クラシックを中心に徒然なるままに…withらいとにんぐ

所持しているCDの感想、演奏会の感想などクラシックの事を出来るだけ書きたいと思います♪雑感色々♪

NHK交響楽団定期にてデュトワマジックにニコニコ♪

2014-12-13 23:39:30 | 日記
どうも、らいとにんぐです。

今日は昼にN響&デュトワ@NHKホール、夜は東京交響楽団&ノット@サントリーホールをハシゴしてきました!!

第1797回NHK交響楽団定期公演

シャルル・デュトワ

武満徹 弦楽のためのレクイエム
ベルク Vn協奏曲「ある天使の思い出のために」

ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界から」

3階後方(自由席)真ん中から見てました♪

弦楽のためのレクイエムは、「主題は波紋のように拡がる緩やかな振幅の内部にあり、たちあらわれる痙攣的な形態、あるいはtempo modere は水疱のように突然現れて、たえずゆるなかな振幅に合流する」と武満さんが仰有ったみたいです(プログラムから引用)。

独特の緩やかなクレッシェンドが時々見られましたが、その文言に納得しましたね。絶妙さがデュトワらしい(^^)


ベルクの協奏曲は初聴きでした(°∇°;)予習もしなかったし、実は旅の疲れで記憶が無い部分がありまして(笑)

副題の「天使」とは、アルマ・マーラーと彼女の二人目の夫の娘のマノン・グロピウスのこと。18歳で亡くなりました。

二部構成で、前半は天使のような美しい少女、後半は襲いかかる病、死を描いていると見られます。
前半は浮遊感漂う感じでした。聴いていて自分も空に飛んでいるかのような。後半は…クラシック音楽館で再確認します(^^;;(^^;;

ソリストのアラベラ・美歩・シュタインバッハーさんの表現力も納得。

アンコールにバッハの無伴奏Vnソナタ第三番から「ラルゴ」を演奏しました。アルマ・マーラーの娘へに向けての音楽のような、祈りの音楽に聴こえました。


後半は新世界!!指揮者が居なくてもN響は演奏出来ると思います。しかしデュトワの緩急をつけた指揮により色彩感が生まれました。

誰もが知っているような曲に新しい一面を見せてくれました。クラシック音楽館の放送を聴いていただいた方が早いですが(^^;;

デュトワの指揮は時々分からなくなります(笑)例えば1、2、1、2、と指揮していても、テンポが特別変わっていないのに、突然1.25、1.5を間に入れてくるような。一見余計な動作を入れているようですが、その動作を入れることで、拍の間の表現の余白をオケに委ねているような。実際にテレビで見てください(爆)

演奏は非常に素晴らしかったですが、ソリストアンコールの途中で3階ではアラームが鳴ったり、新世界が終わってからブラボーが早かったり…一日目の昨日は皆我慢していたのに(笑)

残念な部分もありましたが、総じて楽しかったです!

夜の部に続く≡≡≡ヘ(*--)ノ