今朝、先月16日に実施された宅建試験の合格者の発表がありました。毎年20万人を超える志願者があるマンモス試験で、今年も20万の人達が受験したそうです。そして、50点満点で33点が合格点で、合格率は17.3パーセントだったそうです。合格した方は、本当におめでとうございます。毎年この時期には、私自身の何年か前の感動が思い出されます。時代を反映してか、今年もこの資格試験は相変わらずの人気で、難関なものだったようです。
それにしても、最近発覚したマンションの手抜き工事事件には、辟易しています。不動産業に身を置く者としても、暗澹たる気持ちになります。人間生活の根幹である「衣、食、住」の一角をなす大切な住宅産業の一部が汚染されていた状況を知るに残念です。過度な利益追求が、人命を犠牲にしてなされるといった職業のモラルの最低次元の問題です。我々現場にいる者は、襟を正し今後の業界の信頼回復を図っていかなければと思います。そして、希望を持って入ってくる人達にも一緒に頑張って頂きたいものです。