Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

重慶の街角から 第4回(重慶)

2020-12-29 00:01:21 | 旅行

2019年の記録

次の目的地・日本へ。僕の旅に“次の目的地”は、あっても終わりはない。

 

重慶で2泊、しっかり休むことができた。空港までは、地下鉄で向かう。荷物が少なければ、時間も正確だし、安いしで、ありがたい。

 

その重慶の地下鉄だが、ホームドアの前にはステンレスのポールが突っ立ている。日本で、このポールがあったら邪魔なだけだが、重慶では魔法のポールだ。というのも、上海などの沿海都市は別にして、地方都市で電車のドアが開くと、我先に乗る客は車内に入ろうとするし、降りる客はホームに降りようとする。日本のように降りる人が先といった暗黙のルールはない。(そんなことを守っていたら乗る前に発車してしまう、前回のエレベータと同じ理屈) 当然、電車の扉付近は、押し合いへし合いになるので、降りれず乗れずだ。そんな訳で、いっそのことポールで、乗り口と降り口を別にしてしまったのだ。(床に乗車と降車と書かれている) こうすると案外みんな従順なのだ。最近でこそ、空港職員や鉄道員に反発する乗客がでてきたが、ちょっと前までは、公安はもちろん役人、空港職員、鉄道員に反抗する人などいなかった。

 

この辺の理屈は、コロナ対策でみんな知っている通りで、自粛でかなりの統制がとれる日本と厳しい規制をしないと統制がとれない海外。しかし、最近、日本の自粛もだいぶ怪しくなってきた。コロナ前から感じていたことだが、日本人が急速に中国人化している気がする。一方、中国でも沿海都市部のホワイトカラーは、確実に日本人化している。

 

朝食は、包子(肉まん、豚まん)2つと煎鶏蚕(目玉焼き)、計7元(約120円)。だいぶ高くなった、むかしは3元くらいかな。それでも、中国製品が安いのは、人件費が安いからで、人件費が安いのは食料が安いから、食料が安いのは、農民の生活水準が低く、収入が低くても生活できるからだ。超簡単に説明すると、中国の農民の辛苦によって中国は大発展したのだ。

 

エッグタルト、都市部のコンビニでは、ふつうに売っている。味は日本と同じで8元ほど、日本の洋菓子屋では、高くて買うことはないが、中国では、思わず買ってしまう。

 

旅は続く