楽しい人生!

日々の出来事

聖女のような人

2015年05月30日 | 日記

     4月12日、岩国から車で50分のところの

 本郷という所に行きました。気管支炎で酸素呼吸用の

ホースが手放せないカトリックの信者さんを見舞うためでした。

82歳です。私は何十年ぶりの訪問でしたが、連れの女性は

20年以上毎月、きめて訪ねています。外を散歩したりしますか

と尋ねると、転んではいけないので外へは出ないと言われました。

胸が潰れるような思いでした。「何か書いて見られますか?」

と勧めて大学ノートとボールペンを送りました。意外にも数日で

ご自分の半世紀を書いて送ってくださいました。教会報に12月で

ないと載せられないと了解を取ったのに、5月8日~14日の間に

3回も電話があり、そんな方ではないのに不審でした。

  文を縮小して直さなければいけないので、大急ぎでやり遂げて

5月15日にご本人に送りました。着いたとたんに、何も言われなくなったので

不思議に思っていたら、19日訃報の連絡が入りました。身震いしました。

ご自分が追悼文を書き上げて、天国へ行かれるなんて。

 50代のご子息はお見事な挨拶をされました。お母さんのホースを

外した安らかな寝顔を見て「やっと自由になれたね」と心からよろこんでいますと。