すまいる通信

「すまいる」は我が社の命名に含ませたテーゼ。そして、日々の暮らしのヒントそして随想を配信していければと思います。

宅建

2005-11-30 12:00:24 | Weblog

 今朝、先月16日に実施された宅建試験の合格者の発表がありました。毎年20万人を超える志願者があるマンモス試験で、今年も20万の人達が受験したそうです。そして、50点満点で33点が合格点で、合格率は17.3パーセントだったそうです。合格した方は、本当におめでとうございます。毎年この時期には、私自身の何年か前の感動が思い出されます。時代を反映してか、今年もこの資格試験は相変わらずの人気で、難関なものだったようです。
 それにしても、最近発覚したマンションの手抜き工事事件には、辟易しています。不動産業に身を置く者としても、暗澹たる気持ちになります。人間生活の根幹である「衣、食、住」の一角をなす大切な住宅産業の一部が汚染されていた状況を知るに残念です。過度な利益追求が、人命を犠牲にしてなされるといった職業のモラルの最低次元の問題です。我々現場にいる者は、襟を正し今後の業界の信頼回復を図っていかなければと思います。そして、希望を持って入ってくる人達にも一緒に頑張って頂きたいものです。

もみじ公園

2005-11-10 11:45:29 | Weblog

 一雨ごとに秋が深まっています。わが事務所の近くにある「もみじ公園」では、いよいよ紅葉が、本格的になってきました。今年の秋は暖かく季節の足取りは遅かったので、紅葉の季節は例年より遅れて来ました。11月というと、暦の上では冬ということで、常緑樹の雪囲いが、始まっていました。
 この「もみじ公園」は17世紀に、時の山形城主によって造営された古庭園で、今は山形市に移管されているもので、市街地の中にありながら静かな佇まいをみせて、植木の町を象徴するものとなっています。春の新緑の季節もいいものですが、もみじが真っ赤に染まるこれからが最高です。
 この庭園は、やはり屋敷の北に位置しています。現代風では、家の南に庭を造るのが常道といえますが、このように昔から北側に作るのが、贅沢の極みといわれるそうです。広い敷地を利用し、庭園の樹木を太陽の光に当てて見て楽しむのが、富裕者の作法といいます。米沢での米織の大富豪の邸宅とか、谷地の大地主で知られた堀米家の屋敷などを拝見するに、この贅の一端を垣間見ることが出来ます。

晩秋

2005-11-01 17:46:12 | Weblog

 季節は、晩秋の気配です。紅葉前線は野に降り、いよいよ街も色ずく頃になりました。事務所の近くの山形大学の小白川キャンパスの銀杏並木も、いつの間にか真黄色になっていました。今年の秋は例年より暖かく、紅葉の進度が大分遅かったのですが、霜月の声を聞く頃になると、さすが朝晩の冷え込みも厳しくなり、草木がいっせいに冬支度を始めた感じです。
 晩秋の学園のキャンパスの様子は、何かしら自分の郷愁を感じさせるものがあり、独特の感慨を呼び戻してくれるものです。