すっかり寒くなりました。皆様如何お過ごしでございますか?またまた更新を忘れておりました。申し訳ございません。
現場もぐっと寒くなってまいりましたが、大工さん達は張り切ってお仕事でございます。紀の川市のS様家。
上の写真でもあるように階段をかけております
弊社の階段は既成品ではなく、手づくりの無垢の階段。足心地のよい無垢板と、上りやすい勾配、
また美しく見えるように細部の納まり(デザイン)も気を配っております。
若手大工の坂本くんと大ベテラン大工の津本さん。階段を造ってくれたのは津本さん(右側)。これは階段板をつくっているところ。一枚一枚作られた板が現場ではめ込まれ施工されて、
完成。先程も述べましたが一段の上がる寸法と踏む板の幅(つまり勾配)とか、廻る部分のナナメ具合とか、板の滑り止めの工夫とか、今までの経験を盛り込んで色々な工夫が詰まった階段です。弊社は既成品の階段ではないから、この辺は全て自社の工夫。
その中でも特に階段勾配は色々な体験を経て自社の寸法ができています。その寸法は…
ナイショ。。
そして、先程の写真。坂本君が拵えていたのは、
上がり框。
玄関土間から床に上がる部分につく木の部材のことです。ここは玄関すぐの顔ともいえる部分にあることもあって、普通「銘木」という、厳選された美しい木が使われます。
もちろん、昨今はここも木目シートや合板が張られたものを使うのがほとんどで「無垢材」などは使いませんが、弊社は全て無垢。
だって玄関先ですしね〜。それに今実は無垢って、皆様思ってるほど高くないんですね。だから値段で使わないのではなくて、無垢の上がり框を施工できる大工さんが居ないから。の方が大きいんじゃないかと思いますね。
ちなみに、こちらのお家は「タモ」という木。何度も調整し(削り)付けてを繰り返し
はい入りました。手前の部分で少し削り取られている部分がありますが、ここにまた違う無垢材がくまれてくるんですね。
それと手前の木材に書いている数字と計算の跡が面白いですね〜
そうそう、上がり框の寸法や、玄関土間から床までの高さも、色々な体験を経て弊社の寸法が決まっております。(座りやすい、靴が脱ぎやすい)
そう。
その寸法は……
ひみつ。
いやいや、見学会などで実際図ってみてください。
色々な寸法。弊社の家づくりの場合、なんとなく決まっているものは実はほとんどなくて、全部意味があるんですね〜。
そんな話はまた今度。
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