家督を譲られるのは悪くないけれど法華経も捨て難いと、揺れる弟の心の内を見事に見抜いています。
ボーの思考盗んだでしょう🐤
このあと更に日蓮は手紙を送り続けました。
そして最終的には父は兄の勘当を解き、更に父も日蓮に帰依し、事は円満に終わったのです。
更にどんだけ~🐳
どうすりゃいいんだとかね、この心の中に言葉にならない言葉として魔のささやきがあったと思うんです。
自分でそれを認めたくない。
ところが日蓮はあえてね、その弟の心の中に渦巻いてる、この何をどう考えていいかわかんないところを一つ一つきちっと取り上げて羅列してみせて、
で、それによってですね、何が問題なのか、どうすべきなのかということをあなたは「自分で考えなさい」ということをね、言ってるとこなんです。
キーンΣ(-᷅_-᷄๑)
日蓮はこうしろああしろとは言ってないんですよ。
はあー?∑(゚Д゚)
自分で判断して、というやり方はですね、
もうカウンセラーですね。
まさに心理カウンセラーでつね(๑˃̵ᴗ˂̵)
自分で考えたと見せかけて、実はカウンセラーの思い通りに動かされていく。
現代のカウンセラーも皆さん実践してますよー。
日蓮の門下生でしょうか😹
この時代は封建時代ですね。
君に忠、親に孝が強制されるわけですね。
ということはですね、自己を無くして、自己を無にして主君に徹底して使える、親に従うという時代なんです。
初めての忠〜♪ 君に忠〜♪
自己に目覚めると、それは当然葛藤が生じます。
まあいつの時代にもですね、因習だとか偏見だとか差別だとか先入観などがありますよね。
自己が目覚めていこうとすれば必ず葛藤が起こります。
日蓮はですね、その葛藤をいかに乗り越えて、葛藤をもたらしている社会のあり方に対して反逆的じゃなくて、そこに貢献していく人格を作りなさいと。
自己ってとこがいいですよね。
宗教というものでもなければ、誰か特定のすごい立派な人ってものでもなくて、
そこは自己であるというところが、それはやっぱり無神論者でもそこに異論はないです、はい。
そこがペテンのおもしろいところですね🎃
自己という言葉を使うことであたかも宗教じゃないかのように見せかけることができる。
なので逆に無神論者の方が騙されやすいです、はい🤡
南無妙法蓮華経🍃
蓮華経とは、なんと奇妙な法だろう🍄
な〜む〜🙏