ひかるんち

セレブな日々にあこがれて・・・

祝・スタートライン

2006-10-12 11:30:05 | Weblog
昨日、私の大切な仲間が長年の夢をかなえた。

彼女は能力のとても高い人。
でも、少し体が弱いことで様々な場面で一歩ひいた立場にいた。

「いいんです、私は皆さんに迷惑かけないように頑張りますから。」

彼女はいつも控えめに、しかし私にはしっかりとした意思を感じさせながら、様々な場面で私を助けてくれた。

彼女には学生時代からの夢があった。
でも、現状に満足しようとしていた。
「もう、若くはありませんし・・・」
夢を見ることは、若者のすることと、昔描いた夢の画を遠くに懐かしそうに見つめるだけとなっていった。

「きまりがあるの?夢見る年齢制限があるの?」

私は少々きついくらいの言葉を彼女に浴びせた。
もちろん長年の信頼関係があってこそ、思い切って言えた言葉。
そして、私自身は大切な仲間を旅立たせることで自分の負担は増える。

でも、彼女が歩く人生の道のりを私が束縛などしていいわけがない。
彼女が一番輝く道が何かを解っていて何も言わないわけにいかない。
「人生の道のり=命を刻む時間」と考えたら、人の命を奪うことと同じくらい罪じゃないかと私は考えた。

そして、彼女は夢を実現した。

彼女は虚弱体質が形容詞だった。
でも、今の彼女を見て、誰が体が弱いとか控えめなんて思うだろうか。

「楽しくて仕方ない。考え方次第で出来ないと思っていたことも案外出来てしまうんだと実感しました。本当にあきらめなくてよかった。」
彼女が笑顔で答えた言葉。
この言葉で私の疲れは一気に吹き飛んだ。

機械のように間違えのない仕事っぷり。
真面目で几帳面な彼女。
これからは、自分の力でどんなことでも乗り越えていけるでしょう。

おめでとう。
たどりついたのは、ゴールではなく、スタートライン。
ますます輝いて、ステキな人生を歩んでね。