大聖寺実業高校 学校日記

石川県立大聖寺実業高等学校の学校行事や学習活動等についてお伝えしています。

実高ものつくり隊(第4弾)

2020年02月28日 | 学習活動

今度は、「白山自然の家」からのご依頼です。

持ち込まれたのは、味噌づくりに使われる大豆挽きの道具です。(下の写真) 上の投入口から豆を入れ、ハンドルを回すとミンチされた大豆が出てきます。このままだと少量の豆しか投入できないので、たくさんの豆を投入できるようにホッパーを作って欲しいという依頼です。

投入口を広げるために市販の「ネルドリップ(下の左写真)」と「漏斗(下の中写真)」のアイデアが出ましたが、洗いやすさと固定方法を考えて(下の右写真の白色部品)を3Dプリンタで作ってみました。(漏斗の部分も3Dプリンタで作りましたが、造形の条件設定が難しいことと表面を滑らかにすることが難しいことから断念しました。)

  

安定性に欠けたので、漏斗を持ち上げるような部品を3Dプリンタで作り安定させました。(下の写真)この状態で依頼者に検討していただいたところ、見事合格点でした。そして、「白山青年の家」にある他の機械全てに適合するものを作って欲しいとの追加依頼がありました。

これらの豆挽き機は、同じ様な形ですが手込めの鋳造品なのか微妙に大きさが違うことと、だ円のように見える形もそれぞれに違っていて、それを3次元CADで表現することが大変に難しいものでした。でも、使う人(次工程のお客様)の喜ぶ顔を想像しながらの作業は、モチベーションが上がると同時に技量の上達が早いと感じました。中には初心者の生徒もいましたが想像以上に成長しました。これからもいろいろな課題解決に挑戦しますので、いろんな課題をいただけると幸いです。

  

実高ものつくり隊(第3弾)の記事

実高ものつくり隊(第2弾)の記事

実高ものつくり隊(第1弾)の記事


実高ものつくり隊(第3弾)

2020年02月13日 | 学習活動

今度は、加賀市大聖寺にある観光文化施設「蘇梁館」から、老朽化した襖(ふすま)の引き手を3Dプリンタで復元して欲しいとのご依頼がありました。取り組んでくれたのは電子機械科1年生の2人で、2年生で学習する3D-CADを利用して製作しました。

形状の分析→2次元CAD→3次元CAD→CAM→3Dプリンタによる造形と作業を進めました。初めて操作を体験した生徒は、授業の先取り学習として腕を磨くことができると同時に、今後のものづくり活動の可能性が広げることができました。

このように使用目的が明確なものづくり教材は、学習意欲が高まり技術が早く身に付きます。これからも実践的な課題を解決しながら技術向上ができると良いと考えています。

後日、蘇梁館を訪問しサイズとデザインの確認しましたが、違和感なくマッチしていました。皆さんも蘇梁館を訪れて3Dプリンタで作られた2つの引き手を探してみてください。(右端の写真がヒントです。)なお、入館料は無料です。

    

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実高ものつくり隊(第2弾)

実高ものつくり隊(第1弾)


実高ものつくり隊(第2弾)

2020年02月06日 | 学習活動
片山津中学校からの実践的な課題
片山津中学校から生徒用の椅子17脚、机1個、卓球台3台の修理依頼があり持ち込まれました。
何れも普通に使っていて溶接部が外れて使うには危険な状況でした。
そこで業者なら簡単に修理してもらえると考えて見積もりを出したそうです。
ところが、見積額を見て断念したそうです。これに限らず修理するより新しく買った方が金銭的にお得な場合があります。
そこで、ものつくり隊の登場です。有志3人(1年生)が名乗り出てチャレンジしてくれました。
本校の場合、溶接の授業は2年生から始まるので彼らにとっては初めての体験です。しかし、数か所溶接したころには初めてとは思えないほどの技術が身に付き、17脚の椅子は1日程度で溶接は完了しました。その後、溶接部に塗装を2日間かけて施し完成しました。
その後は、卓球台・机と次々に修理が進みました。
このように、使用目的がはっきりとした教材は、使うお客様のことを考えて作業が進むので、より一層の技術向上が見込まれます。素晴らしい教材を与えてくださり有難うございました。   

実高ものつくり隊(第1弾)


実高ものつくり隊(第1弾)

2019年07月06日 | 学習活動

「学校で学んだ技術を生かして地域貢献」

この取組みは、授業の一環として実習や部活動を通して培った技術を応用し、地域貢献をするものです。第1弾として、加賀市立三木小学校のご要望に応えて「スロープ」を製作し、7/5(金)に寄贈しました。

