この時期になると何故かイルミネーション増えますね
キレイなんだから一年中やって欲しい気はするけど…
話はここからです
あちらこちらイルミネーションのイベントやりますが、私も若い頃は当時の彼女とよく見に行ったもんだ。
まだLEDなんて無くて、豆電球の光を見にわざわざ遠くまで行ったなぁ 笑
LEDが出る前から、家にイルミネーション飾り付けてる海外の家の様なキレイなおうちありましたねー、近所にも。
LEDが出てからは、イベントも家庭の飾りも派手になりどんどんキレイになっていきましたね。
今の妻とも何回か見に行きましたが…
まだ付き合いも浅く、昼間しか妻の家に行ったことなかった当時、冬になりイルミネーションチラホラ見に行った帰りに車でいつも通り送った時。
妻が「うちのお父さんも冬になるとやるんだよ」だそう。
へぇーそんな感じには見えないのにね…
家に着くと、真っ暗な中チラチラ光る妻の家の前の木。
LED全盛の中、豆球20個位の寂しいイルミネーション。
見た瞬間思わず笑えましたが、ずーっと妻が子供の頃からやっていた話を聞き、歴史を感じた。
どんなキレイなイルミネーションよりも、妻には心に響いてるイルミネーション。
それを知ってから、結婚してからも冬にその寂しいイルミネーションを見るのが楽しみになってた私。
毎年年末年始に行くときに、今年もいつも通りかなーと楽しみに行く。
子供が2歳までは。
2019年、大雨被害で床上浸水してしまった妻の実家。
お義父さんのイルミネーションも、飾り付けてた木も被害を受ける。
私は仕事をひと月以上休み、片付けを手伝った。年老いた義父母には早く元の生活に戻ってもらわないと疲労が溜まると思ったから。
毎日義父母の家に通い、実子の長男次男よりも寄り添った、そんなある日お義父さんにあの木ももうダメだな、残念だけど切り落としてくれないか?と言われる。
そう、毎年イルミネーションを飾り付けてる木のこと。
私は実はコッソリその倒れた木を、毎日汚れを一生懸命水で洗い、土を変え起こしたが、葉の色が変わってきてしまっていた。
お義父さんに、一応一年は待った方が?と聞くが大地に根を張ったわけでなく、器に乗った木だからねぇ…
根も強くなく、もうダメだな。と。
歴史あるこの木をまさか自分が切り落とすことになろうとは…
今はその場所に花を植えたお義母さん。
毎年の寂しいイルミネーションはもう見れなくなった。