ちょっと時間があいちゃってすいません。前回の続き。
田辺の山長さんを出て1時間ちょっとで、湯の峰温泉へ。由緒正しいこちらの歴史や文化などはググっていただくとして、こちらに今回お邪魔したのはT様家のお家が完成したから。そして大変ありがたいことにその打ち上げで呼んでいただいたわけです。
湯の峰温泉でお仕事をされているT様(でないと、こういう所にお家は建てれません)から初めてご相談を受けたのは一昨年の秋。非常に光栄なことでしたし、とても魅力的なお話だったのですが、弊社の大工さん達が毎日2時間30分かけて通うことは難しかったので、泣く泣くご辞退させていただいて、和歌山南部勝浦の素晴らしいつくり手清水工務店さんをご紹介させていただいたわけです。
それからしばらくして、「やはり設計だけでも!」という大変有り難いお言葉を頂戴し、清水工務店さんにも承知していただいて、設計をさせていただいたわけです。ただ設計事務所さんのように設計は全て弊社、施工は清水工務店さん!というわけではなく、工務店同士の協働のような形で、基本設計は弊社、さらにそこから一歩踏み込んだ設計は清水工務店様という形になりましたので、ほとんど清水工務店様の仕事といっていいと思います。(口幅ったいですが、設計的にも力量のある工務店同士ならこういう協働の形ができて、非常に面白いし、そしてリーズナブルにできます。ただ裏表なく付き合える工務店同士でなければ無理でしょうが)
打ち上げ場所はT様の「あづまや」さん。江戸中期から続き、皇室の方をはじめ著名な方も多数泊まられている由緒正しい旅館です。
風情あふれる玄関。
宿泊させていただいたのはケヤキの間。こちらの旅館は部屋名が木の名前で、その木が使われた床の間になっているという粋な趣向。
ケヤキの床の間。素晴らしいですね〜。
縁側からの眺め。
職業病ですが、建物の細部に目がいって仕方がないわけですが、細部まで当然素晴らしい仕事。建てられてそして維持していかれている工務店さんは凄いですね〜。
照明なども素敵でした。参考になる所がたくさんでした。
美味しいお食事とお酒。そして楽しいお話。お客様ご家族と清水工務店さんとのいつまでも続いてほしいようなとても素晴らしい時間でした。
その後、これまた温泉通にはとても有名な最高の泉質の温泉を楽しませていただいて、深夜まで清水さんとの建築談義にも花を咲かせて、翌日朝早くに帰途につきました。
朝の幻想的な風景の中のT様家。
朝早くにも関わらず、私の帰るのをまっていただいてお家の中に招いてくださったT様。
どうです。この素敵な誂え。最高でしょ〜。こんなに大切にしていただくと「つくり手冥利」につきますね〜。
また他の完成写真は清水さんにいただくとして、ひとまずこれで終了。
湯の峰温泉にはまた必ずお邪魔します。今度は家族を連れてゆっくり温泉を楽しみたいですね〜。その際には、またお家に会えるのを楽しみにして。
T様、清水工務店様、誠にありがとうございました!!
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