(2007年)3月30日に退院した私は、これで病気は終わったという気持ちになりました。入院中もどこか痛いわけでもなく、久しぶりに2週間の休養が取れたというくらいの感じで、入院はちょっとおおげさだったのではないかと思ったくらいでした。
それで、退院したその日、久しぶりに解放された気分になり、春の香りが気持ちよく、自宅の周りを自転車に乗って1キロメートルくらいではないかと思うのですが、ぶらぶらしたのです。ちょっとした坂も自転車をおりることなく元気に(?)登りきりました。(あとで、思うと、何とばかなことをしたんだろうと思うのですが)
ところが、翌朝、全身筋肉痛で痛く体も重いような感じがありました。少しずつ良くなるだろうと思っていたら、翌日になっても、全く快復する様子がなく、体も熱っぽくなり、これはまずいということになりました。その後、2、3日、体は全く快復せず、全身が疲労したまま、熱が高くなり、妻に進められて、病院に行き、そのあと、久しぶりに事務所に出て少し仕事をしました。
しかし、その翌日、ますます体は重く、筋肉疲労の固まりのようになり、熱も38度を越え、二日連続で病院に行き、そのまま入院となりました。入院直後、熱が39度くらいまで上がり、高熱からくる激しい頭痛もあり、なぜか歯茎がずきずきと痛みダウン状態でした。入院した翌日には、腰に全く力が入らず、左足の膝が僅かに曲がった状態で硬直して曲げ伸ばしが全くできない状態でした。この腰と膝の症状で、数日間ベッドから自力で降りられず、夜間生まれて初めて尿瓶というものを使いました。
こうした症状と潰瘍性大腸炎とがどう関係するのか今でもわかりません。ただ、直感的には、最初の入院のときから使っていたペンタサが原因ではなかろうかと思いました。普通なら、疲労があれば、それを快復させる力が人間には内在しているのですが、ペンタサがその快復させる力を完全に阻害しているのではないかと(なお、これは全くの私見です)。
その後、ようやく熱も下がり、腰や膝も良くなったのですが、やめていたペンタサを再開すると、すぐに歯茎が痛み始め、痛みが鼻の方へ、そして眉間の少し下まで移って行き良くならないので、ペンタサをやめてみたところこれらの症状がスーッと消えました。さらにその後、ペンタサに挑戦しましたが、激しい肩こりがどうしても治らず、ペンタサをやめるとスーット治るということがあり、ペンタサは自分とは相性が悪いということで、使わないことになりました。
なお、本体の潰瘍性大腸炎については、内視鏡の結果、以前よりも直腸付近で潰瘍がひどくなっているのがわかりました。もともと出血はそれほどではなかったのですが、その後ステロイドでほとんど出血もなくなり5月末日で退院となりました。
最初の高熱による頭痛以外は、激しい歯茎等の痛み(さらに、鼻から眉間の下までの痛み)、腰や膝の硬直等、大腸とは直接関係のない症状が中心の入院でしたが、これらは潰瘍性大腸炎の合併症なのかもしれませんが、むしろペンタサの副作用ではないかという印象を持っています。
5月31日、ヤレヤレという気持ちで退院しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます