なないろ*くれよん

七海の、つれづれ日記です。

わたしの保育感

2018-08-08 14:40:12 | こども
新しい職場(幼稚園)の、幼稚園が終わった後の、
預かり保育専門の保育士をしはじめて、ようやく2か月が経ちました。

保育園で、8年。
幼稚園で働き始めてまだ、少し。。。

でも、どこの保育の現場でも直面する
「保育ってなんだろう?」という、自問自答。

今日は、私なりの、保育感について
少し、書きたいと思います。



私は、普段から「優しそう」「穏やかそう」と、見た目からよく言われます。
本当に、よく言われる。

確かに、わたしのモットーは、優しく生きることです。

でも、そこで悩むのが「優しさと厳しさの質」です。

特に、保育の現場で、ただ優しいだけでは
こどもは育てられないので、「優しさと、甘やかし。」の境界線に
常に、悩む日々なのです。

保育者として、やらなければいけないことのひとつが
「叱る」ことだと思います。
でも、この叱るという行為の、質を、もっと高めなければいけないのではと
常々思っています。

保育の現場で、よく見られる、こどもが叱られる場面を、少し書きだしたいと思います。

・特定の子が、ふざけて、周りの子と同じ行動をできないとき。
・友達と、譲り合いをできず、自我を通そうとしたとき。
・「ごめんなさい」が、先生やお友達に言えない時


いろんな場面が、日々ありますが
よく見られるのは、この三つのパターンのように思えます。

もちろん、友達や、幼稚園保育園の大切な物を
傷つけてしまった時、命に係わる危険な行動をするときは
強く叱ることが必要だと思います。



でも、保育園、幼稚園に来ているこどもというのは、
まだまだ成長が未発達で、いろんなことは
時間をかけて、根気よく、これから身につけていくこと。


「長い時間叱って、いつまでも泣かせる。」
「〇〇くん・ちゃんは、しばらく遊ばなくてよろしい。」

と言うような叱り方に、いつも疑問を感じています。


こどもは、強く叱られる、怒られると
恐怖心から「ママ助けて」というきもちにもなります。

恐怖心や、悲しみ辛さ、だけが記憶に残って
なぜ自分が叱られたか?自分が叱られてる理由は何で
何を直せば、先生は笑顔に戻ってくれるのか。

そこまで理解できる幼児は、少ないと思っています。


私自身、幼児期、母に、初めての子育てでのイライラMax状態で
育てられましたので、実に理不尽な理由て叱られた記憶が、未だに残っています。

永遠に正座されられて、お説教を聞いた最後に
「わかった?!じゃあ、何がわかったか説明して見なさい」と言われて
口をつぐんでしまった私が、その先も叱られ続けた体験


こどもというのは、大人と同じ理屈は通りません。

「こどもを、こどもとして扱うことの大切さ。」という言葉を
聞いたことがあります。
心身ともに、未熟な時期のこどもを、大人扱いしては、かわいそうなのです。


しかしながら、しつけていかなければいけないのも事実。

なので、叱るときのポイントは
「いけないことをしたら、すぐにその場で叱る。」ことと
「叱るときは、いつまでもしつこく叱るのではなく、短く叱る。」が、大切なのだそうです。


いつまでも長々と立たされて叱られてる子が
先生の話に飽きて、上の空になっていて、また叱られる。
という場面は、よく見てきました。

叱ることはとても大事かもしれませんが。
こどもに、愛ある厳しさで接しながらも、
大人もこどもも辛い時間は、さっと終わらせて
また、笑顔でギュッと抱きしめてあげ、
楽しい時間に戻してあげたいなと、いつも思っています。


叱る内容も、日々悩みます。


こどもというのは、遊ぶことが仕事です。
遊びというのも、大人には発想のできようようなことに発展させます。

こどもにとって、ただ、夢中で遊んでいるだけの結果、
大人からしたら、突拍子もないことだったりして
叱られることも多々あります。


また、「やりたい」欲求が満たされていない子も、多くみかけます。

保育園、幼稚園では、お家のように、
自分の好きなおもちゃで、好きなだけ自由に使うことができません。

保育園、幼稚園は、子供にとって、生まれてはじめての社会で
「我慢」する「人に譲る思いやりの心」を、芽生えさせる
大切な場所にもなります。


でも、そこで、こどもが「健やかに成長」できるか
「自己欲求を上手に満たすことができず、いつまでも、欲求だけが残ってしまう。」かは
保育者の、言葉がけや、日々の接し方で、大きく道が分かれるように思うのです。


こどもは、ひとりひとり違います。
当然のことですが、そのことを忘れてはいけないと思います。

ひとりひとりに、合わせた、叱り方、接し方も
時には必要なのではないかなと思っています。

まだまだ、自己欲求が満たされていない子には
無理にその欲求を押し込めてしまうのではなく、
まず、欲求をうまく発散して満たしてあげることも、大事ですね。



と、長々と書きましたが、さて、わたしは?というと
「叱る」ということが、うまくできない保育士です。

理由は、文章だと自分のきもちをうまくまとめられるのに
コミュニケーション能力が低く、
こどもに、理論立てて、何がいけないのか。などを
わかりやすく話して聞かせる腕前がないのです。


周りの先生方のやり方を見ながら、
日々、まだまだ勉強です。

理屈を並べるのは、簡単。
いざ、実践すること、行動に移すことが大切ですね。


私は、どちらかというと。。。いや
あまり、こどもを叱ることのない、甘い先生です。


わが子たちも、のんきに育てて、躾がちゃんと
できていなかったので、いろいろと反省ばかりです。


自分が、何を大事に、こどもたちに伝えていきたいのか?
そこを、もっともっと明確にして、芯のある先生、母になりたいです。



わが子の夏休み真っ只中。
大したこともできずに、日々が過ぎ、焦ります。
今のわたしに、何ができるのか。

行動に移しいてかなきゃなぁ。
さぁ、がんばってこう





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