Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/信州から日本海へ

2023-09-24 20:46:24 | 旅行

2023年の記録

息子のところに新米を届けたあと信州を抜け日本海まで散策した時の記録。

 

 

赤いソバの花が咲きほこり、日本蜜蜂の飛び交う風景は、一見の価値がある。

 

 

北関東道、関越道、上信越道、中部縦貫道、一般国道で霧ヶ峰を越え諏訪へ。さらに一山越えて箕輪。その後は、一般国道を北上、白馬を経由して日本海・糸魚川市へ。

 

 

早朝に霧ヶ峰を越えるのは、いつも通り。天気が良ければ、清々しい空気の中、遥か彼方に富士山を望む。

 

 

息子のお嫁ちゃんお薦めの立石公園。映画『君の名は。』の糸守湖のモデルとも言われる諏訪湖全景を眺められる絶景スポット。次は、対岸の西の空が紅く染まる夕方に訪ねたい。

 

 

ヒマラヤ山麓の激烈な気候と痩せた土地で育つ赤そばを見た研究者は、種子を日本に持ち帰った。しかし、気候風土の違う日本では、赤い花を咲かせなかった。その後の何年にも渡る研究の末、日本の風土に合う、赤い花のソバ品種 「高嶺ルビー」 が誕生。「高嶺ルビー2011」は、「もっと赤く」を目標に品種改良を重ねて生まれた。一般の白そばと比べると収量は、約1/3。実際に食べ比べたが、味に差は感じない。つまり、観賞用ってことだ。

 

 

果物をあまり好まない僕だが、硬くて、みずみずしくて、甘いリンゴは好きだ。お気に入りは、「シナノスイート」なのだが、まだ、時季でないとのこと。8月から収穫の始まる早生の「甘い夢」を買ってみた。

 

 

アルプスあづみの公園は、安曇野市、大町市、松川村に広がる総面積353ヘクタールの国営公園。白馬へ向かう途中に敷地外から覗いた。1日掛けて散策したい、次回のお楽しみだ。

 

 

16時前にペンションにチェックインしたあと、日帰り温泉施設・みみずくの湯に行く途中で見た空。

 

 

宿泊したペンションは、犬同伴専用ということでチョイスした。清掃は行き届いているが、建物は古い。僕は、古民家に通じるクラシカルさがあって良いと思うが、評価は別れるかもしれない。

 

 

白馬岩岳を背に黄金色の田圃が広がる。

 

 

国道148号線を外れ、ヒスイ峡へ寄り道。むきだしの岩壁が続く。

 

 

高浪の池、湖畔にキャンプ場があり、ゆったりとした空気が流れていた。

 

 

国道148号線に戻り、国道沿いにあるフォッサマグナ・パークへ。

ご存知の通り、フォッサマグナは、東日本と西日本を分ける境界線。狭く同質な日本と言っても、電気は50Hzと60Hz、餅は四角と丸、トーストは6枚切りと4枚切り、灯油のポリタンクは赤と青、三角形のおにぎりと俵型のおむすび・・・・・・。

 

 

親不知子不知は、断崖と波が険しいため、親は子を、子は親を省みることができない程に険しい道であることから、この名が付いたとされている。断崖が海に迫り、かつては、干潮時の波打ち際を歩く以外に通行の術がなかったことが偲ばれる・

 

 

親不知レンガトンネルは、1907 年(明治 40 年)起工、1912 年(大正元年) 竣工した全長 667.82mの鉄道トンネル(旧北陸本線)。1965 年(昭和 40 年)廃線まで、53年間使用された。

 

 

親不知レンガトンネルに行く前に昼食に寄った道の駅親不知ピアパークのレスト・ピア。大繁盛なのだけど、おばちゃんが1人で調理しているのだが、圧倒的に需要に追いついていない。黙々と調理するおばちゃんを見れば、誰も文句も言わないが、注残は積みあがり、食べ終わった食器が、返却窓口から溢れる。まさに、典型的な飲食店の人手不足を見た気がした。

日陰の屋外テーブルで、愛犬と食べた刺身定食900円は、値段なり、可もなく不可もなくだったけどね。

 

 

【メモ】

クルマで散策に行くときは、基本的に愛犬と一緒だ。彼女もすでに15歳、ヒトで言うと約80歳になる。いつのまにか、おてんば娘が、おばあちゃんになってしまった訳だ。クルマに乗ると、疲れてか、寝息を立てて横になる彼女を見ていると、遠出は負担になるのかな、と考えさせられる。

 

“老化”は、イヌもヒトも、金持ちも貧乏人にも平等に訪れる。もちろん、イヌとヒトは、そのスピードが違うし、金持ちならば、アンチエイジングに大枚をはたくこともできるが、“老化”から逃げても、いずれは捕まる。

 

“老化”は、他人事ではない。いずれ僕自身、大旅行ができなくなる。(大旅行の最中に不慮の事故で即死、遺族には死亡保険金を遺すのが、僕の理想的な死に様なんだけどね。) 国内でも、まだ散策していない県が、8県もある。(三重、和歌山、徳島、岡山、鳥取、島根、山口、宮崎)

 

会社の定年が、65歳に延長された。経済的には、とても恵まれた話で、会社に感謝しなくてはならないのだけど、「65歳の定年を迎えた時に西安から在来線鈍行と路線バスを乗り継いで欧州に行く大旅行ができる体力、気力があるだろうか?」という話をしたら、「それって、20代の若者がやることで、55歳だろうが、65歳だろうが、定年後にやるものじゃない」と一蹴された。(我が社は55~60歳選択定年制だった。) 元アスリートなのに身体を動かすのが嫌いな僕であるが、「西安・欧州~東洋から西洋のグラデーションを確認する旅」実行のためならば、健康維持のランニングでも、筋トレでもするよ。

 

60歳を超えると嘱託契約となり、年収4割減。誰もが知っている優良企業に勤めていた先輩は、「やってられるか!」と言って退職。山小屋のフリーター生活を始めた。もちろん、年収は、4割減どころか、8割減だろうが。

 

 

旅は続く



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2 コメント

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Unknown (marurobo36)
2023-09-25 15:13:11
雄大で気分が良くなる画像のオンパレード 御馳走様でした!!
私の実家のある和歌山 まだ行った事ないんですね。
別に何が有る という所じゃないですが、隣が海なので 魚は 美味しいかもしれません。
機会が有れば ぜひ!!

もういよいよお互いに 定年ですね。給料が減っちゃったら 倅食わせて行けないかも??
という不安と 日々戦っています。。。(泣)
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Unknown (Zhen)
2023-09-25 20:04:22
Maruさんへ

ハイ、和歌山県、行ったことないです。
大阪側からだと関空までなんです。
是非、行きたいと思っています。

ほんとうだったら、いよいよなんですが、書いた通り定年が65歳になったので、6年以上あって、その頃、自分自身も世の中もどうなっていることやら。

僕を喰わせるために親父は60歳過ぎても働いていたのかと、思ったことありました。(実際は、違うみたいだった)

では、また。
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