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日々の出来事

 蓮池 薫さん 玖波公民館に来てくださる

2018年03月26日 | 日記

  2018年・3・25日、蓮池 薫さんが玖波公民館に来てくださいました。

当初、公民館は80名募集するつもりでした。でも余りの人気に驚いて最終的

には400名にしたのです。それでも25日当日になって、かなり多くの人が車で

乗り付け、会場に入れてくれと粘るのに、係りの男性が汗だくになって、頭を下げて

断っていました。講演は2時半~4時までありました。蓮池さんは背が高くスラッとして

お写真で見るよりお若く素敵に見えました。お話はとてもお上手で、よくわかりました。

くどくなく、愚痴っぽくなく、困難な運命を経験なさったのに、よくここまで淡々と

お話しできると感嘆しました。

 平和な日本で真昼間、7月31日、人も多くいたのに突然、北朝鮮に拉致されたのです。

ご本人がおっしゃっていました。1億数千満満人の中からなぜ、自分だったのか!24年間

監視の下で自由のない生活だった。夢なんて描けない。絆なんて築けない。もう、生涯、

日本には帰れないと覚悟を決めていた。そのお話を聞いて、本当に胸がつぶれそうでした。

 1時間半の講演でしたが,息が詰まるような内容の濃いものでした。誰がこんな理不尽な目に

いつ、会うか分からない。誰にも助けてもらえない。どこに訴えることもできない。何という

恐怖でしょうか。蓮池さんが経験された24年間の苦痛と諦めは、日本に帰られても消えることは

ないでしょう。24年間は返ってきません。それでも勇気を出して、ご自分にしかできない役割を

果たしつつ、お幸せになってほしいと心から願うばかりです。今日はありがとうございました。