NHK-BSの人気番組(?)「Amazing Voice 驚異の歌声」で先日放映された「ブルガリアン・ヴォイス」。
昔から民俗音楽に惹かれていた私にとって、感慨深い内容でした。
ブルガリアの女声合唱の基礎を築いたのは作曲家フィリップ・クーテフ。
彼は各地に残る民謡を採集し、クラシック風に編曲して民族遺産を残すことに尽力した人物です。
ああ、彼の名前を耳にしたのは30年振りくらいでしょうか。
30年前の私(高校3年生)は受験勉強もそこそこに、深夜になると海外短波放送を聞くことに熱中していました。当時BCL(Broad Casting Listener)と呼ばれていた趣味です。
世界各国から私の四畳半の部屋に飛んでくる電波が異国の雰囲気を運んでくれました。
言葉はわかりませんが、音楽はわかります。
その土地の気候が、空気が伝わってくるのです。
目の前の小さなラジオから聞こえてくるバラエティに富んだ音楽が私の高校生活のBGMでした。友達から変人扱いされましたけど(苦笑)。
そんな折、NHK-FMの土曜日朝6時から小泉文夫さんのナビゲーションで民俗音楽を紹介する番組があることを知り、エアーチェックを重ねました。
そして、ブルガリアの女声合唱の存在を知ったのです。
それまではヨーロッパの音楽=クラシックと思い込んでいた私。
ベルカント唱法ではない、地声で歌うコーラスは新鮮でした。
女達の労働歌がベースとなった素朴な旋律。
通奏低音とメロディラインが交錯する微妙な不協和音。
その後何年か経過し「ブルガリアン・ヴォイス」がブレークすることになります。
今はもう、ブームは過ぎ去ってしまいましたね。
さて、番組ではブルガリアの民俗音楽に特化した音楽学校の様子や、実際に歌う場面をふんだんに見せてくれました。
ブルガリアン・ヴォイスができあがるまで、という感じ。
30年前は遠い国の音楽でしたが、こんなに身近に見聞きし感じることができるなんて、よい時代になったものです。
昔から民俗音楽に惹かれていた私にとって、感慨深い内容でした。
ブルガリアの女声合唱の基礎を築いたのは作曲家フィリップ・クーテフ。
彼は各地に残る民謡を採集し、クラシック風に編曲して民族遺産を残すことに尽力した人物です。
ああ、彼の名前を耳にしたのは30年振りくらいでしょうか。
30年前の私(高校3年生)は受験勉強もそこそこに、深夜になると海外短波放送を聞くことに熱中していました。当時BCL(Broad Casting Listener)と呼ばれていた趣味です。
世界各国から私の四畳半の部屋に飛んでくる電波が異国の雰囲気を運んでくれました。
言葉はわかりませんが、音楽はわかります。
その土地の気候が、空気が伝わってくるのです。
目の前の小さなラジオから聞こえてくるバラエティに富んだ音楽が私の高校生活のBGMでした。友達から変人扱いされましたけど(苦笑)。
そんな折、NHK-FMの土曜日朝6時から小泉文夫さんのナビゲーションで民俗音楽を紹介する番組があることを知り、エアーチェックを重ねました。
そして、ブルガリアの女声合唱の存在を知ったのです。
それまではヨーロッパの音楽=クラシックと思い込んでいた私。
ベルカント唱法ではない、地声で歌うコーラスは新鮮でした。
女達の労働歌がベースとなった素朴な旋律。
通奏低音とメロディラインが交錯する微妙な不協和音。
その後何年か経過し「ブルガリアン・ヴォイス」がブレークすることになります。
今はもう、ブームは過ぎ去ってしまいましたね。
さて、番組ではブルガリアの民俗音楽に特化した音楽学校の様子や、実際に歌う場面をふんだんに見せてくれました。
ブルガリアン・ヴォイスができあがるまで、という感じ。
30年前は遠い国の音楽でしたが、こんなに身近に見聞きし感じることができるなんて、よい時代になったものです。