Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/石垣島

2021-01-13 21:37:44 | 旅行

2019年の記録

南の島の美しさを象徴する紺碧の空、白い雲、そしてエメラルドグリーンの川平湾

 

竹富島から石垣離島ターミナルに戻ったところで、波照間航路の窓口に行ってみる。今のところは、欠航していない、しかし、明日のことはもちろん、今日の午後のことさえわからない。何しろ、波照間航路は、年平均の運航率は約5割、しかも、今、台風が接近している。迷うまでもなく波照間行きを断念。そもそも、波照間島に行くことが目的ではない、波照間ブルーを見たくて行くのだ、台風が接近している時に美しい海が見られる訳がない。

波照間島は、石垣島よりさらに南下する孤島。波照間は、「果てのウルマ(サンゴ礁)」の意。いつか訪問したい。

 

旅行中は、ついつい無理してしまうので、基本はムリしない、安全第一だ。寄りたいところに寄れないのは、また来るきっかけを神が与えてくれたのだと考えるようにしている。

 

レンタカーを借りるために空港まで行く。石垣離島ターミナル近くにもレンタカー店はあるが、圧倒的に空港近くが多く、価格も安い。諸事情を勘案、スマホを駆使した結果である。

 

まずは、「絶対に寄るべき」とアドバイスされていた川平湾に向かう。途中、教会を見つけたので、迷わず立ち寄る。僕は敬虔でないクリスチャンなのだが、宗派を問わずキリスト教会やイスラム・モスクが好きで、その場に行くだけで、心が穏やかになる。

 

石垣キリスト教会、強い日差しで色褪せた赤が、南国の教会らしくて良いと思う。

 

昼食の海鮮丼、リーズナブルで美味しかったが、石垣でサーモンやイクラって、あり?

 

途中で早めの昼食を摂り、迷うことなく川平湾に到着。石垣島の超有名観光地、駐車場もちゃんと有料で、土産店が軒を連ねる。あまり期待せずにビーチに向かう。ウ~ン、確かに美しい。絶景と呼べるか否かは、ひとそれぞれかもしれないが、ここまでお気軽に眺められることを勘案すれば、「絶対に寄るべき」のアドバイスは、あたっている。観光地化される以前に悪路を走るか、カヤックで、ここにたどり着いた人の感動は、想像を絶するものだっただろう。

青い空に白い雲の強いコントラストが、僕の好みだ。画像を処理することなく、PL(偏光)フィルターだけで、鮮やかな写真が撮れた。

 

川平湾を見た後は、道路に沿って北上、気になったところがあれば、クルマを止めて、周辺散策。島の北端を廻って、東海岸を走る国道390号を南下して市街地に戻る。予約した民泊は、空港と市街地の中間点にある。市の中心部には、ホテルや飲食店も多く便利だが、価格は高め、駐車場は別料金とカネが掛かるので、一旦予約したもののキャンセルした。

 

吹通川のマングローブ林は、道路脇にパーキングスペースがあるだけで、まったく観光地化されていない。人影もなく、ひとり静かに休んでいると、蟹か、何かの生物の息づかいが聞こえてくる。

 

玉取﨑展望台からは、東海岸の雄大な風景が眺められる。

 

夕陽を見るために再び西海岸まで走り観音崎灯台へ。2枚目の夕陽に照らされた中央に注目、恋人だろうか?美しいシルエット、偶然の瞬間。

 

予約した民泊は、リニュアルした直後のようで綺麗だった。トイレ、バス、キッチン共同で、オーナー兼管理人の奥さんは、距離感が絶妙な素敵な人だった。洗濯機、乾燥機、キッチンの調味料は無料で使えて、とてもリーズナブル。加えて、クルマで数分のところにドン・キホーテがあり、食材もひと通り買える。溜まっていた衣類をすっかり洗濯、さっぱりした気持ちで東京に戻れることになった。

 

 

旅は続く