こたつむり本舗

りうまちゃーなナマケモノのブルーな戯言の綴れ書き

氷艶2017ー破沙羅ー 5/20 マチネ 感想その三

2017-06-04 16:58:34 | ハコの覚書
 瓊瓊杵&木花の裏切りにあい置いてけぼりを喰らって恨みに身を沈める岩長姫が市川笑也、この人も久しぶりに観るお人。アイスホッケーの選手登録歴の過去があるのは昔から知っていたので氷艶の制作発表があった時にはこの人は絶対に出る!と確信した人でしたw
 今回は岩長姫ということで相当に迫力のある顔に作ってあったが、透明感のある容姿と美声は健在、昔から位取りだけは苦労した形跡のない人だったけど、「破沙羅」の世界のトップに君臨する悪の女王然とした押し出しも立派。若い頃からの長所はそのままに経験を重ねた熟練の演技で物語を進めていく。
 最初に登場したときの生真面目一本やり義務感満載な様子から、恨みで仁木弾正を呼び出してからの仁木との妖艶な絡み、義経を捉えての艶然とした挑発、まさにねっとりとした怪しい大人の色香を振りまいていた。まさか良くも悪くもクリスタルのようと評された笑也に妖艶とか艶然といった単語を使う日がこようとは!どんな形でもいいから猿翁さんに観て欲しいなぁ。
 で、スケート経験者の笑也さんは終始スケート靴をはいているわけですが…滑っているというより浮いてるwお引きずりの打ち掛け状のドレス姿で上体を動かすことなく優雅に裾を捌きながら氷の上で浮いているw趣味で滑ってた人の滑りじゃなかった、ジュニア上位からシニアレベルでの選手登録の過去があり、現在まで定期的に滑っている人の滑りでしたねw
 それと、つーっと音もなく浮いているような滑りにも驚いたけど、氷上での毛振りにも驚いたw舞台でも滅多に毛振りはしない人が氷上で毛振りw市川笑也の毛振りなんて22年ぶりだwおおーっっとこの場面だけ音色の違う歓声が沸いてましたねw
 それ以上に驚いたのが一幕で岩長姫の裾からフィギュアブレードが覗いた時!、なのに二幕では白のホッケーブレードで、一幕と二幕で使用するスケート靴を替えていたこと!
 競技の種類によってスケートブレードに重心を乗せるポイントが全く違うから併用は無理なんだそうですが、二種類のシューズを使い分けて同等の滑りをするなんてね…変態!w


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