帰国命令が下り、滞在があと3ヶ月もない頃にチケットが送られてきました。
帰国用の航空券の引換券ですね。
一緒にいた中の一人が、貰ってそうそうその引換券を無くすという事態に。
実際はその引換券自体が連携されていて、最悪誰か一人が持っていれば全員分の引き換えが出来るようになってはいましたが、みんなここで一泡吹かせようという空気になり…
初海外、全てが初めての彼には
やばいじゃん。ないと帰れないしここに住んで働いて航空券買うしかないよ。
と、口を揃えて言っていました。
彼も最初は、マジかーじゃあそうするかーなど余裕でしたが
帰国日が着々と近づく中、その余裕もだんだん減り焦りに変わっていきます。
当然現地の人たちもグルになっています。
彼はきっと帰国日までには誰かしらがうまくしてくれる的な考えを持っていたみたいですが
あくまでスルー。
そしてあと、一週間もない頃になると毎日がため息。
みんなにお金貸して!帰国させて!と懇願していますが、みんなもう滞在長いからお金ないよー(事実)と、彼を突き放します 笑
毎日現地の人に、家借りるまで住まわせてくれとか、仕事は頼むよとか焦ってるのを見て、影で笑ってたみんなw
そして、当日空港に向かう日に彼は決心したのか、みんな今までありがとう、俺頑張って帰国するから!とか面白いこと言ってましたが
みんなは笑いをこらえて、空港まで見送りしてくれないの?など結構残酷なこと言ってましたが、それもまた面白くて、影で爆笑してました。
そこに至るまで、どこにもかかってないガラケーで日本と連絡するフリしたり、彼の目の前で現地の人がそれっぽいとこ行ってチケットのこと聞くフリしたり(現地の人が自分の旅行の予約しただけ)。あの手この手で最終日までビビらせていました。
空港に向かう1〜2時間前に、空港まで行けばなんとかなるかもしれないから、見送りのとき一応荷物は持ってきたほうがいいんじゃないかといい、当の本人は帰れないとわかっていても荷物をまとめ肩を落としてる姿にまた爆笑。
空港まで乗る車の中でも、あり金全て置いてってくれとか、日本ついたら金送ってくれとかホントに信じてて、車の中で笑いをこらえて空港に着きます。
空港で、代表者が無事全員分のチケットを引き換え、私達のところに戻ってきて、彼以外の人間にチケットを渡します。
なんとかならなかったと感じた彼はもう泣く寸前。明日からみんないないのかーとか、ホントに日本ついたら頼むよとか、ガチモード。
帰れないならもう帰ろう!と、現地の人もノリノリで演技してて笑えました。
そして搭乗まで数分のとこで
あ!と、チケット一枚余った封筒を見せると、
肩を落としてた彼は、喜びに満ちた顔一瞬して怒りに変わったらしく、みんなを怒っていましたが現地の人も含め、みんなはただ大爆笑。
無事に帰国しましたとさ。
ビザやチケットは大切に保管しましょう。
ちなみにこのやられてる彼は、ほほーう。予想通りじゃないか。の記事で出てくる人間の、片方の方です。
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