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079:芽(エクセレント安田) (風流三昧)
下積みの極貧時代辛かったやっと芽が出て檜舞台へ
079:芽(美山小助) (小助の和歌)
君の目が 僕から離れて いく時に 嫉妬の芽を摘み 焼き払うけど
079:芽(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
新緑の芽吹くを待ちて山を往く山菜採りの媼の快笑
079:芽(しゃっくり) (春雨じゃ)
芽の出ない花はさんざんケチつけて咲けば上手に教えたからや
079:芽(はこべ) (梅の咲くころから)
発芽まち水やりをするベランダの スミレの鉢を陽だまりに
079:芽 行方祐美 (やまとことのは)
胚芽米のお茶漬けに香る厨辺を真昼が寡黙なひかりを泳ぐ
079:芽(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
梓川木々の芽生えの淡き中に桜は白く彩り添える
079:芽(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
問ふ術(すべ)の欲しやかつての想ひ人に芽吹き初めたるわが恋のさま
079:芽(みずき) (空)
溢れくる春の潮騒芽吹くもの羞(やさ)しく覆ひいのち育てん
079:芽(まつしま) (心の空)
ロマンにはもう飽きたので芽キャベツは十文字入りシチューの具です
079:芽(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
たらの芽の天ぷら美味でつい思う「摘んですまない」合掌しつつ
079:芽(紫女) (クロッカスの歌)
キッチンできみの弱みをかくしもつジャガイモの芽はふつうの指に
079:芽(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
浅春の芽生えそめたる草を摘む ひだまりのなか痛み残して
079:芽(飯田篤史) (ひこうき雲)
さみしさの種のなかからやさしさの芽がでるそんなぼくたちのはる
079:芽(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
恋心 芽生えてしまう 季節です イコールそれは 下心だね
079:芽(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
わが胎はぬばたまの海うまれざる子が芽のやうな手足動かす
079:芽(本原隆) (それについて)
芽が出てる顔洗うまだ芽が出てる僕のしわざで誰かのおかげ
079:芽(川内青泉) (青泉の部屋)
降り積もる雪の下でも生きていてぽつりぽつりと緑の芽を出す
079:芽(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
冬の樹の芽の堅くて外は寒く春になるのをじっと待ちおり
079:芽(春畑 茜) (アールグレイ日和)
みづからに伸びやまぬ芽の暗ひとつ五月の雨を光秀は聴く
079:芽(aruka) (外灯都市)
目を閉じたぬるい楽園でリアルな虚空が内側に発芽する
079:芽(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
芽を摘んで実らぬ木だと嘆きおり大きな器は晩成するもの
079:芽(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
たらの芽のてんぷら口に頬張って春を引き寄せ君を引き寄せ
079:芽(新津康) (NOTHING WORKS)
膨らんだネコヤナギの芽を撫でる。もういない猫(チビ)を思い出しては。...
079:芽(暮夜 宴) (青い蝶)
芽きゃべつの中の小さな神様に「ちゃんと生きろ」と叱られている
079:芽 (新井蜜) (暗黒星雲)
柔らかなすずらんの芽が黒土を押しのけるごと伸びゆくきみは
079:芽(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
花びらをちらして出ずる新芽らは春の息吹を感じさせてる
079:芽(水都 歩) (水都blog)
厳冬の試練を越えて北国の木々の芽吹きよ我も歩まん
079:芽(秋野道子) (気まぐれ通信)
手のひらに木の芽を載せて一度だけ柏手(かしわで)を打ち今日の夕餉だ
079:芽(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
芽吹き見て赤き木肌の姫沙羅と気づけば浮かぶ白き花弁の
079:芽(西宮えり) (aglio-e-olio)
そしてまた芽になりました からいからい実です きっとあいたい花です
079:芽(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
気がつけば黄緑の芽にかこまれた僕たちだけのはずの近道
079:芽(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
夏の庭絶え無く芽吹く雑草を抜かねばならぬ抜かねばならぬ
079:芽 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
芽ぐむのは春のさなかに行き場所を失くして涙ながすものたち
079:芽(スガユウコ) (ココロに花を)
手をかけて発芽させたるスミレなら風に向かいて生を誇れよ
079:芽(ドール) (花物語?)
