だんだんこういう時代になるんですかね〜

ちょいと前のお話、ある建築会社さんから「堀商店のレバーハンドル」を発注したいんだけど。との電話が。。

堀商店というのは質もデザインも素晴らしくて、ちょいと昔からほとんど商品が変わっていないという、建築金物（ハンドル・鍵・丁番など）の横綱メーカーです。

うちは、結構昔から付き合いがありまして、定期的にちょこちょこと買っていて、お互い信頼関係もあるから直接卸してもらっておるんですが、、

そういう事をやってる工務店や建築会社はそんにありませんから、普通は建築金物の卸問屋に注文するわけ。和歌山や南大阪でそういうことをやっていた会社がなくなってしまったのでしょうか？初めの建築会社さんは、建築家に指定されたものの入れられなくて困っていた所、うちの存在を教えてもらったようです。

だけど、うちも卸問屋でありませんから、中に入って商売などできませんので、大阪の金物問屋さんなどに問い合わすことをお勧めしたわけです。

さて、こういのは特殊な例だけど、今や水廻りの商品やエアコン等が、お客様がネットで仕入れられちゃう時代になってまいりました。そりゃ、ネットでやってる所は（建築設備品に限るけど）在庫も抱えなくてよいし、人も卸屋さんに比べると雇わなくて良いし、倉庫も要らないし、あと諸々の理由で安くなるのは当たり前。

だけど、これから造るもらいざ知らず、実際同じものなら、安いほうが良いと思うのは当たり前の心しょう。

もちろん、ネットでお客様が仕入れる危険や、上手くいかない事、保証の問題などあります。それをカバーしているのが、今までの問屋さんだから、どちらを取るかはお客様次第だろうと思います。

なんて話があっちこっちに飛びますが、

うちが色々苦労して直接分けていただけるのが、先ほどのレバーハンドルに続き、

こんな照明達。

メーカーは違いますが、

 

こんなのもそう。

ここらの物はネットで検索してもうちの方が安い。（とは言っても物だけを、お客様以外の方に売ることはできませんが）

そう見ると、ネットショップの値段体系というのも、大体想像できますね。

それから、

 

こんな変わった職人さん手づくりの和紙もそうですね。

何だか言ってる事が取り留めも無くなってきましたが、今までと同じ様に気軽に良い物を入れるというのが（特に和歌山などの地方都市では）段々難しくなってくるのかもしれません。

だけど、そういうものの中には変わりのない物がたくさんあるから、これからもきっちりとお客様に説明して使っていきたい、そして微力でも文化とも言えるそういうものを守っていきたいなと思います。

けれども、今まで知ることが出来なかった良い物が、大きくはネットのおかげで簡単に仕入れるようになっている事は、逆にとても良いこと。（だって、例えば、今まではなかなか東北の工芸品的なものは、関西の建築のルートには乗ってきませんからね）

そういう所にもアンテナを張って、だけどアナログな付き合いも大切にしながら、頑張ってまいります〜。

ではでは皆様良い週末を！！

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」　大彦（株）