麻純ちゃんと初めて会ったのはいつの事だったか。曽根のアレサでのイベントだった。あ、これね。まだコロナ禍の2021年だったな。その後、アレサの右京くんのイベントで、彼女のステージを見せて貰ったこともあった。その麻純ちゃんから、このイベントのお誘いがあった。

前日がねいろかふぇのライブだったのだが、エリアも違うのでいいか、と思いお受けした。当日、阪急十三から同じ車両に乗り、西宮北口から神戸三宮まで私の隣にタレントの松村邦洋さんが座ったことはまた別の話。
ちょうど当日は南京町の春節祭だった。
ちょうど当日は南京町の春節祭だった。

始まる前だったので、人出は少なかったけど、

ガードマンさんの数が半端なかった。

南京町を通り抜けて到着したのがこの日の会場、カフェ・ド・ジェーム

朝喫茶というだけあって、10時からはモーニング、12時からはランチという形になっているらしい。厨房ではシェフのさっちゃんが働いてた。
お店の中はとてもすてきなしつらえだった。ウッドベースもあるんや。

客席はこんな感じ。

これも客席

準備の様子を観察し、そろそろお客さまが入店される頃、私たちもおとなしく座ってた。メニューはこんなの。

ここは、阪神淡路大震災にも、コロナ禍にも負けずに残った名店百選に選ばれた老舗店で、麻純ちゃんは間借り喫茶をやっている。なので、このメニューは間借り喫茶独自のメニューらしい。相方は、「アルコールないんかな」って言うてたけど、実はあったようだ。

11時過ぎから、まずは麻純ちゃんのステージが始まった。お店の常連さんの中には彼女のコアなファンもいるようで、羨ましい限り。

麻純ちゃんは、関西フォークが好きとのこと。カバーもなかなか渋い。この日は、清志郎の『デイドリームビリーバー』、ハンバートハンバートの『ぼくのお日さま』

なんと!私のソロのレパートリー、加藤登紀子の『時には昔の話を』(彼女はこの曲を歌ってる人を他に知らないと言っていた。)、そしてさらに高田渡の『鉱夫の祈り』

実は、麻純ちゃんにちょっと寄せたセットリストで、デイジーヒルもこの曲をやることになっていた。しかも日本語で。なので、そのことを言うと、麻純ちゃんは「え?ほな曲変えましょか?」って言ってくれたのだが、「いや、それはアカン、このままやって。同じ曲やるのもおもしろいやん、絶対同じにはなれへんのやし。」と言って歌ってもらったのだ。

その後は、また高田渡『生活の柄』と笠木徹『海に向かって』を続けて。って同じ曲やん。

オリジナルも持っている麻純ちゃん。『クリームシチュー』という曲も。そして、最後は『なんとなくなんとなく』これはスパイダース、懐かしい。

麻純ちゃんが終わって、席を立つお客さまもあったので、これは皆さん帰っちゃうんじゃないか、とドキドキしたが、ほぼ残ってくださって、デイジーヒルのお友だちも、神戸だったら、と来てくださった方があったので、楽しく2セットやらせていただいた。
写真は麻純ちゃんと、お客さまからいただいたもの。

1st
1.Forever Upside Down
2.Wishing Well Blues
3.星空
4.Don't Neglect The Rose
5.Tennessee Waltz
6.ルンバ3連発
ちょっと時間があまりそうなので1曲足した。

2nd
1.Ashokan Farewell
2.Don't Wake Me Till It's Over
3.I Hear A Sweet Voice Calling
4.鉱夫の祈り
5.The Water Is Wide
6.West Virginia, My Home
7.人生の扉


この店は本当に人気があるようで、お店の定休日である日曜の夜にも、借り切ってライブをする人がいるらしい。なので、2時に終わってからさっさと撤収しないといけないとのこと。賄いをいただいたら撤収!なので、来てくれていたぽっとでいじーゆきさんご一行とゆっくりお喋りすることができなかったのは残念だったがしかたないな。

あれこれとっ散らかって、いろいろやらかしたけど、全体的にはとても楽しい一日だった。投げ銭もいっぱいいただいた。ふだんのデイジーヒルの曲も入れつつ、ちょっと麻純ちゃんの好みにも寄せられたかな、そうだったら嬉しいな。
帰りも南京町を通り、でも今度は人が多すぎて何も見ることができず、何も買わずに帰った。


あ、パンフレットだけは貰って帰ったんだった。

麻純ちゃん、誘ってくれてありがとう。そしてさっちゃん、おいしい賄いほんとにごちそうさま!