ひかるんち

セレブな日々にあこがれて・・・

退院しました♪

2007-12-22 00:45:43 | Weblog
今日、無事に退院しました!

午前中、退院して念願の駅前のイトー○ーカドーへ。
これからいつもICD手帳を持ち歩かなければならないので、手帳が収まる財布が欲しいとのこと。
色々みたけど見つからず、お昼を食べて家路へつく・・・

とりあえず、おじいちゃん、おばあちゃんの家に
私はもう疲れてぐったり眠ってしまった。

娘と息子はさっそく地元のスーパー西●へ
手帳のおさまる財布をゲットした。

夕食を実家でみんなで食べて、良かった、良かった・・・

夜は自宅へ戻り、昨夜の医龍のビデオを見る。
さて、寝るかぁ~~
と穏やかな時間が過ぎたものの・・・

「ママ、なんか喉がつまってる感じがするんだけど・・・」

なんてこった!!
結局、入院していた病院の救急外来へ。

病院に着くと夜間救急はものすごく混んでいる
・・・90分待ち。
うげぇーーーーーーー

と思っていたら、入院していたときの主治医の先生の1人である女医先生が偶然1階の売店に。
「どうしたの!!」
ビックリした先生は、買い物した袋を置いてすぐさま診察室へ

心電図をとって、色々様子をみたところ・・・

「風邪ですね」

ふぅぅぅぅ・・・・

全く人騒がせな。。
でも、なんでもなくてよかった。

急に外の空気に触れて体がビックリしたのでしょう。

それにしても、90分待ちのはずが、かなり早く診察してもらえてラッキーでした。

「オマエは本当についてるなぁ~」
というと、
「病気になった時点でかなりついてないと思うけど・・」
と息子。
まぁ、そりゃそうだけど。

退院したとはいえ、まだまだ健康体ではないことが息子自身よくわかった様子。
あわてずに、ゆっくりいこうよ。

・・・というわけで。

年末年始は息子と共に家でまったりしてます。

次なるステップ

2007-12-20 23:31:53 | Weblog
いよいよ、入院生活最後の夜です。

1ヶ月、長かった・・・・・・・

1年以上入院してたような気分です。
毎日が緊迫。
生きた心地のしない日々でした。

しかし、息子の心臓は強かった!

先日、作動テストをしたところ、ありえないくらいのすごい誘発をしてようやく不整脈がおこったくらいに不整脈は出にくくなっています。

そして、今日行われた運動負荷テストでは、かなりキツイ運動量を与えても不整脈は起きてこなかった!
心臓より先に息子の膝のほうが悲鳴をあげたくらいの運動量だったらしいですが・・・

退院後も運動制限は少し緩めて良いかもしれないとのこと。

ラグビー、アメフト、格闘技などのスポーツはICDが入っている箇所に衝撃が起こり、機械が壊れてしまう可能性があるのでNGですが・・・

野球もちょっと無理・・・
無理な理由は堅いボールが機械の入っているところに当たって壊れてしまうかもしれないから・・・

・・・ということは!
今までは、過度な運動は不整脈を誘発する可能性があるのでNGといわれていたけど、今日の先生の話だと「機械が壊れる可能性」があるものがNG。

じゃあ、機械がこわれなければいいってことか!?

まぁ、ゆっくりと色々挑戦してみましょう。

明日からはまた、普通の生活にもどる。
様々な変化もあるから色々と対応していかなければいけないけど。

死を宣告された息子が与えられた命。
彼の生きる意味は深いものだと実感している。

また、多くの方にご心配、ご迷惑をおかけしました。
心温まる励ましのお言葉。
たくさんのお見舞いの品々。
また、私の仕事については様々な方に多くの御協力をいただき、助けていただきました。
本当にありがとうございました。

最後の課題

2007-12-19 23:39:48 | Weblog
いよいよ明日、最後の課題です。

運動負荷テスト。

ルームランナーみたいなのにのって歩いたり走ったりして運動負荷をかけて色々調べるらしい。

賢ちゃん、もう約1ヶ月ほとんど動いていない・・・
ここ1週間でようやく病院の中を歩けるようになったくらいですから・・・

きっと筋肉痛になるなぁ・・・

と言ってました。

明日のこのテストが終わると明後日は退院です。
ようやくたどり着きました。

今日は随分体調がいい様子。
私が行くと100円で10分インターネットができる病院内の情報コーナーへ・・・

そこで息子が検索したのは・・・
自分の体に埋め込まれているICDのメーカーのホームページ
自分の病名を検索して、自分の病気のことを知る。

「ボク、よく生きてたよねぇ」

本当にそうなんだって!!
だから、これからの人生は与えられた命を感謝して大切に使っていこうと。

20分ほどパソコンで遊び、それからお風呂へ・・・

今日は自分でシャワーが浴びられます。
傷口をタオルでゴシゴシこすらなければ大丈夫だということで!
つまり、ママのシャンプーからは卒業しました~~♪

夕方、学校が終わって病院にくる予定になっているお姉ちゃんを待つため1階のロビーへ。

お姉ちゃんが来るまでの間の話題は「退院したら・・・」
の話が中心。
こんな日が来るなんて!

長かった病院生活もようやく終わりが見えてきました。
年末はゆっくりして、年が明けたら・・・何から手をつけましょうか!?

