櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

◉新作ダンス公演2024年7/13〜14 ◉コンテンポラリーダンス、舞踏、オイリュトミー

断片01/04(劇場、真実、アポクリファ、、、)

2021-01-04 | ダンス新作公演 Next performance

前のお正月が遠い昔のように思えるのに、2月あたりからの急速な変化は昨日のことのように感じてしまい、複雑な気持ちです。

そして、活動が制限されたなかで、仕事や生活の心配ゆえにどんどん深刻な気持ちになる反面、読んだ本の記憶もまた、非常に独特です。

前にも書きましたアーレントのほか、カミュとサルトルの激烈な対話や、オルテガ、あるいはバクーニンなど、やはり、この状況のなかで読みたくなった本には深刻に現実と対峙するようなものが多く、激変期に生きた人々の思索に杖を探そうとするような読書になりがちだったのですが、これらとは別に、古いものをじっくり読み直す気持ちにもなったのも久々のことでした。

最近では、「アポクリファ」のいくつかの文書に、あらためて刺激を受けました。アポクリファというのは「隠されたもの」という意味ですが、具体的には、何かしらの理由で「聖書」に取り入れられなかった文書のことで、そこには、昔の人のさまざまな智慧や心の動きが、書き留められているのです。たとえば、その一部であるヨハネ行伝には「劇場」についての言及があり、「真実を知りたければ劇場に行け」というようなことが書かれているのですが、この言葉に、僕はあらためて興味を持ちました。神殿でも教会でも寺院でもなく「劇場」という場所に重きを置く一言は、やはり、非常に深い意味があるのではないかと思いました。

支配的な力の流れは、他者との差異を意識するよりも他者を理解し同調することを推奨します。また、個に対して、私は何者か、ということを自己規定させ、それによって柔らかく自由を制限してゆくようにも思えます。

しかし、劇場という場所には、別の力の流れが発生しやすい特徴があります。同じ場所で、非常に多様な「生身の」人間が舞台と客席で向き合い、異質な感性が入れ替わり立ち替わり異なる表現や思考や感情生活を力いっぱいにするのです。

そこは、感動と幻滅が常に共存する場所であり、精密さとハプニングが同居する場所であり、そこは、共感ばかりでなく、反感をおぼえるものや理解を超えるものさえもが、しばしば現れるカオス的な「未定の場所」です。

だから、そこでの経験は、日常には無い感覚を覚醒させたり、心を震わせたり乱れさせたりする、独特のものになります。そして、決めつけた自己を「解体」したり、他者(異なる人)との「差異」を再認識したりする場所にもなります。

そのような場所にこそ「真実」があるという言葉は、僕には、とても力のある言葉に思えました。

長大な文書のなかのごく短い一節が、とても動的な力を与えてくれたのは、やはり「書物なるもの」の良さだと思いました。

 

 

 

 

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photo 01/03

2021-01-03 | 日々のこと(daily)

 

 

 

 

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stage photo:Sakurai Ikuya dance solo(櫻井郁也ダンス舞台記録)

2020-12-30 | 公演写真&記録(国内) dance works in JP(photo etc)

 

photo=Sakurai Ikuya's previous work "Cascade" 2000 

 

踊り、なるものがこの世に生まれたのは何故なのだろう。

そんなことを、これまで以上に、強く強く思った年でした。

上の写真、つまり2000年のころ以来の内的な変化を感じつつです。

(当時はドイツでの客演に続いてアンサンブル作品の振付を行い、その数ヶ月後に上演したのが、写真の『カスケード』という作品で、ソロダンスとピアノとサウンドオブジェのためのものでした。)

この写真の公演のあと、2001年の「9.11事件」の戦慄と脅威をへて、僕は意識的に『独舞』に専念するようになり、「非暴力と不服従のためのダンス」というコンセプトとともに、現在の《櫻井郁也ダンスソロ》というシリーズ公演を開始しました。そして、20年目になるところで、この「コロナ禍」なるものに遭遇し、上演リズムを中断されました。

丸一年ものあいだ舞台に立たない経験。上演の目処が無いリハーサルを続け作品が壊れ別の何かが芽を吹き始めるという経験。オンライン授業なるもので人と出会うという体験。ライブ配信なるものの演出経験。日々のレッスンや教育活動に対する、かつて意識しなかった愛おしさと責任を感じる経験。