やわらかな黄緑色の菜の花の花芽ばかりを食べている我
079:芽(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
じんわりと悪意が萌芽しつつある自身を騙すための微笑み
079:芽(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
にょきり芽が アスファルトから 割れ出ると 入り口どこか ちょっと気になる
079:芽(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
寄り添えば日だまりだった許されぬ花の発芽がとまらなかった
079:芽(Yosh) (★光に向かって★)
「あの苦しみ、なければ....」の芽を摘み取れど 別の枝から 新たに芽吹く
079:芽(Yosh) (★光に向かって★)
「あの苦しみ、なければ....」の芽を摘み取れど 別の枝から 新たに芽吹く
079:芽(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
お土産に揉んでみたのと渡された君の手作り芽茶が愛しい
079:芽(やな) (やなさんの基地)
萌えだした若芽は白熱灯の下少しずつ少しずつ枯れそうです
079:芽(謎彦@題詠100首) (ジャポン玉)
宵越しの雪華がほどけゆくやうに腸をたゆたふ麦芽糖(マルトース)ども
079:芽(みゆ) (*** ことばあそび ***)
新緑の季節に芽吹く新しき恋はほのかにソーダーの味
079:芽(わかば) (わかばのうた)
てのひらを失っていま芽吹けない芽は凍えてると言うところでした
079:芽(goldfish) (月と金魚鉢)
小さな芽に出会ってしまい仕事とか家事とかそれこそ傍流の日々
079:芽(あんぐ) (あんぐの短歌)
今さらに恋が芽生えるはずもない恋の残像かすかに光る
079:芽(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
常盤木の古葉は落ちる五月晴れすべての若葉が芽吹く季節に
079:芽(花夢) (花夢)
あのひとに芽ばえるだろう太陽を晴れやかに予感しながら 去る
079:芽 (寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・ 酔ひやすくなりゆく友の病の芽育ちゐたるを吾ら気づかず
080:響 (寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・ 一瞬の静寂ののち振り下ろすタクトにいまぞ 響 満ち来る
080:響の取消し(寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
誤って投稿しましたので前出歌取り消します。
079:芽(小早川忠義) (ただよし)
ふつふつと怒りは芽吹き積み上げし「信」のつくもの壊さむとせり
079:芽(るくれ) (とっても単純なこと)
もしも芽を感じるならば種を撒いた誰かがいるって思ってほしい
079:芽(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
ふわふわとねことやなぎが芽ぶいたら2Rから始めよう、晴れ
079:芽(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
いったんは切った枝から新しい芽の出る気配してむずがゆい
079:芽(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
信じるに足る明日などないけれどさっき芽生えた安らぎを抱く
079:芽(笹井宏之) (【些細】)
おむかいの倉本さんが発芽しているので水を買わねばならぬ
079:芽(碓井和綴) (雨歩日記)
100円のニンニクに芽を出されおり直せることは幾らでもある
079:芽(日下智世) (万美愛任叶結実)
花の芽が大きくなるを見て少しあの冬の日を遠く感じる。
079:芽(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
髪の毛の染むるは非行の芽と言ひぬ手前勝手な教師の論理
079:芽(星桔梗) (風船がわれるまで)
育つ芽を摘み取る権利は無いからさ「が咲いたら会いにおいでよ
079:芽(原田 町) (カトレア日記)
わずかなるガンの芽生えも見つかると聞いても迷うPET検査は
079:芽(栗凛) (ス芸紙一重?)
新芽だけ摘み取るような手さばきで未来は僕を選んでいるの?
079芽(帯一 鐘信) (361℃)
大暴れそんな予感の芽頭は開いた角度2:50
079:芽(はるな 東) (菜の花の道)
テレながら赤い新芽が出るなんて檸檬のこころ知らないでいた
079:芽(智理北杜) (智理北杜)
「ご家庭で発芽玄米作れます」買った途端に新型発売...
079:芽(鈴雨) (鈴雨日記)
あの夏の想いを吸いし朝顔のたねは五(いつ)とせ経て芽吹きおり
079:芽(なまねこ) (路地裏稼業)
冬の日に窓辺に置いたかなしみの種は芽生えて摘み取れなくて
079:芽(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
「芽には芽を、葉には葉を」黄色い薔薇が唱え続けるハムラビ法典
079:芽 (紫峯) (時空の扉)
芽も出でし花も咲きしが実をもたぬベランダにある茄子の一株...
079:芽(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
芽をむしり仔を撃つような言の葉を投げた私を喰い育て吾子
079:芽(小雪) (朱紗)
退院し 我が家に戻り 庭に立つ 祝うかのよな 新芽が愛し
079:芽(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
稲妻やゴミの中にもある萌芽たんじよう秘話にはいつも驚く
079:芽(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
「団塊」が「団鬼六」に見えちやつた 発芽野菜をシャキシャキ食べる
079:芽(素人屋) (素人屋雑貨店)
記念日のランチョンマット片隅で乾燥バジルが芽を出す日暮れ
079:芽(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
庭先のさやえんどうが発芽する音に目覚めるツキノワグマは
079:芽(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
二歳児に反抗心の芽生えたり 足を踏んばり「ノーッ!」と叫ぶ
079:芽(やすまる) (やすまる)
きみからの風が冷たい真夜中にかたく芽となり両目は開けて
079:芽(みなとけいじ) (海馬)
柔らかく青い芽吹きは望まぬと云うに指先に零れ落ちたよ
079:芽(彼方) (心を種として)
皮が割れやわらかな芽がおずおずと世界に頭を下げて出てくる
079:芽(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
日溜まりの特等席に君と僕 芽吹きの春はもうすぐそこに...
079:芽(振戸りく) (夢のまた夢)
OLは小麦胚芽のミネラルが不足していて乾くのでしょう
079:芽(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
きみの手とぼくの手に同時に触れたこのドングリはきっと芽を出す
079:芽(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
食虫花その芽を私の髪・爪を伸ばす犠牲に生命(いのち)いくつか
079:芽(凛) (臥薪嘗胆)
わかってる芽が出ないのはこの殻の外に出るのを恐れてるから
079:芽 (お気楽堂) (楽歌三昧)
芽が出たらジャックのようにいつの日か雲の上まで登って行こう
079:芽(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
悪しき芽は早々に摘むさはれ愛の芽よ花の咲くまで見分けもつかぬ
079:芽(市川周) (ミルミルを飲みながら)
芽キャベツがキャベツになれるその日まで籐椅子に座すエ・マニエル坊や
079:芽(村上はじめ) (spidyな日々)
私の芽 このまま伸びて天高く 折れることなく枯れることなく
079:芽(野良ゆうき) (野良犬的)
絶好の発芽条件そろったらNASAで始まるカウントダウン
079:芽(岩井聡) (North Marine Drive)
環状線の夜に孤愁の芽は摘まれラーメン激戦区なるきらきら
079:芽(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
なにごともなかったはずの庭の朝さるすべりには花芽がついた
079:芽(ぱぴこ) (テクテク)
ため息の発芽をとめてふざけ合う仲じゃ足りないことに気づいて
079:芽(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
タイトルをクリックすると最新になりますあたらしい芽がでます
079:芽(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
アジサイの新芽をかいて親枝に3LDK提供してる
079:芽(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
もったいない 稲穂が実る夜の田に炎を播いて発芽させたい
079:芽(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
月面に緑が芽吹くまじないを君の背中に指で書いてる
079:芽(kitten) (kitten song)
僕たちの芽生えたばかりの恋 言葉はとてもあたらしく眩しい
079:芽(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
芽キャベツを鍋に敷きつめひたひたになるまで水道水をかぶせて
079:芽(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
はふはふと木の芽田楽食べながら桜を見よう来年もまた
079:芽(今泉洋子) (sironeko)
芭蕉の気分になりて徒(かち)登る木の芽峠に秋は来にけり
079:芽(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
差し出した手に芽キャベツをのせられて笑われているわけを知りたい
079:芽 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
こんなにも甘いオトナになるはずの親子サラダの新芽の辛さ
079:芽(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
枯れゆくも芽吹くもおなじあかるさでブラウスのうち風は流るる
079:芽(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
花よりも実よりもまずは美しき 種より出ずる若芽の命
079:芽(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
花よりも実よりもまずは美しき 種より出ずる若芽の命
079:芽(あおゆき) (メソトリウム)
芽だらけの枝なんてない ありすぎる可能性とは致死的である
079:芽(Harry) (四月なかなか)
ふるさとを遠く離れしアテモヤのとまどひながら鉢に芽を出す
079:芽(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
木も人もさみしい腕を持ちながら摘まれるための腋芽を伸ばす
079:芽(方舟) (方舟)
庭の木々冬芽吹くころ子供等も春に備へて受験勉強
079:芽(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
ふれられた場所から芽吹く熱にまだ追いつけなくてきしむ動脈
079:芽(理宇) (±雑記蝶)
いざ行かん僕の世界は君達も含めて未だ新芽に過ぎぬ
079:芽(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
四季という概念すらないこの場所で不意にみかんの新芽を見つける
079:芽(きじとら猫) (きじとら小部屋)
じゃがいもの芽をていねいに取り除く 小さいけれど毒があるから
079:芽(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
光あれ悪の魔王の亡骸に芽生え始めるシロツメクサに
079:芽(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
僕はまた見落とすだろう舗装路に密かに咲いたちっぽけな芽を
079:芽(みち。) (虹色アドレナリン。)
ほんとうはこんなにつよい 水なんてもらえなくても芽が出るわたし
079:芽(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
恋の芽がふくらむような夢を見て乙女に返る朝日の中で
079:芽(斉藤そよ) (つれづれつづり)
ネパールの地図をおぼえた指さきにゆめの芽吹いて それだけのこと
079:芽(幸くみこ) (そこそこがんばる)
水栽培 私のイモは芽じゃなくてカビをはやして教室の隅
079:芽 (砺波湊) (となみ☆みなと)
藪なかに打ち捨てられしむすめらの踝あたりより芽ぐむらし
079:芽(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
久方のひかりのどけき春の日に芽茶をすすりて志ん生を聴く
079:芽 (みあ) (言の葉たち)
糸電話の糸の先には発芽がした音だけ残す抜け殻がある
079:芽 (みあ)再投稿 (言の葉たち)
糸電話の糸の先には発芽した音だけ残す抜け殻がある
079:芽(shall3) (山歩き録)
春ならぬ 秋の陽気に なりてなお 新たな芽吹き 萌え出づるなり
079:芽(夢眠) (夢眠・日々綴り)
十五穀・発芽玄米・黒酢もと呼び名はいつも「健康オタク」ね
079:芽(内田誠) (その言葉の行方)
触れられた左の胸に発芽するあなたが育てる約束の花
079:芽 (如月綾) (お気に召すまま)
空豆を蒔いた 芽が出て樹になってあの雲の上にいける気がした
079:芽 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
毒のある芽を厨にて伸ばしいるジャガイモどうやらナス科の野菜
079:芽(癒々) (Romantic irony)
冷めたゆびがそっとうなじに触れるのでもう一斉に芽吹いてしまう
079:芽(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
ジャガイモの芽を完璧にとるひとの彼女だなんてはじめから無理
079:芽(濱田花香) (紅葵爽♪)
優しさハ 幼心に種蒔(ま)きて 出でし芽 育てこそ優しなる
079:芽(透明) (limerence)
生命は美しきかな新しい芽を吹き出した古い枝こそ
079:芽(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
雑草の芽をつむふりで待っている 明るいまぶしい明るい真昼
079:芽(まほし) (うた・たね)
<あきらめ>の四文字にアキとメと見つけ秋に芽生える草木を想う
079:芽(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
新しい芽を育ててく始まりは何歳からでもまだ受付中
079:芽(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
未知の海へ冒険の芽は育ちたり航海王子エンリケのもと
079:芽(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
銀の機影天心にしてくれなゐの木の芽噴き出(づ)る春雪崩(なだ)れたり
079:芽(村上きわみ) (北緯43度)
おみなごにさみしさ凝る真夜中の白湯にひとさじ溶く麦芽糖
079:芽(フワコ) (きくとわたし)
思ったより小さな芽でした疑いは雲の早さで育っていった
079:芽(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
あたたかいものに触れたくて手をのばすカラの中では寂しいか、芽よ
079:芽 (翔子) (花こみち)
こんなものいったいいつに芽生えたの愛を不倫と世間は言うかも
079:芽(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
希望といふ若芽だいじに守ってる いつか大きく強い樹になれ
079:芽(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
嘖(ころ)ふものなき墓群の角ゆけば新芽伸びゆく黄昏の蒼
079:芽(もりたともこ) (短歌、すきです。)
渾身の力を込めて枝を切る古木ふたたび芽吹くようにと
079:芽 夜さり (夕さり夜さり)
逆境になほ強くなる麦の芽のやうに踏まれて子よ立ち上がれ
079:芽(ヒジリ) (*tRIGger.)
うたがいの芽を摘むこともやめたのでわたしのあなたは真っ黒で放置
079:芽 (象と空)
芽のでない球根二個水の中手榴弾のような充実
079:芽 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
言い訳を見つけなければ芽は出るよ出るまでずっとやれるのだから
079:芽(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
自らを発展途上と決めた時期 芽生えた想いを潰したままで
079:芽(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
芽を出して成長すると花が咲く 綺麗でなくても咲いてみようか
079:芽(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
恋ごころ芽生えし日もある娘(こ)も三十路企業戦士へひたすら生きる
079:芽(究峰) (思い浮かぶがままに)
緑の葉ことごとく落ちた植木鉢いつしか忘れ新芽を見つく...
079:芽(浅葱) (空耳の森*番外地)
我の名に使われていし文字なればすぐに覚えて愛しく思ふ
079:芽 (佐田やよい) (言の波紋)
ジャガイモの芽をとりながら歌いだすサビしか思いだせない歌を
079:芽(浅葱) <再投稿> (空耳の森*番外地)
ベランダでちょこんと芽を出し日を浴びるスイートバジルの微かに香る ※別用の歌を書いてしまったので再投稿します。 失礼しました。
079:芽 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
妊娠のような臭いがする地面からチューリップの芽が出た雨の日
079:芽(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
芽吹く音たててゆっくり麓から(あらあらかしこ)春が蝕む
079:芽(ことら) (ことらのことのは)
春の雨 花木蓮の白き芽はみな躊躇わず上を向きたり
079:芽。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
どろどろと渦巻くこの世の闇日陰 そこに芽吹くは幸か不幸か
079:芽(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
逃げないでいたそのなみだだからこそ発芽するときまばゆく熱い
079:芽 (ブタに真珠)
悪い事 芽のうちに摘んで しまわねば 善悪基準を 疑いつつも
079:芽(けこ) (あきのうた声)
ほの白き肌えを破りふつふつと沸きて溢れる命の萌芽
079:芽(堀 はんな) (たん たん 短歌)
花よりも紅く萌え出ず若き芽の垣根に春の風吹きわたる...
079:芽(ゆづ) (透明ランドセル)
春だから芽吹いてもいい恋心 そんな予感で電車に乗った
079:芽(小太郎) (ねこのにくきゅう)
発芽する瞬間のよに身を伸ばす僕の腕で跳ねる白魚
079:芽(内田かおり) (題詠2006深い海から)
花芽とは知らぬ児たちが秋の実と共に摘んでる園庭椿
079:芽(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
ぶよぶよの肌色表紙の文庫本『芽むしり仔撃ち』がポケットに居る (大江健三郎 新潮文庫)
079:芽(折口弘) (はっちんずBLOG)
土をかけ水をやりしてもらったが芽の出し方が分からずにおり
079:芽(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
ミスンさんにもらった韓国の花次々芽が出て挿し木が出来るかな
079:芽(春村蓬) (風見鶏)
冬の日は部家のどこかに発芽する色鉛筆があるやもしれず
079:芽(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
たらの芽は春の匂いがつよすぎて食べられないと母さんは言う...
079:芽(星川郁乃) (Air Station)
いさかいの赤い芽を摘む食べられる実の生るまでを耐え切れなくて
079:芽(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
芽のうちは憎しみだって柔らかで飲み下すことできたのだけど
079:芽 (nine) (songs)
はじけ飛ぶ光の泡に垣間見る芽吹きの国の幼きふたり
079:芽(ベティ) (Betty's second Bar)
芽キャベツが食べられなくてうつむいた背伸びしすぎたディナーはきらい
079:芽(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
真っ白なシチューの鍋に芽キャベツを放り込んだり突き落としたり
079:芽(くろ) (鎌倉日記)
豆名月のあかりのしたのそぞろあるき芽生えるものはあつたのだらう
079:芽(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
秋ぐちに小指の先から芽吹きだす赤に導かれるまま、あなた
79.芽(文月万里) (Kagerou つれづれ)
ソラニンってキャラクターの名前みたいだな ジャガイモの芽には毒があります
079:芽(千) (Mille et une nuits)
身体中息吹を受けて騒ぎ出す木の芽立ちにはわれも芽を出す
079:芽(エクセレント安田) (風流三昧)
下積みの極貧時代辛かったやっと芽が出て檜舞台へ
079:芽(美山小助) (小助の和歌)
君の目が 僕から離れて いく時に 嫉妬の芽を摘み 焼き払うけど
079:芽(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
新緑の芽吹くを待ちて山を往く山菜採りの媼の快笑
079:芽(しゃっくり) (春雨じゃ)
芽の出ない花はさんざんケチつけて咲けば上手に教えたからや
079:芽(はこべ) (梅の咲くころから)
発芽まち水やりをするベランダの スミレの鉢を陽だまりに
079:芽 行方祐美 (やまとことのは)
胚芽米のお茶漬けに香る厨辺を真昼が寡黙なひかりを泳ぐ
079:芽(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
梓川木々の芽生えの淡き中に桜は白く彩り添える
079:芽(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
問ふ術(すべ)の欲しやかつての想ひ人に芽吹き初めたるわが恋のさま
079:芽(みずき) (空)
溢れくる春の潮騒芽吹くもの羞(やさ)しく覆ひいのち育てん
079:芽(まつしま) (心の空)
ロマンにはもう飽きたので芽キャベツは十文字入りシチューの具です
079:芽(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
たらの芽の天ぷら美味でつい思う「摘んですまない」合掌しつつ
079:芽(紫女) (クロッカスの歌)
キッチンできみの弱みをかくしもつジャガイモの芽はふつうの指に
079:芽(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
浅春の芽生えそめたる草を摘む ひだまりのなか痛み残して
079:芽(飯田篤史) (ひこうき雲)
さみしさの種のなかからやさしさの芽がでるそんなぼくたちのはる
079:芽(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
恋心 芽生えてしまう 季節です イコールそれは 下心だね
079:芽(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
わが胎はぬばたまの海うまれざる子が芽のやうな手足動かす
079:芽(本原隆) (それについて)
芽が出てる顔洗うまだ芽が出てる僕のしわざで誰かのおかげ
079:芽(川内青泉) (青泉の部屋)
降り積もる雪の下でも生きていてぽつりぽつりと緑の芽を出す
079:芽(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
冬の樹の芽の堅くて外は寒く春になるのをじっと待ちおり
079:芽(春畑 茜) (アールグレイ日和)
みづからに伸びやまぬ芽の暗ひとつ五月の雨を光秀は聴く
079:芽(aruka) (外灯都市)
目を閉じたぬるい楽園でリアルな虚空が内側に発芽する
079:芽(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
芽を摘んで実らぬ木だと嘆きおり大きな器は晩成するもの
079:芽(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
たらの芽のてんぷら口に頬張って春を引き寄せ君を引き寄せ
079:芽(新津康) (NOTHING WORKS)
膨らんだネコヤナギの芽を撫でる。もういない猫(チビ)を思い出しては。...
079:芽(暮夜 宴) (青い蝶)
芽きゃべつの中の小さな神様に「ちゃんと生きろ」と叱られている
079:芽 (新井蜜) (暗黒星雲)
柔らかなすずらんの芽が黒土を押しのけるごと伸びゆくきみは
079:芽(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
花びらをちらして出ずる新芽らは春の息吹を感じさせてる
079:芽(水都 歩) (水都blog)
厳冬の試練を越えて北国の木々の芽吹きよ我も歩まん
079:芽(秋野道子) (気まぐれ通信)
手のひらに木の芽を載せて一度だけ柏手(かしわで)を打ち今日の夕餉だ
079:芽(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
芽吹き見て赤き木肌の姫沙羅と気づけば浮かぶ白き花弁の
079:芽(西宮えり) (aglio-e-olio)
そしてまた芽になりました からいからい実です きっとあいたい花です
079:芽(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
気がつけば黄緑の芽にかこまれた僕たちだけのはずの近道
079:芽(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
夏の庭絶え無く芽吹く雑草を抜かねばならぬ抜かねばならぬ
079:芽 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
芽ぐむのは春のさなかに行き場所を失くして涙ながすものたち
079:芽(スガユウコ) (ココロに花を)
手をかけて発芽させたるスミレなら風に向かいて生を誇れよ
079:芽(ドール) (花物語?)
やわらかな黄緑色の菜の花の花芽ばかりを食べている我
079:芽(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
じんわりと悪意が萌芽しつつある自身を騙すための微笑み
079:芽(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
にょきり芽が アスファルトから 割れ出ると 入り口どこか ちょっと気になる
079:芽(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
寄り添えば日だまりだった許されぬ花の発芽がとまらなかった
079:芽(Yosh) (★光に向かって★)
「あの苦しみ、なければ....」の芽を摘み取れど 別の枝から 新たに芽吹く
079:芽(Yosh) (★光に向かって★)
「あの苦しみ、なければ....」の芽を摘み取れど 別の枝から 新たに芽吹く
079:芽(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
お土産に揉んでみたのと渡された君の手作り芽茶が愛しい
079:芽(やな) (やなさんの基地)
萌えだした若芽は白熱灯の下少しずつ少しずつ枯れそうです
079:芽(謎彦@題詠100首) (ジャポン玉)
宵越しの雪華がほどけゆくやうに腸をたゆたふ麦芽糖(マルトース)ども
079:芽(みゆ) (*** ことばあそび ***)
新緑の季節に芽吹く新しき恋はほのかにソーダーの味
079:芽(わかば) (わかばのうた)
てのひらを失っていま芽吹けない芽は凍えてると言うところでした
079:芽(goldfish) (月と金魚鉢)
小さな芽に出会ってしまい仕事とか家事とかそれこそ傍流の日々
079:芽(あんぐ) (あんぐの短歌)
今さらに恋が芽生えるはずもない恋の残像かすかに光る
079:芽(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
常盤木の古葉は落ちる五月晴れすべての若葉が芽吹く季節に
079:芽(花夢) (花夢)
あのひとに芽ばえるだろう太陽を晴れやかに予感しながら 去る
079:芽 (寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・ 酔ひやすくなりゆく友の病の芽育ちゐたるを吾ら気づかず
080:響 (寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・ 一瞬の静寂ののち振り下ろすタクトにいまぞ 響 満ち来る
080:響の取消し(寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
誤って投稿しましたので前出歌取り消します。
079:芽(小早川忠義) (ただよし)
ふつふつと怒りは芽吹き積み上げし「信」のつくもの壊さむとせり
079:芽(るくれ) (とっても単純なこと)
もしも芽を感じるならば種を撒いた誰かがいるって思ってほしい
079:芽(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
ふわふわとねことやなぎが芽ぶいたら2Rから始めよう、晴れ
079:芽(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
いったんは切った枝から新しい芽の出る気配してむずがゆい
079:芽(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
信じるに足る明日などないけれどさっき芽生えた安らぎを抱く
079:芽(笹井宏之) (【些細】)
おむかいの倉本さんが発芽しているので水を買わねばならぬ
079:芽(碓井和綴) (雨歩日記)
100円のニンニクに芽を出されおり直せることは幾らでもある
079:芽(日下智世) (万美愛任叶結実)
花の芽が大きくなるを見て少しあの冬の日を遠く感じる。
079:芽(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
髪の毛の染むるは非行の芽と言ひぬ手前勝手な教師の論理
079:芽(星桔梗) (風船がわれるまで)
育つ芽を摘み取る権利は無いからさ「が咲いたら会いにおいでよ
079:芽(原田 町) (カトレア日記)
わずかなるガンの芽生えも見つかると聞いても迷うPET検査は
079:芽(栗凛) (ス芸紙一重?)
新芽だけ摘み取るような手さばきで未来は僕を選んでいるの?
079芽(帯一 鐘信) (361℃)
大暴れそんな予感の芽頭は開いた角度2:50
079:芽(はるな 東) (菜の花の道)
テレながら赤い新芽が出るなんて檸檬のこころ知らないでいた
079:芽(智理北杜) (智理北杜)
「ご家庭で発芽玄米作れます」買った途端に新型発売...
079:芽(鈴雨) (鈴雨日記)
あの夏の想いを吸いし朝顔のたねは五(いつ)とせ経て芽吹きおり
079:芽(なまねこ) (路地裏稼業)
冬の日に窓辺に置いたかなしみの種は芽生えて摘み取れなくて
079:芽(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
「芽には芽を、葉には葉を」黄色い薔薇が唱え続けるハムラビ法典
079:芽 (紫峯) (時空の扉)
芽も出でし花も咲きしが実をもたぬベランダにある茄子の一株...
079:芽(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
芽をむしり仔を撃つような言の葉を投げた私を喰い育て吾子
079:芽(小雪) (朱紗)
退院し 我が家に戻り 庭に立つ 祝うかのよな 新芽が愛し
079:芽(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
稲妻やゴミの中にもある萌芽たんじよう秘話にはいつも驚く
079:芽(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
「団塊」が「団鬼六」に見えちやつた 発芽野菜をシャキシャキ食べる
079:芽(素人屋) (素人屋雑貨店)
記念日のランチョンマット片隅で乾燥バジルが芽を出す日暮れ
079:芽(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
庭先のさやえんどうが発芽する音に目覚めるツキノワグマは
079:芽(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
二歳児に反抗心の芽生えたり 足を踏んばり「ノーッ!」と叫ぶ
079:芽(やすまる) (やすまる)
きみからの風が冷たい真夜中にかたく芽となり両目は開けて
079:芽(みなとけいじ) (海馬)
柔らかく青い芽吹きは望まぬと云うに指先に零れ落ちたよ
079:芽(彼方) (心を種として)
皮が割れやわらかな芽がおずおずと世界に頭を下げて出てくる
079:芽(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
日溜まりの特等席に君と僕 芽吹きの春はもうすぐそこに...
079:芽(振戸りく) (夢のまた夢)
OLは小麦胚芽のミネラルが不足していて乾くのでしょう
079:芽(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
きみの手とぼくの手に同時に触れたこのドングリはきっと芽を出す
079:芽(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
食虫花その芽を私の髪・爪を伸ばす犠牲に生命(いのち)いくつか
079:芽(凛) (臥薪嘗胆)
わかってる芽が出ないのはこの殻の外に出るのを恐れてるから
079:芽 (お気楽堂) (楽歌三昧)
芽が出たらジャックのようにいつの日か雲の上まで登って行こう
079:芽(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
悪しき芽は早々に摘むさはれ愛の芽よ花の咲くまで見分けもつかぬ
079:芽(市川周) (ミルミルを飲みながら)
芽キャベツがキャベツになれるその日まで籐椅子に座すエ・マニエル坊や
079:芽(村上はじめ) (spidyな日々)
私の芽 このまま伸びて天高く 折れることなく枯れることなく
079:芽(野良ゆうき) (野良犬的)
絶好の発芽条件そろったらNASAで始まるカウントダウン
079:芽(岩井聡) (North Marine Drive)
環状線の夜に孤愁の芽は摘まれラーメン激戦区なるきらきら
079:芽(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
なにごともなかったはずの庭の朝さるすべりには花芽がついた
079:芽(ぱぴこ) (テクテク)
ため息の発芽をとめてふざけ合う仲じゃ足りないことに気づいて
079:芽(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
タイトルをクリックすると最新になりますあたらしい芽がでます
079:芽(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
アジサイの新芽をかいて親枝に3LDK提供してる
079:芽(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
もったいない 稲穂が実る夜の田に炎を播いて発芽させたい
079:芽(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
月面に緑が芽吹くまじないを君の背中に指で書いてる
079:芽(kitten) (kitten song)
僕たちの芽生えたばかりの恋 言葉はとてもあたらしく眩しい
079:芽(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
芽キャベツを鍋に敷きつめひたひたになるまで水道水をかぶせて
079:芽(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
はふはふと木の芽田楽食べながら桜を見よう来年もまた
079:芽(今泉洋子) (sironeko)
芭蕉の気分になりて徒(かち)登る木の芽峠に秋は来にけり
079:芽(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
差し出した手に芽キャベツをのせられて笑われているわけを知りたい
079:芽 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
こんなにも甘いオトナになるはずの親子サラダの新芽の辛さ
079:芽(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
枯れゆくも芽吹くもおなじあかるさでブラウスのうち風は流るる
079:芽(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
花よりも実よりもまずは美しき 種より出ずる若芽の命
079:芽(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
花よりも実よりもまずは美しき 種より出ずる若芽の命
079:芽(あおゆき) (メソトリウム)
芽だらけの枝なんてない ありすぎる可能性とは致死的である
079:芽(Harry) (四月なかなか)
ふるさとを遠く離れしアテモヤのとまどひながら鉢に芽を出す
079:芽(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
木も人もさみしい腕を持ちながら摘まれるための腋芽を伸ばす
079:芽(方舟) (方舟)
庭の木々冬芽吹くころ子供等も春に備へて受験勉強
079:芽(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
ふれられた場所から芽吹く熱にまだ追いつけなくてきしむ動脈
079:芽(理宇) (±雑記蝶)
いざ行かん僕の世界は君達も含めて未だ新芽に過ぎぬ
079:芽(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
四季という概念すらないこの場所で不意にみかんの新芽を見つける
079:芽(きじとら猫) (きじとら小部屋)
じゃがいもの芽をていねいに取り除く 小さいけれど毒があるから
079:芽(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
光あれ悪の魔王の亡骸に芽生え始めるシロツメクサに
079:芽(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
僕はまた見落とすだろう舗装路に密かに咲いたちっぽけな芽を
079:芽(みち。) (虹色アドレナリン。)
ほんとうはこんなにつよい 水なんてもらえなくても芽が出るわたし
079:芽(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
恋の芽がふくらむような夢を見て乙女に返る朝日の中で
079:芽(斉藤そよ) (つれづれつづり)
ネパールの地図をおぼえた指さきにゆめの芽吹いて それだけのこと
079:芽(幸くみこ) (そこそこがんばる)
水栽培 私のイモは芽じゃなくてカビをはやして教室の隅
079:芽 (砺波湊) (となみ☆みなと)
藪なかに打ち捨てられしむすめらの踝あたりより芽ぐむらし
079:芽(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
久方のひかりのどけき春の日に芽茶をすすりて志ん生を聴く
079:芽 (みあ) (言の葉たち)
糸電話の糸の先には発芽がした音だけ残す抜け殻がある
079:芽 (みあ)再投稿 (言の葉たち)
糸電話の糸の先には発芽した音だけ残す抜け殻がある
079:芽(shall3) (山歩き録)
春ならぬ 秋の陽気に なりてなお 新たな芽吹き 萌え出づるなり
079:芽(夢眠) (夢眠・日々綴り)
十五穀・発芽玄米・黒酢もと呼び名はいつも「健康オタク」ね
079:芽(内田誠) (その言葉の行方)
触れられた左の胸に発芽するあなたが育てる約束の花
079:芽 (如月綾) (お気に召すまま)
空豆を蒔いた 芽が出て樹になってあの雲の上にいける気がした
079:芽 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
毒のある芽を厨にて伸ばしいるジャガイモどうやらナス科の野菜
079:芽(癒々) (Romantic irony)
冷めたゆびがそっとうなじに触れるのでもう一斉に芽吹いてしまう
079:芽(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
ジャガイモの芽を完璧にとるひとの彼女だなんてはじめから無理
079:芽(濱田花香) (紅葵爽♪)
優しさハ 幼心に種蒔(ま)きて 出でし芽 育てこそ優しなる
079:芽(透明) (limerence)
生命は美しきかな新しい芽を吹き出した古い枝こそ
079:芽(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
雑草の芽をつむふりで待っている 明るいまぶしい明るい真昼
079:芽(まほし) (うた・たね)
<あきらめ>の四文字にアキとメと見つけ秋に芽生える草木を想う
079:芽(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
新しい芽を育ててく始まりは何歳からでもまだ受付中
079:芽(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
未知の海へ冒険の芽は育ちたり航海王子エンリケのもと
079:芽(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
銀の機影天心にしてくれなゐの木の芽噴き出(づ)る春雪崩(なだ)れたり
079:芽(村上きわみ) (北緯43度)
おみなごにさみしさ凝る真夜中の白湯にひとさじ溶く麦芽糖
079:芽(フワコ) (きくとわたし)
思ったより小さな芽でした疑いは雲の早さで育っていった
079:芽(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
あたたかいものに触れたくて手をのばすカラの中では寂しいか、芽よ
079:芽 (翔子) (花こみち)
こんなものいったいいつに芽生えたの愛を不倫と世間は言うかも
079:芽(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
希望といふ若芽だいじに守ってる いつか大きく強い樹になれ
079:芽(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
嘖(ころ)ふものなき墓群の角ゆけば新芽伸びゆく黄昏の蒼
079:芽(もりたともこ) (短歌、すきです。)
渾身の力を込めて枝を切る古木ふたたび芽吹くようにと
079:芽 夜さり (夕さり夜さり)
逆境になほ強くなる麦の芽のやうに踏まれて子よ立ち上がれ
079:芽(ヒジリ) (*tRIGger.)
