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幕府海軍「回天」始末

2016年09月03日 | 
幕府海軍「回天」始末


幕府軍艦「回天」と聞いてすぐに何の話についての本かわかる人は幕末の旧幕軍の事をよくご存知だろう。または新撰組好きな方であればアボルダージュ作戦にて野村利三郎が戦死、相馬主計が重症を負った事で知られるだろう。

鳥羽伏見の戦いにおいて、幕府伝習隊や会津:桑名藩などは陸戦で敗戦。しかし、幕府海軍は榎本武揚率いる開陽丸を始め多くの軍艦を保有し大阪湾にて薩摩藩軍船と海戦を行っている。
しかし将軍が江戸に逃げ帰ったため敗北。品川沖に停泊していた。幕臣榎本武揚が幕府海軍を率いて蝦夷函館へ向かい函館戦争が起こった。
この函館戦争の勝敗は海軍力によって大きく左右される。特に、幕府がオランダに発注した開陽丸は当時の日本海軍の軍船の中でも群を抜く性能で薩長軍も容易に海戦に挑めなかった。しかし松前を攻めている時に座礁、沈没。これにより旧幕府軍の海軍力が落ちてしまう。

二番艦として回天に旧幕府軍の希望と未来がかかる。

函館における回天の重要性はこの本を読んで確認してもらいたい。
そして艦長の甲賀源吾の生きざまも。

海軍って男らしい。