私の音楽 & オーディオ遍歴

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西本智実「新たなる扉 ~世界に架ける音楽の橋~」(BSジャパン)

2017年09月30日 | オーディオ
 録り溜めてあったTV番組から今をときめくクラシック界の新進気鋭の指揮者、西本智美さんのものを2つ見つけ出して視聴しました。

 西本さんは女性ですが背筋がシャキッと伸びていて指揮姿が実に凜々しい。
 往年の名指揮者である帝王、カラヤンを彷彿とさせる瞬間もあります。

 そんな西本さんのルーツから現在の活躍までを紹介した内容でした。

 彼女の活動は指揮にとどまらず、いろんなチャレンジがあることを知りました。
 「音楽でアジアを一つにしたい」という夢を持って。
 今後もますます目が離せません。

■ 西本智実 「新たなる扉 ~世界に架ける音楽の橋~」
2015.5.24:BSジャパン



【番組内容】
 世界の舞台で輝きを放つ指揮者・西本智実(イルミナートフィルハーモニーオーケストラ 芸術監督兼首席指揮者)。その華麗な指揮で観衆を魅了し、これまで多くの名門オペラ劇場やオーケストラに招聘されてきた。日本の伝統文化と西洋文化を融合し新しい“芸術”を創ろうと奮闘する西本に約2年密着し、新たな芸術の扉が開く瞬間をカメラに収めた。

●指揮者の枠を飛び越え、芸術監督として創る舞台演出
・京都南座でのオペラ公演「蝶々夫人」
●高野山開創1200年記念慶讃法要で指揮
・“本尊薬師如来”の前でのベートーヴェン「交響曲第九番」と空海作とされている「いろは歌」を
 奉納演奏。
●日本の神話「天の岩戸伝説」をイメージした自作の「天の岩戸伝説<ヘブライからの風>」を初演
・Bunkamuraオーチャードホールで、プロジェクションマッピングを使用した演出で、
 時空を超えた“古”の世界に観客を誘ない、西本の迫力あるコンサートを上演!
●ベトナム・ホーチミン市民劇場で、西洋のクラシックとアジア音楽の融合を図る。
日本の代表的な曲「さくらさくら」を日本人オペラ歌手が歌い、
さらにベトナム伝統民族楽器・ダンバウを取り入れイルミナートフィルオーケストラと共に演奏し、
イルミナートバレエが華麗なダンスを披露。
また、ベトナムを代表する歌手・ミー・リンとの共演も実現。


■ 世界を駆ける指揮者西本智実2016 8ヶ国に響く美しきシンフォニー
2016.12.31:BSジャパン
 2016年。指揮者西本智実は世界8カ国を周り各地に美しい旋律を響かせた。
 日本国内では、数々のコンサートでタクト振り続ける傍ら自ら芸術監督として演出・指揮と魂を注ぎ込んだ「バレエ・くるみ割り人形」を上演。また、10月には熊本へと赴き、被災者へ慰めと復興への希望を込めたメロディーを奏でた。

 そして30ヶ国以上を巡った今、ようやくたどり着いた場所。
 それは「エルサレム」。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地。
 西本が音楽を志したきっかけの原点とも言える、いつか行きたいと願った場所。
 かつて心を揺さぶったユダヤ系ロシア人の旋律、そして十字架に架けられたイエスの悲しみ。
 そんなことを初めて振り返った西本。ここがまた新たな分岐点となる。

 そしてエルサレムを出てそのまま向かったのはカトリックの総本山「ヴァチカン」。
 これほどの巡礼の旅は他にあるだろうか。
 原点を追いかけるかのような時間の旅。
 その先に見えたものは何か。
 目には見えない音楽だからこそ届けられる想いとは…



 番組中、彼女の意外な面を知ることができました。
 山梨県の演奏会場に向かう途中で、地元の「野田神社」というところにいきなり参拝。
 歩きながら「私、神社の狛犬に興味があって写真を撮り始めたんです。たまったら資料化したい」などと宣う・・・西本氏は「狛犬マニア」なのでした。
 意外な一面を知るとともに、神社好き(狛犬よりは御神木ですが)の私は妙に親近感が湧いてきました。

 これで今まで抱いていた疑問の一つが氷解しました。
 実は西本氏、「ミステリアス・ジャパン」(BSジャパン)というちょっと怪しい(私好みの)番組の案内役とナレーションをしているのです。
 「ちょ、ちょっと、西本さん、こんなところでなにしてるの?」
 てな感じです。

 あ、彼女自身オフィシャルブログで語ってますね;

■ 新番組 ミステリアス ジャパン~BSジャパン~
 4月3日からスタートします新番組「ミステリアス ジャパン」(BSジャパン)で、ナビゲーターを務めます。オープニング、エンディング、番組中の音楽も西本智実指揮&イルミナートフィルです。
 芸術文化は当然、風土・気候・歴史と密接です。歴史背景によって真実が歪められ伝えられた事によって失われた文化は数多く存在します。
 芸術監督として舞台を演出する時には、こういった背景を復元復活させる芸術的目的を目指して参りました。最近では、多くの方々の協力や理解して下さる方々も増え、少しずつそういった表現をする事が表面化してきています。
 これまでもオペラやバレエの舞台を創る時、構想がまだ私の頭だけにある初期段階では、ポール・ヴァレリーが書いた言葉がいつも心にありました。
 「諸芸術の発展において、“接ぎ木”は、最も実りの多い方法のひとつである。 あらゆる古典芸術は、私の認めるところ “接ぎ木”の産物だ。」
 この番組で取り上げていきます題材は、古代から現在に至る歴史が積み上がっていく中、失ってしまった多くのものや、歴史的背景により歪められてしまったものです。
 自分自身、既成概念に囚われた思い込みの殻をこの番組と共に取り払い、新しい景色も感じていきたいと思っていますので、番組をご覧の皆さんのアンテナも広げて頂く事により(お住まいのお近くにもきっと伝承や伝説が遺っているものもあるでしょうから)、未来へ紡ぐ歴史をご一緒に繋いで下されば、とても意義深く感じます。

(バックステージから)
題字の「ミステリアス ジャパン」の“J”の箇所、
子供の頃から思っていました
“日本地図は逆さになった龍に見える”
との私の意見を反映したデザインにして下さいました(^^)!



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