今年は、そのような、いままでにない経験が重なりながら、総じてそれらが喜ばしくないという、神経がざわめき続ける、暗い、そして、受け容れがたいものが沸々とたぎる日々のなかで、「踊り」なるものについて、あらためて憧れ惚れ直した一年だったと思います。

どんな踊りを生み出すか、というのは当然の課題だけれど、それにもまして、どうして踊りなるものが生まれてくるのだろうか、ということが、いま、より切実に思えて仕方がありません。

どんな世界が良いのかと思うのとはまた別に、この世界というのはどんなふうにして生じたのだろうかと問うようなことにも似ているでしょうか。

この身から、この一瞬間に、この場所に、こぼれるもの、にじみだすもの、ふんしゅつするもの、、、。

踊りからは、言葉が生まれることもあるし、音楽が生まれることもある。しかし、言葉も音楽もない極度の静寂が踊りから生まれてくることも、また、あると思います。さらに、何一つ生じ得ないような真空と空白と停止もまた、踊りには隠されてあるのではないか、などということも、思います。

爆発し続ける隕石のような轟音と、二度と燃え上がることがないダイヤモンドのような静寂が、ともに抱きかかえられてあるような、超原始的な混沌が、踊りなるものにはあるのにちがいない、ということも、いま、この停滞の中で、思っています。

散らばるもの、吹き出るもの、もうやってられないもの、燃やしてしまいたくなる言葉、とても無意味な反乱、情熱的な絶望、ゆっくりとした落下、、、。

さて、ここから。

 

 

 

 

 

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ダグ・エイケンの映像展示

2020-12-25 | アート・音楽・その他

 

 

 

用があって表参道に行ったのだけど、クリスマスなのに今年はイルミネーションがありません。

淋しいと思いながら、ヴィトンギャラリーに立寄ったら、心が透明に冷却されるような、かつ、現在の自然と人の関係について、じわじわと考えさせられるような空間がひろがっていました。

ダグ・エイケンという作家による《New Ocean: thaw》と題された映像インスタレーションが展示されています。

アラスカの風景、溶けてゆく氷河、氷と水のフォルム、それらが、自然音と電子音とが混合された繊細な音響の中で、非常に美しく映し出されます。

ビデオの6面投影とスピーカーの構成。シンプルですが、実に効果的な映像と音の場が形成されています。

美しいビジョンに囲まれながら、底はかとない崩落感が感じられるのは、個人的な心のせいでしょうか。

滞在する時間によって体験が変わってくる展示かもしれませんが、環境について、環境と私達の関わりについて、いろいろなことを考える時間を与えてくれます。LINK

 

 

 

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photo 12/22

2020-12-22 | ダンス新作公演 Next performance

 

 

 

 

 

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断片12/20:聴覚と火と、、、(櫻井郁也ダンスノート)

2020-12-20 | ダンス新作公演 Next performance

 

photo=rehearsal for next performance

 

踊りは聴くことに限りなく接していて、踊っていなければ聴こえないものさえあるのではないか、と、ずっと、思っている。

なにかを聴く、なにかに耳を澄ます。

ということと、踊る、ということが、どうにも重なる。

踊っている時でないと聴こえないものがある。

そう思えてならないのはなぜだろう。

そう考えるとき、踊りというのは一種の神経の目覚め方と関係する行動なのではないかとさえ、思えてくる。

静寂を聴くこともある。静寂こそ音と、心のどこかで思っているかもしれない。

色にしても形にしても、僕の場合、それらは聴覚に働きかけてくる力が非常におおきいように思えてならない。

聴く、というのは、受ける、ということでもある。

聴く、ということは、いったん自分の我を消すことにも結びついている。

「いまここ」の気持ちを停止して、よく聴けば、外部から何かが訪れる。外部とは遠方である。遠方から訪れる何かが内的な火に変わるとき、筋肉が緊張して神経がざわめき、やがて、何かが切れる。

聴覚のおこす火は、言葉の火よりも原始的な力を持っているにちがいない。その力を待たなければならない。

踊る稽古は僕にとっては聴く稽古でもある。色々と迷いながらも、そのことはなぜか変わっていない。

聴くことは受動である。受動的なことはとても大切だと思う。

世の多くは能動的であることを奨励するが、好きでない。自分が自分がという声や言葉や人は、どこか恐ろしい。

受動体。

聴く体。

聴くこと、身をゆだねること。

しんとすること。

そのようなことを、いつもいつもいつも、思う。

聴くことは待つことでもあるかな。

待つことができなければ聴くことはできない。

待つことが出来なければ、踊りは沸き出してこないだろう。

受容。

これがダンスの最小単位で、聴覚はその先端を担っているのではないか。

そして、聴覚は触覚にもつながっているのではないか、つまり、聴くことは触れることでもあるのではないか、とも思う。

たとえばそのような仮説から、いましばらく考えをすすめてみたい。

(from notes for dance2021:Sakurai Ikuya)

 

 

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新作現況(櫻井郁也ダンス公演2021)

2020-12-14 | ダンス新作公演 Next performance

 

 

ことしは春公演につづき秋の延期上演も流れて、詰めてきた作品が一度は解体しました。

この経験を通じて、ダンスが壊れ物であることを意識し直しました。

しかしそこに、このコロナ状況をつうじて出てきた様々な思いやイメージが重なり、散乱してしまったものに結びついて、いつのまにか新しい作品として再発生し始めています。

音も言葉も身振りも機械的なことがらさえも、ことごとくが細かく散らばり、もう壊れてしまったかと思われましたが、そうではなかったようで、いったん霧のようなものになってもありつづけているものが再結晶し始めている、作業としては、もういちど呼吸からやりなおしているのだけれど、非常に細かい神経の呼吸のような感じを探っています。

いままでに経験したことの無い状態なので言葉にしにくいのですが、あえて言えば、あの3.11のあとにとても放射ののことが心配でならなかったときに(じっさいそれは降り注ぎ続けていたのですが、それでも、、、)気付けば目の前の樹木に新芽が芽吹いていたときの感じに近いのかもしれません。

すべての一瞬において、微細な出来事が作用しあって、外部の自然にしても、内部の思考にしても、生成は予測を超えて起こり続けているのでしょうか。

もしかすると、げんざいの僕は身体の皮膚の下で蔓延しているものを呼吸しようとしているのかもしれないし、肚の内部で沸騰しているものもふくめ、どうにもならない狂い、とでもいうようなものを受け容れ直そうとしているということなのかもしれません。

体の出来事を心が追う、ということでしょうか。ともかく作業をつづけます。

※2021年のどこかで上演する計画が具体的に動き始めました。順次、ご報告させていただきます。ぜひ、ご注目ください。

 

 

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photo 12/11

2020-12-11 | 日々のこと(daily)

 

 

 

 

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断片12/08:言葉に近づいてゆくことは(櫻井郁也ダンスノート)

2020-12-08 | ダンス新作公演 Next performance

 

 

風が吹いている。

大気が強く流れて、さまざまなものを入れ替えてゆく。

風とともに、あらゆるものは必ず新しくなる。

この流れゆく空気のありさまを、

日本語では「かぜ」と呼び、英語では「wind」と呼ぶ。

 

ふと思う。

なぜ、言葉がちがうのだろう。

言葉のちがいは心のちがいなのだろうか。

 

少しずつ異なる土地で、少しずつ異なる人が、

少しずつ異なる言葉で、少しずつ異なる響きを放ち、

少しずつ異なる生を過ごしている。

おびただしい「すこし」が網の目のように、この地上を覆っている。

 

似ているのにどこかちがう、違うのにどこか似ている。

他者にあこがれ他者をおそれる。

おそるおそる距離を埋めようとする。

言葉を、コトバを、ことばを、きく、きこうとする。

 

かぜ、という言葉にはその素朴な音素ならではの素早さを感じるし、

windには、たくさん唇や舌を動かす独特の運動感がある。

とおい彼の地にwindが吹くとき、

彼の地の大気は波打つように、どどお、と唸るのではないか。

とおくを思いつつ、う・うぃ・ん・どっ、と言ってみる。

 

つうじそうでつうじない、

ひびきかた、ひびかせかた、

 

響きにのせる何かが、たぶん少しちがうのだろう。

僕の心に風はあるがwindはないのかも。ないから想像したくなるのかも。

 

想像とはディスタンスではないか。

ういんどっ、ういんどっ、と繰り返しながらwindに近づこうとする。

 

言葉をわかろうとするのは人をわかろうとすることか。

言葉に近づいてゆくことは人に近づくことに、ちかいのか。

言葉には人の心が宿っているにちがいない、という希望があるか。

言葉を交わしているのに心がわからない、という絶望があるか。

 

言葉の音ひとつひとつが、心を運ぶ種なのだろうか。

言葉の音ひとつひとつが、心を遮る雲なのだろうか。

 

言葉を、コトバを、ことばを、きく。

きこうとする。

(ぼくにとって言葉をきくことはダンスの体の振動におそろしく深い関係があるように思えてならないのです)

 

 

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dance photo:Sakurai Ikuya (rehearsal for next work)

2020-12-07 | ダンス新作公演 Next performance

 

photo=rehearsal for next performance

 

新作公演のプロジェクトが、具体的に動き始めました。

順次、ご報告いたしますので、ぜひ、ご注目ください。

 

 

 

 

 

 

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石岡瑛子さんの回顧展で、、、

2020-12-04 | アート・音楽・その他

 

 

美しいものには、芯があります。

良い作品には、しっかりした言葉が宿っています。

石岡瑛子さんの回顧展で、あらためて、そう思いました。

彼女がデザインしたポスターの中にいる女性のまなざしには、媚びがありません。可愛く見せようとするような、姑息さもない。

資生堂の、パルコの、覚えあるポスターがずらり。

街で、本で、テレビで、家で、、、何度も何度も見たはずなのに、初めて見るような新鮮さ、そして説得力を感じます。意見がしっかりあるからです。

やはり素晴らしい。しかし、なぜそれらが素晴らしかったのか、ということについて、イマ改めて展覧会という場で見ると、客観的に考えさせられます。

レニ・リーフェンシュタールの再評価となったヌバ族の写真展、タマラ・ド・レンピッカの画集、角川書店の野性時代。ビスコンティの、そして、コッポラの映画、、、。日本公開されなかった映画『MISHIMA』のセットが再現された部屋は息を呑みました。

持っている本や雑誌が、観た記憶があるステージや映画が、展覧会として展示されている。その場に居ることで、それらの底部に流れていた思想や熱を捉え直す、非常に大切な機会になりました。会場の要所要所に掲示されている石岡さん自身の言葉にも、心をつかまれました。

この人は、世間や人目や時代を気にして自分の個を疑ってしまうような弱さが無い、信頼できる芸術家の一人です。

展示はかなり大規模で、落ち着いて鑑賞するなら、少なくとも2~3時間かかると思います。木場の東京都現代美術館。来年2月までだから、まだしばらくやっています。(link

 

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dance photo:Sakurai Ikuya (rehearsal for next work)

2020-11-28 | ダンス新作公演 Next performance

 

photo=rehearsal for next performance : Sakurai Ikuya

 

 

 

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断片11/25:三島由紀夫さんの、、、

2020-11-25 | ダンスノート(からだ、くらし)

 

 

「命がけで」うんぬんというような言葉を聞くたびに、僕は、ちょっとしたとまどいをおぼえます。言ったことがありません、言えません。

たくさん理由がありますが、そのなかの一つに、三島由紀夫さんの行為についての引っかかりが、あるかもしれません。

僕はまだ小学校前でしたから、事件の記憶は直接にはありませんが「あの日」の様子を祖母から何度も聴いた記憶があります。

どえらいことをしはった、という、祖母の大阪弁の語り口と一緒に、事件は、胸のどこかに引っかかったままになって、深い謎として心の底に沈んでいるのです。

それから、三島由紀夫のことを好んで議論する大人たちや、逆に、忌み嫌い遠ざけようとする大人たちが居た記憶も確かで、それゆえ「ミシマ」を読まないでおくことが出来るわけがなかった、のも確かです。

駆け出しのころ、父を看取ってすぐ上演したダンスに市ヶ谷での演説に関わる部分があり賛否が分かれましたが、三島事件については、まだ思考がまとまりません。どんどん、まとまらなくなっています。年齢を重ねれば重ねるほど、何も言えなくなってきます。

ずっと気になり、いろいろ聞き、読み、考え、しかし、なぜでしょうか、どうしても、僕は、三島由紀夫さんの行為が事件が、わかった気になりません。わかった気になってはいけない気さえ、します。

なぜ、、、。

きょうは11月25日、「あの日」です。

享年45歳。舞踏の黎明に深く関わった人でもあります。

上の写真はウチにある『太陽と鉄』の表紙。その下は中身のラスト近く、イカロスを詠んだ詩の冒頭ページ。

衝撃を、まだ受け続けています。

 

 

 

 

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photo 11/24

2020-11-24 | 日々のこと(daily)

 

 

 

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dance photo:Sakurai Ikuya (rehearsal for next work)

2020-11-20 | ダンス新作公演 Next performance

 

photo=rehearsal for next performance : Sakurai Ikuya

 

 

 

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