5/30(木)に計測に出向いたところ、段差が約90mmあり、左右で10mm程度の高さのずれがあることが判明しました。そのずれをうまく微調整しながら製作しました。

     

関わった生徒は電子機械科1年生のフレッシュマンたちで、三木小学校へは何度かお邪魔をして完成させました。スロープを設置した箇所は廊下から体育館に入る所で、いろいろなものの搬入搬出ばかりでなく、地域の行事で車いすの方が使われるとお聞きしました。

末永く使っていただけると嬉しいです。なお、第2弾の課題をお待ちしております。


休日返上で技能検定に挑戦

2019年06月24日 | 学習活動

6月15日(土)16日(日)に休日返上で、

本校において機械加工技能士と機械検査技能士の検定試験がありました。

作業名は普通旋盤作業3級、数値制御旋盤作業3級、フライス盤3級、機械検査3級です。

与えられた時間内で課題に取り組み、各種技能の技術レベルを検定します。

この後は7月15日の学科試験にも挑戦し、実技と学科ともに合格すると技能士に認定されます。

発表は8月30日になります。祈願!全員合格!

 

   

 普通旋盤3級   数値制御旋盤3級  フライス盤3級   機械検査3級

 


非行防止教室

2017年05月31日 | 学習活動

5月31日

大聖寺警察署 生活安全課 少年係 巡査長 寺井様 、

石川県教育委員会学校指導課主任指導主事 藤崎様 を講師にお招きして

1年生全員を対象とした非行防止教室が開かれました。

SNSについての注意点や、護身術なども実演していただきました。

また、言葉についてどのように相手に受け取られるかとの話もあり、

相手のことも考えた発言や情報の発信をしていってほしいと思います。


GW人材育成

2017年05月06日 | 学習活動

5月6日(土)

加賀市人材育成事業で、ものづくりマイスタの横山さんを講師にお迎えして

技能検定(数値制御旋盤3級)の技能指導を行っていただきました。

受講者は電子機械科3年のH君です。

6月24日の実技試験に向け猛勉強中です。

がんばれ、大聖寺実業生。


「有権者になるということ」(1年学年集会)

2016年03月06日 | 学習活動

3月2日(水曜日)6限目、「主権者教育」を目的とする1年学年集会が

開催されました。

昨年6月の公職選挙法の一部改正に伴い、選挙権を有する者の年齢が

満18才以上に引き下げられ、今年6月19日以降に行われる国政選挙や

地方議会選挙・首長選挙等において、高校生の一部が選挙権を持つことに

なりました。本校としましても、政治について重要な役割を持つ選挙等に

参加する権利を持つ実高生に、これまで以上に充実した「主権者教育」を

展開していきたいと考えております。

この日は、1年生118人がみんなで、総務省・文部科学省発行の副読本

『私たちが拓く日本の未来』を使用して、「有権者になるということ」の

意味について考えました。

これからの日本の民主政治に必要なのは、若者の力です。実高生には政治に

関心をもち、積極的に政治に参加する主権者になってほしいと思います。


「石川県の加賀市に行ってみよう!」

2016年02月22日 | 学習活動

今日は、情報ビジネス科3年生が、課題研究で3年前に、

「地元加賀市を盛り上げよう!!」という目的で制作した

動画「石川県の加賀市に行ってみよう!」をご紹介します。

「YouTube」に投稿以来、すでに1万人近い方々にご視聴いた

だいている自信作です。皆さんも、一度ご覧ください!!


科学する楽しさ!!(2年物理基礎「電磁誘導」の実験授業より)

2016年02月19日 | 学習活動

皆さん、「電磁誘導」ってご存知ですか?「独学の天才」と呼ばれ、

困難を乗り越え、科学を一般庶民へと誘ったマイケル・ファラデー

(英・1791-1867)が、長年の実験により発見した「コイルに

棒磁石を出入りさせることで電流が生じる」という原理のことです。

2月17日(水曜日)4限目、電子機械科21Hの生徒たちは、「物理基礎」の

時間に実験装置を使って、「電磁誘導」の謎について学習しました。

授業担当は、大ベテランのN先生。実験を行いながら、「右ねじの法則を学び、

電流による磁界について理解を進める」授業が行われました。

生徒は実験しながら、「何で?」と気付いたことを、N先生に次々と質問します。

電磁誘導のしくみを、磁石を取り付けた振り子と、銅・アルミ・ステンレスなどの

金属板の関係からも確かめることができます」

「IH調理器は、電磁誘導の原理を利用して電流を流し、発熱させる代表例です」

など、とってもわかりやすい説明に、生徒の理解は深まります。あっという間の1時間。

生徒たちの心には、科学する楽しさが一杯蓄積されたことでしょう!! 