うたがいの芽を摘むこともやめたのでわたしのあなたは真っ黒で放置
079:芽 (象と空)
芽のでない球根二個水の中手榴弾のような充実
079:芽 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
言い訳を見つけなければ芽は出るよ出るまでずっとやれるのだから
079:芽(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
自らを発展途上と決めた時期 芽生えた想いを潰したままで
079:芽(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
芽を出して成長すると花が咲く 綺麗でなくても咲いてみようか
079:芽(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
恋ごころ芽生えし日もある娘(こ)も三十路企業戦士へひたすら生きる
079:芽(究峰) (思い浮かぶがままに)
緑の葉ことごとく落ちた植木鉢いつしか忘れ新芽を見つく...
079:芽(浅葱) (空耳の森*番外地)
我の名に使われていし文字なればすぐに覚えて愛しく思ふ
079:芽 (佐田やよい) (言の波紋)
ジャガイモの芽をとりながら歌いだすサビしか思いだせない歌を
079:芽(浅葱) <再投稿> (空耳の森*番外地)
ベランダでちょこんと芽を出し日を浴びるスイートバジルの微かに香る ※別用の歌を書いてしまったので再投稿します。 失礼しました。
079:芽 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
妊娠のような臭いがする地面からチューリップの芽が出た雨の日
079:芽(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
芽吹く音たててゆっくり麓から(あらあらかしこ)春が蝕む
079:芽(ことら) (ことらのことのは)
春の雨 花木蓮の白き芽はみな躊躇わず上を向きたり
079:芽。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
どろどろと渦巻くこの世の闇日陰 そこに芽吹くは幸か不幸か
079:芽(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
逃げないでいたそのなみだだからこそ発芽するときまばゆく熱い
079:芽 (ブタに真珠)
悪い事 芽のうちに摘んで しまわねば 善悪基準を 疑いつつも
079:芽(けこ) (あきのうた声)
ほの白き肌えを破りふつふつと沸きて溢れる命の萌芽
079:芽(堀 はんな) (たん たん 短歌)
花よりも紅く萌え出ず若き芽の垣根に春の風吹きわたる...
079:芽(ゆづ) (透明ランドセル)
春だから芽吹いてもいい恋心 そんな予感で電車に乗った
079:芽(小太郎) (ねこのにくきゅう)
発芽する瞬間のよに身を伸ばす僕の腕で跳ねる白魚
079:芽(内田かおり) (題詠2006深い海から)
花芽とは知らぬ児たちが秋の実と共に摘んでる園庭椿
079:芽(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
ぶよぶよの肌色表紙の文庫本『芽むしり仔撃ち』がポケットに居る (大江健三郎 新潮文庫)
079:芽(折口弘) (はっちんずBLOG)
土をかけ水をやりしてもらったが芽の出し方が分からずにおり
079:芽(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
ミスンさんにもらった韓国の花次々芽が出て挿し木が出来るかな
079:芽(春村蓬) (風見鶏)
冬の日は部家のどこかに発芽する色鉛筆があるやもしれず
079:芽(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
たらの芽は春の匂いがつよすぎて食べられないと母さんは言う...
079:芽(星川郁乃) (Air Station)
いさかいの赤い芽を摘む食べられる実の生るまでを耐え切れなくて
079:芽(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
芽のうちは憎しみだって柔らかで飲み下すことできたのだけど
079:芽 (nine) (songs)
はじけ飛ぶ光の泡に垣間見る芽吹きの国の幼きふたり
079:芽(ベティ) (Betty's second Bar)
芽キャベツが食べられなくてうつむいた背伸びしすぎたディナーはきらい
079:芽(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
真っ白なシチューの鍋に芽キャベツを放り込んだり突き落としたり
079:芽(くろ) (鎌倉日記)
豆名月のあかりのしたのそぞろあるき芽生えるものはあつたのだらう
079:芽(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
秋ぐちに小指の先から芽吹きだす赤に導かれるまま、あなた
79.芽(文月万里) (Kagerou つれづれ)
ソラニンってキャラクターの名前みたいだな ジャガイモの芽には毒があります
079:芽(千) (Mille et une nuits)
身体中息吹を受けて騒ぎ出す木の芽立ちにはわれも芽を出す