じゃみじゃみ(´~`)

じゃみじゃみとは福井弁で放送終了後の砂嵐のコト。こどものおもしろことば♪ほんわか感想ブンを…のぞいてってぇのぉ~♪

いのち☆思いやり

2006-07-18 10:45:07 | 感想ブン
今日も雨が降っています。
福井は2年前福井豪雨で、たくさんの方が被害にあわれました。
(親戚も家1軒床上浸水。川が決壊した所の近くだったため。)
実家も、あと1cm水かさが増えたら、玄関に水が入ってくる状態でした。
自然は偉大ですが、脅威でもあります。
福井でも、嶺北で200ミリを超える大雨、床下浸水やら、崖崩れやら被害が出ています。
これ以上災害が拡大しないよう祈るばかりです。

昨日は雨の中、お義母さんのお誘いで、スターバックスにいってきました。
持って来て下さった方が、
「大変おまたせいたしましたぁ」と言ったら、
弟君がすかさず、
「全然待っていませんよ~。すぐ来たもん。」ってにっこり。
店員さんも、にっこり。
微笑ましい光景。

しばらくすると、向こうから、先日救急病院でお世話になった、先生が見えました。
お義母さんが、
お礼いいたいねって言ったんだけど、
あちらもオフだからねぇ。お義母さん。病院じゃないし悪いよぉ~と私。

先生はずっと参考書のようなものを開いて勉強されていました。
本当に感じのいい、優しい先生で、勉強熱心なんだなぁと感じました。

それでお義母さんとこんな話になりました。
良い先生と言えば…

お義母はラジオがすきなんですが、 NHKの番組でいのちについて話している番組があって…
お母様がキリスト教の方で、子供さんが三人。一番下の子がインフルエンザの後遺症で脳症になって
兄妹が毎日病院に通っては、がんばれ~がんばれ~っていうので、なかなか天に行けないのじゃないでしょうかとお医者様に相談されたという話をやっていたそうなんです。

お医者様は僕は未熟なのでご兄妹に上手に説明ができるか分かりませんが…といいながら、
絵本を使って、ご兄妹たちに、この世の命がおわることと、皆の心のなかで弟さんを忘れず想う事ができたら、心の中で弟君は生き続けているんだよ。って子供達にはなしてくれたんだそうです。
…なんて素敵なお医者さまなんだろうって…
この話をしながら、お義母さんと私、目頭あつ~くなって、お店で涙ぽろぽろ。
周りから見たら不思議な光景だったんじゃないかなぁ。

命に対しての思いやり。看取る事の難しさ。主人のお友達もお母さまの最後に間に合わず、後悔の念にかられていた。私は、まだ両親も健在なので家族の死というのはおじいちゃんしかなくておじいちゃんは最後はぼけて私の事もわからなかったけど、それでもお父さんとお母さんが良くしてくれていたので幸せだったんじゃないかなぁ。自分が突然の家族の死に直面した経験がないので、経験した方の気持ちはきっと壮絶な孤独や寂しさが襲うのだと…という想像しか…
それでも…、
優しくなりたい。

お義母さんは歳の8歳離れている妹さんがいます。子供さんは今、高校生と中学生の男の子。
この中学生の男の子が幼稚園の頃、
運動会で走り競争していた時の事。トップで走っていたんだけど周囲の声で、後ろの子が転んだのに気付いたんだって。皆が抜いて行く中、迷わず走り戻って、大丈夫?って転んだ子を抱き起こして、手を繋いで一緒にゴールまで走ったんですって。

お義母さんの妹さんはそんな息子さんを見て涙が出たって…。
息子さんの思いやり。息子さんの事を嬉しそうに話す○○子さん…素敵だった。