危険物取扱者試験(乙種第4類)を受験!!

2016年02月16日 | 学習活動

2月13日(土曜日)午前10時より、本校工業棟教室を会場として、

「危険物取扱者試験」が実施され、電子機械科1年生18人が

乙種第4類を受験しました。

←昨年度の様子

危険物取扱者乙種第4類免状を取得すると、ガソリンスタンドで

ガソリン、灯油、軽油等が扱えるようになるため、多くの人々が受験します。

今回受験した1年生18人は、1月以降、8時から30分間の朝学習、

15時30分~17時までの放課後学習に必死に取り組んできました。

今回受験した18人が猛勉強の成果を発揮して、全員合格することを

祈っています!!


日商簿記2級対策講座!!

2016年02月13日 | 学習活動

2月11日(祝)10時~15時30分、商業棟3階・23H教室に

おいて、日商簿記2級対策を目的とした「情報ビジネス科特別講習

が開催され、情報ビジネス科2年生21人が参加しました。参加者はみな、

電卓を手に簿記の演習に集中です

 

本校では、日商簿記2級合格を目指す生徒を支援するために、

8年前からこの講座を行っており、講師は、京都の「京都IT会計法律

専門学校」よりお招きしております。

日商簿記2級では、企業における経理担当者として必要な高校程度の

商業簿記および工業簿記関する知識を問われます。合格すると、

大学給費生(授業料が免除される)などの特典が受けられる場合もあり、

推薦入学やAO入試の際に、考慮される資格としても扱われます。

対策講座は、13日・20日にも行われ、生徒は2月28日(日曜日)の

受験日に備えます。参加者全員の合格を願っています!!


日曜日も勉強です!!(全商商業経済検定)

2016年02月08日 | 学習活動

2月7日(日曜日)の朝です。昨晩からの雪で、

学校正面玄関前の植え込みは白く雪化粧。しかし寒い中、

実高生は日曜日にもかかわらず、今日も勉強です。

この日、情報ビジネス科の生徒たちは、全国商業高等学校長協会

商業経済検定の受験日。1~3年生が、それぞれ「ビジネス基礎

マーケティング」「経済活動と法」の科目に挑戦しました。

みんな、合格目指して頑張ってね!!

さて、今週2月10日(水曜日)には、大聖寺敷地町・菅生石部神社の

奇祭「御願神事」が行われ、竹を割る男たちの勇壮な姿を見ることができます。

今頃、地元の敷地町や岡町では準備に追われていることでしょう。そして当日は

県内外の多くの皆さんが見学にいらっしゃることでしょうね!!


後輩に学習の成果を伝授!!(電子機械科課題研究)

2016年02月07日 | 学習活動

2月4日(木曜日)の4限目、電子機械科2年生80人は、

3年生の3グループが1年間取り組んだ課題研究の発表を聞き、

4月から自分たちが研究するテーマ選定の参考にしました。

発表されたのは、

(1)「マイコンカーの製作」・・・ライントレースカーで競われるマイコンカー

ラリーに出場するため、マイコンカーを製作した。特に軽量化にこだわって

製作し、北信越大会に出場した。

(2)「2級旋盤とロボレーブ大会」・・・2級技能士旋盤検定を受験、および

ロボレーブ大会へ出場した。

(3)「未来人プロジェクト」・・・受注した看板のCAD図面を作成し、レーザー

加工機を使用して看板を製作する。

の3つ。先輩から後輩へ学ぶことの楽しさを伝授しました。

電子機械科2年生のみんな、今度はあなたたちの番。しっかり頑張ってね!!


情報ビジネス科課題研究発表会

2016年02月05日 | 学習活動

2月2日(火曜日)5限目に、情報ビジネス科3年の

課題研究発表会が開催され、5つの研究グループが、

1・2年生を前に研究発表を行いました。

発表されたテーマは、

1.VBAストーリー 

2.プログラミングコンテストに参加して

3.プロジェクションマッピング

4.商品開発「ひとくちばうむ」

5.大実えんぴつプロジェクト の5つです。

1・2年生は、3年生の先輩の発表を真剣に聞きながら、

発表態度やプレゼンテーションの方法について学びました。

そして2月15日(月) 14時15分より、こまつ芸術劇場うららで行われる

石川県商業生徒発表会」には、学校代表として 「大実えんぴつプロジェクト

グループが参加します。皆さんのご声援よろしくお願いします。