実は、なんとなく耳にしていたというレベルで、自分は詳細はよく知らなかった。聞けば岐阜のソウルフードとまで言う方もいるとかっ？自分が知ったきっかけはその天ぷら中華が絶滅の危機にあるとのこと・・・なんでぇ？なんだかよくわからんが絶体絶命に追い込まれているご当地グルメだ。食っておかないと！急げぇ〜！
実は、噂の天ぷら中華を提供する店は市内にいっぱいあったらしいが今や激減。ようやく探し出したのが岐阜一の繁華街・柳ヶ瀬にある「大福屋」だ。
あれっ、店先の看板にその名はないし、店内のメニューにもない？うそっないのぉ〜？とりあえず、店のおばあちゃんに「天ぷら中華あります？」っと聞けば、あっさりそのままオーダー成功。えっ、もしかして裏メニュー？
そして、登場してきたのが、これっ！じゃ〜ん、これが「天ぷら中華」だ！
なるほど、その名の通り中華そばに海老天がガツンと乗っている。確かに、この身近な組み合わせ・・・ありそうで見ない。結構立派な海老天だぞ。早速ひと口。おぉ〜太い。この際に衣が落ちていき、雰囲気はたぬき蕎麦のようになっていく。
肝心のスープはまさに和！出汁の効いた蕎麦の麺つゆベースのような味わい。想像した通りの味だ。やっぱり濃い！うどんが入っていたらモロに関西人苦手なタイプのやつだ。関東人の自分的にはこれはこれでいいんだけどねぇ〜。そしてちぢれ細麺も平凡だけどあっている。驚いたのが焼豚だ。結構ぶ厚くて本格的！
最後に天かすが浮き、モロにたぬきラーメン化。これっ想像以上にいいよ。ラーメン自身は決して優れているとは正直思わないが、海老天入るだけでなんだかいきなり個性を持ち始める。何よりツボは麺つゆのようなスープだ。この出汁の効いた濃厚スープは何故か懐かしい・・・これはこれで有りだ。
しかし、店先は昭和の雰囲気、店内は今時のカフェみたい？店内は思いっきり期待外れ？もっとレトロ感欲しかったのが本音？
実は、各店に天ぷらを提供していたのは全て「伊藤天ぷら屋」で、そこが廃業したせいで天ぷら中華は絶滅危惧種になってしまったとのこと・・・おいおい、どこも自前じゃなかったの？確かにどこも同じ天ぷらってのもソウルフード的には同味でありかぁ〜？でも、こんな県庁所在都市でどこか代替店ないの？
たまにノスタルジック気分を味わうって重要だよ。ぜひ、守って欲しいものだ。
よしっ、天ぷら中華野はしごだ！次行くぞぉ〜！
岐阜のソールフード「天ぷら中華」はしご喰いへ！② 2軒目は「麺屋志のだや」 →
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