たまったCDを昨年の春からパソコンに取り込む作業を続け、3500枚終わったところで息切れしました。
まだ500枚くらいありそうですが、まあこちらばボチボチこなすとして、今は取り込んだ楽曲を入れ替えたばかりのスピーカー(Mitsubishi 2S-305)で聴きまくっています。
iTunes でクラシック系とジャズ系のフォルダを作り、演奏家別にプレイリストも作りました(大変だった~)。
同じ楽曲でも演奏家による聞き比べができるのがネット・オーディオのメリット。
もう、ジュークボックス状態です。
さて、表題の「all the things you are」はジャズのスタンダードですが、なんと46バージョン(!)ありました。
リストを提示します(クリックすると拡大します)。
表中の「レート」とは私の独断と偏見による評価です。
★ ・・・ もう聞きたくない。
★★ ・・・ 魅力なし。あるいは録音が古すぎて聞くに堪えない。
★★★ ・・・ まあ、ふつうです。可もなく不可もなし。
★★★★ ・・・ うん、いいですねえ。繰り返し聞きたくなります。
★★★★★ ・・・ ブラボー! 時代を超えそうな名演奏。
白状しておきますが、この46バージョンを全部最後まで聴いたわけではありません。
まず、出だし部分の数秒間でとりあえずの評価をしました。その演奏が醸し出す雰囲気・空気感で決まりです。
それから1~2分聴いて、印象によりその評価を少しアレンジします。
まあ、だいたい数秒間の評価のままこのことが多いですね。
良い評価の曲は、一瞬で部屋の空気が変わったような錯覚に陥らせてくれます。とくに「怪しいジャズ・バー」へ誘ってくれる曲がいいですね。
というわけでミュージシャンの皆さん、出だしの数音は大切です!
五つ星の演奏は3つだけ。
数ある中でマイベストワンに輝いたのは「Art Tatam & Ben Webster」の演奏でした。
Art Tatam のいぶし銀とも呼ぶべきピアノをバックにバラードの名手 Ben Webster がサックスでジェントルに歌う名人芸。聴いていると心が落ち着いてくるんですよねえ。
Ben Webster は昔からのお気に入りアーティストです。
若い頃からスピード感溢れるプレイではなくスローテンポの曲を得意としてきたので、歳を取っても魅力が衰えなかった希有なテナーサックス奏者。
その外見から「flog」というニックネームが付いていたとか(レスターヤングのプレスとはえらい違い)。
「Ben Webster」をYouTube で検索したら動画が見つかりました:
■ 「Jazz 625 - Ben Webster (Part 1 of 3)」
■ 「Jazz 625 - Ben Webster (Part 2 of 3)」
■ 「Jazz 625 - Ben Webster (Part 3 of 3)」
■ 「Ben Webster (Tenor Sax) - Over The Rainbow」
■ 「Ben Webster Sextet - C jam blues (1959)」
■ 「Ben Webster & Ronnie Scott - Night In Tunisia (1964)」
■ 「Ben Webster - Chelsea Bridge (1964)」
■ 「Ben Webster and Charlie Shavers at Cafe Montmartre」
■ 「Ben Webster meets Oscar Peterson (Hannover, 1972)」
でも、一番好きなナンバーはやっぱりこれかなあ:
■ 「My One And Only Love Art Tatum & Ben Webster」
No.2は Joe Pass のソロ・ギター。こちらも派手さとは無縁の滋味溢れる名人芸です。
No.3は Vi Redd のサックス。1950~60年代に活動した女流サックス奏者でバード系らしい。よく歌うそのサックスの秘密は・・・実は彼女はヴォーカリストでもあり、その土に根を下ろしたような歌声も一流なのです。
YouTube で「Vi Redd」を検索したら・・・ウワッ、動画が残っていた!
