造物主(人間が神と思っている存在から見た神)がつくられた世界の特徴は
1 同じ属性(性質)のものが分類され集まっている
2 考えることすなわち行動すること、別の表現でいえば、考えることは実現する
ことであると述べてきました
人間の世界も造物主が創造された広大な世界の一部であることには間違いないので
人間の世界にもこの特徴はあてはまります
しかし、人間の世界は造物主が創造された世界の中では特殊な世界であるため
これらの特徴は私たちには認識しにくくなっています
なぜ、認識しにくくなっているかというと
造物主がある目的のために、あえてそうしているからです
では、そのある目的とは何でしょうか
それは、魂の進歩の効率をあげるためです
そのため造物主は本来の世界ではありえない
違う属性のものが、同じ時期に同じ場所に長期間、存在することを
魂に肉体をもたせることによって可能にしました
これにより、私たちは肉体から出れば普通は会うことのない魂
たとえば神のごとき偉大な魂あるいは悪魔のごとき卑しい魂に会うことができ
そのことにより、さまざま経験をすることが可能となりました
さまざまな経験の中にはできれば避けたいこともあるのですが、
いやな経験の中にも学ぶべきことはたくさんあるという認識のもと
慈悲深い造物主ではありますがあえて苦労にみえるものも存在させています
また、考えることすなわち行動すること、別の表現でいえば、考えることは実現するという特徴が
顕著に現れないことによって、人間は相当不便な生活を強いられますが
それがまた、本来では経験できないことを可能にするという理由で
慈悲深い造物主ではありますがあえてそうしています
具体的に話しをしましょう
考えることが即実現とならないことにより、私たちは忍耐するということを学ぶことができます
また、考えることが即実現とならないことにより、人間は実現までの期間、努力することができます
努力することによって、努力が報われたときの感動、喜び、達成感を私たちは味わうことができます
あるいは、努力が報われなかったことにより悲しみを経験しますが、その悲しみを経験することにより
私たちは、他人の苦しみ、悲しみが理解できるようになります
また、慈悲深い造物主は、自分の分身の一部である人間の魂が苦しむことがないように
人間が天国という世界では、病気というものを存在させていませんしケガも存在させていません
しかし、これでは、健康のありがたさがわからなくなってしまいます
そのため、造物主は魂に肉体をもたせることによって、病気や怪我を体験させています
これにより、魂は健康のありがたさを再認識するとともに
病気の時に家族や知人の愛を体験することが可能となります
反対に、不親切や無関心がいかによくないかということを私たちは実感出来るようになっています
さて、今、私は造物主という言葉を多く使いました
世の中には造物主という言葉を認めない人
つまり、神を認識しない人が多数存在しますのでいっておきますが
人間の世界は何者かによって作られたということが明らかです
(このことについては、長くなるので後日説明します)
考えることは実現するという特徴が、人間の世界にもありますが、顕著には現れないので
人間の世界ではこうなります
考え続けることは実現する、そしてその実現する時期は考え続ける量(強さ)と期間が大きく影響する
このことは、肉体に入って人生を送る私たちにとって極めて重要です
知っているのと知っていないのとでは、その人生にものすごく大きな違いがでます
明確に認識し、潜在意識の理論つまり「考え続けることは実現する」という法則を活用する人は
次から次へと、好ましい環境や結果を得ます
反対に、潜在意識の理論つまり「考え続けることは実現する」という法則を否定する人は
好ましい環境や結果を得ることができないとはいいませんが、しにくくなることは間違いありません
特に重要なことは、考える続けることは
その強さ、量によりおそかれはやかれ実現するということを
知らない人あるいは知っていても肯定していない人が
常日頃、悲観的なことを考え、悲観的な言葉をだしているならば
その悲観的な状況、環境、結果を招くことになる
ということです
多くの人が最悪の時に備えて、最悪のことがおきてもショックが小さいようにと
日頃、悲観的、よくいえば慎重な見方をします
しかし、この自己防衛の態度が実は自分が最も恐れる事態を
自分が招いているということを認識すべきです
ですから、実際に癌にかかった時のショックを和らげるために
日頃から「自分は癌になるかもしれない」といい続けている人は
「自分は癌にはならない」と心から思っている人に比べると
圧倒的に高い確率で癌になります
同じように、実際にそうなった時のショックを和らげる目的で日頃から
「自分はリストラされるだろう」とか「自分は失恋するだろう」とか
「自分は出世しないだろう」とか「どうせ失敗するだろう」といった
ネガティブな言葉を発するか、発しないまでも考えている人は
実際にそのネガティブな状況を、自分がじりじり作っている、招いているということを
肝に銘じておくべきです
あなたが自分のことを大事に思うのなら、今日の話をじっくり考え、
そして、あなたがもし、今までネガティブな考えをしがちであったのなら
今より改めるのが賢明なことではありませんか