私の音楽 & オーディオ遍歴

お気に入りアーティストや出会った音楽、使用しているオーディオ機器を紹介します(本棚8)。

鼓童ワン・アース・ツアー2016「螺旋」

2016年09月12日 | コンサート
 2016.9.11夜、館林市文化会館に和太鼓集団「鼓童」が来たので、夫婦で出かけました。



 長男が大学の和太鼓部に所属しており、何度かそのパフォーマンスを目にしたことがあります。
 「プロの太鼓とどこが違うのか?」
 と素朴な疑問を持ち、今回の公演を聴くに至りました。

 会場は開演前から人だかりで、知り合いの顔もチラホラ。
 開場後も、観客席は9割以上埋まっていました。

 公演は20分の休憩をはさんで約2時間。

 第一部は、やや抑え気味のプレイです。
 「太鼓って、音階・旋律がないから単調」
 「聞いていても情景が浮かばない」
 などと、やや斜に構えた感想が頭に浮かびました(^^;)。
 小太鼓の一糸乱れぬ急速連打に驚愕。

 第二部は通奏低音のようなリズムの中に微妙な揺らぎを含み、時にエネルギーがほとばしるパフォーマンスを堪能しました。
 歌を入れたり、篠笛を入れたり、芸に広がりも。
 「規則正しいリズムの連続、太鼓の音って気持ちいいんだ」
 と素直に体が喜びました。
 あ、これが太鼓の魅力なんですね(^^)。

 太古の昔から単調なリズムを反復して徐々に盛り上がる音楽は宗教のトランス状態誘導に用いられてきた、そんなことが頭に浮かびました。
 イスラム教のスーフィズムしかり。
 ジャズ界の帝王、マイルス・デイビスの晩年もしかり。
 
 大学和太鼓部と違うと感じたところ。
・リズムが複雑 ・・・どうやって覚えるんだろう?
・個人パフォーマンスにスポットライトが当たる ・・・ジャズのソロのよう。
・大きな太鼓を使う ・・・高そう。
 等々。