無名とばかり思い込んでいましたが・・・奇跡ですね。
■ 「Stormy Monday Blues Vi Redd Count Basie 1968」
■ 「Vi Redd - I'd rather have a memory than a dream」
■ 「Vi Redd - "Now's The Time"」
■ 「Vi Redd - Yours」
■ 「Vi Redd 2009 Interview」
かっこいいなあ。
・・・四つ星はたくさんあるので、コメントは省略します。
まだ500枚くらいありそうですが、まあこちらばボチボチこなすとして、今は取り込んだ楽曲を入れ替えたばかりのスピーカー(Mitsubishi 2S-305)で聴きまくっています。
iTunes でクラシック系とジャズ系のフォルダを作り、演奏家別にプレイリストも作りました(大変だった~)。
同じ楽曲でも演奏家による聞き比べができるのがネット・オーディオのメリット。
もう、ジュークボックス状態です。
さて、表題の「all the things you are」はジャズのスタンダードですが、なんと46バージョン(!)ありました。
リストを提示します(クリックすると拡大します)。
表中の「レート」とは私の独断と偏見による評価です。
★ ・・・ もう聞きたくない。
★★ ・・・ 魅力なし。あるいは録音が古すぎて聞くに堪えない。
★★★ ・・・ まあ、ふつうです。可もなく不可もなし。
★★★★ ・・・ うん、いいですねえ。繰り返し聞きたくなります。
★★★★★ ・・・ ブラボー! 時代を超えそうな名演奏。
白状しておきますが、この46バージョンを全部最後まで聴いたわけではありません。
まず、出だし部分の数秒間でとりあえずの評価をしました。その演奏が醸し出す雰囲気・空気感で決まりです。
それから1~2分聴いて、印象によりその評価を少しアレンジします。
まあ、だいたい数秒間の評価のままこのことが多いですね。
良い評価の曲は、一瞬で部屋の空気が変わったような錯覚に陥らせてくれます。とくに「怪しいジャズ・バー」へ誘ってくれる曲がいいですね。
というわけでミュージシャンの皆さん、出だしの数音は大切です!
五つ星の演奏は3つだけ。
数ある中でマイベストワンに輝いたのは「Art Tatam & Ben Webster」の演奏でした。
Art Tatam のいぶし銀とも呼ぶべきピアノをバックにバラードの名手 Ben Webster がサックスでジェントルに歌う名人芸。聴いていると心が落ち着いてくるんですよねえ。
Ben Webster は昔からのお気に入りアーティストです。
若い頃からスピード感溢れるプレイではなくスローテンポの曲を得意としてきたので、歳を取っても魅力が衰えなかった希有なテナーサックス奏者。
その外見から「flog」というニックネームが付いていたとか(レスターヤングのプレスとはえらい違い)。
「Ben Webster」をYouTube で検索したら動画が見つかりました:
■ 「Jazz 625 - Ben Webster (Part 1 of 3)」
■ 「Jazz 625 - Ben Webster (Part 2 of 3)」
■ 「Jazz 625 - Ben Webster (Part 3 of 3)」
■ 「Ben Webster (Tenor Sax) - Over The Rainbow」
■ 「Ben Webster Sextet - C jam blues (1959)」
■ 「Ben Webster & Ronnie Scott - Night In Tunisia (1964)」
■ 「Ben Webster - Chelsea Bridge (1964)」
■ 「Ben Webster and Charlie Shavers at Cafe Montmartre」
■ 「Ben Webster meets Oscar Peterson (Hannover, 1972)」
でも、一番好きなナンバーはやっぱりこれかなあ:
■ 「My One And Only Love Art Tatum & Ben Webster」
No.2は Joe Pass のソロ・ギター。こちらも派手さとは無縁の滋味溢れる名人芸です。
No.3は Vi Redd のサックス。1950~60年代に活動した女流サックス奏者でバード系らしい。よく歌うそのサックスの秘密は・・・実は彼女はヴォーカリストでもあり、その土に根を下ろしたような歌声も一流なのです。
YouTube で「Vi Redd」を検索したら・・・ウワッ、動画が残っていた!
無名とばかり思い込んでいましたが・・・奇跡ですね。
■ 「Stormy Monday Blues Vi Redd Count Basie 1968」
■ 「Vi Redd - I'd rather have a memory than a dream」
■ 「Vi Redd - "Now's The Time"」
■ 「Vi Redd - Yours」
■ 「Vi Redd 2009 Interview」
かっこいいなあ。
・・・四つ星はたくさんあるので、コメントは省略します。