フランスの名靴・・パラブーツ・・問題点

　パラブーツの踵、取れません？

　パラブーツ、特にシャンボードに使われているTEXソール。中底のコルクの代わりのゴムの突起、クッションが良くて減り難い。

　当店でももう１４年程取り扱っております、

　良く出来たソールだと思いました、ですから修理の時に同じ材料が欲しいので、パラブーツから取り寄せております、修理したら履き心地が変わるといけないので。

　でもここ４,５年なのですが、TEXソールだけですが、時々ヒール部分・踵の部分ですが、接着剤が劣化して剥がれるヒールが出てきました。

　非常に残念です、革も良くソールも対磨耗性に優れて、修理しながら何年も履けるのに、実際１０年履いている方も当店の顧客さんには多いです。パラブーツには機会が有る度に伝えてます、返答は「フランスでは起きてい無い、日本の高温多湿の気候のせいである？」

　良く見て下さい、本来ゴムの材料は表面をヤスリ等で傷を付け、接着剤の密着性を高めるものです、削ってません！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　聞くところに拠ると、欧米では薬品を使い表面処理をするそうです、ですから日本の風土では接着剤が早く劣化するのでしょう？

　その点が不満です、とても履きやすく丈夫で永く履ける靴なのに、之だけで嫌いに成る人が居ります、モッタイ無いです。他のソールでは今の所出てません。

　当店では販売する時に事情をご説明しまして、「踵の部分に線が見えて来ましたら残念ですが、剥がれると思います、早くお持ち下さい、当店で修理を致します。」とお伝えして、販売しております。

　この様に不備不良も有りますが、靴としては良い靴です。嫌いに成らないで下さい、接着剤の部分を除けば丈夫で履きやすい靴ですから。とても好きな靴の一つです。

　当店で販売しました靴は販売責任が有りますので、無料でお直ししてます、残念ながら当店で販売して無い靴は有料に成ります。