生きていれば夢も見れる。
生きていれば夢も語れる。

本当によかった。

生きる力

2007-12-18 23:51:33 | Weblog
今日は朝9時にICDの作動テストが行われるはずでした・・・

昨夜から徹夜で仕事を片付けてそのまま病院へ!!!
しかし、急患が入って息子の順番がまたまた後回しに・・・
午後からテストが行われることになりました。

朝、昼と食事がとれないことになり・・・
息子は「寝る」
とぐっすりお休み・・・

私も椅子でコックリ・・・

そして午後から作動テスト。
空いている個室にうつってテストは行われました。

今回は薬で眠っている状態でやるということで一安心。
作動するとかなりショックなようなので・・・

約1時間の作動テストが終わり、息子のいる病室へ。
そして主治医の先生から嬉しい報告があった。

「薬がかなり効いていて、かなりの誘発をしないと不整脈が起きてこない」

すごい!すごい!
ICDを埋め込んだものの、作動せずに過ごせればそれが一番いいのだから!

まだ、薬が冷めていない息子はボヤーーっとしている。
それでも、息子は
「腹減ったぁ・・・」

車椅子を借りて1階の食堂へ

まだ、頭がボケているにもかかわらず、ラーメンとカツカレーを食べる。
カツカレーを食べながら
「一応、受験生だからね。」
と受験に向かっていく気持ちをあらわにする。

車椅子で病院の入り口にある公園へ出る。
そこでおじいちゃんとおばあちゃんに電話する。
電話を切って病室へ戻ろうかと思ったけど、
「もうちょっと外にいたいなぁ」

外の空気が新鮮に感じ、頭がスッキリしてくるらしい。

病室へ帰り、ほどなくすると・・・

何と!
マイミクonitangさんが、アノ野球選手のサインを持ってお見舞いに!!

アノ野球選手とは・・・
息子が意識を回復しはじめたころ、うわごとのようにある野球選手の話をした。

何の話をしているのか解らなかった私はonitangさんに情報を求めた。
そして、息子がうわごとで気にしていた謎が解けた。

それに加えてその選手の高校時代のチームメイトの2号と共にお見舞いに来てくださり、その上、サインまで!!
賢ちゃん、よかったね♪

約1ヶ月前、突然、死の淵へと出かけていった我が息子。
医師から何度、絶望的なことを言われたことでしょう。
それでも信じた、彼の生きる力。

もちろん、新たな課題にも出合った。
でも、痛みを知ることはきっと、素晴らしいことなのだから。
きっと息子は自らの生きる力を信じて前進してくれるだろう。

さぁ、カウントダウンです。

2007-12-17 23:17:33 | Weblog
今日のシャンプーはお見事~~~息子も安心して横たわっていました。

今日は救命講習というのを受けました。
ICDを埋め込んでいる人の家族がもしものときのために受けておく講習になります。
気道確保、人工呼吸、心臓マッサージ・・・
この講習は今までも何度か色々なところで受ける機会があったのですが、わが子が・・・という想定となると緊張感も増します。

おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に受けたのですが・・・
見ていた息子は「なるべく倒れないように頑張るよ」と苦笑い。

明日は抜糸です。

そして、明日は埋め込んだ機械の作動テストを行います。
これはかなり息子も不安なようで・・・
明日は朝9時からこのテストが行われるのですが、付き添いを希望ということなので・・・

あとは、運動負荷テストというのがあるそうです。

ひとつずつ課題をクリア。
一歩、一歩、退院の日が近づいてます。

そうだ!退院する日の洋服と靴も持っていかなきゃ♪

疲れた・・・ということは。

2007-12-16 23:00:56 | Weblog
ふーーーー。
疲れた。

こんな風に感じるということは、息子の状態が安定しているということなんだと思ってしまった。

電車でもバスでも座ると即眠る・・・

今日の賢ちゃんは・・・・

今日は私の弟夫婦が3歳になる息子を連れてお見舞いに来てくれた。
賢ちゃんからみると従兄弟です。

一緒にツリーを見に行ったり、賢ちゃんは3歳の子供を連れて病院をお散歩。

さて、今日はシャンプー上手に出来ました。
明日も頑張ろう。

とにかく、早く退院したいなぁ・・・
そりゃそうだよね。

来年はいい年にしたいなぁ。

今日の賢ちゃん♪

2007-12-15 23:46:52 | Weblog
・・・今日のワンコじゃないんだから。

というわけで。

今日は土曜日なので面会時間が10時から。
急いで病院へ!!

今日は仕事の関係でお昼には病院を出ないとならなかったので、お風呂を午前中に予約していました。

傷口がまだふさがらないので正式にはお風呂には入れないのですが、シャンプー台で頭を洗ってあげるのです。

美容院みたいなシャンプー台に息子を寝かせゴシゴシ・・・
気分は美容師。(笑)
「お客さんカユイところありますかぁ~~」

しかし、これって大変な作業。
洗い流そうとシャワーを出してはじめはいいのだけれど、頭の後ろを流そうとするとシャワーが私にびっしょりかかってしまう。

「うわわわわわ」

「ママ、大丈夫!?」

大爆笑のシャンプー体験。
でも、ママは昨日より今日のほうがかかった水が少なかったぞ!
明日はきっと完璧に違いない。(笑)

さっぱりとしてお昼ご飯。
昨日借りたDVDのデスノートの話になる。
「ママ、ボクの名前ってデスノートに書かれたのかもね。でも、きっと微妙に名前間違っていて助かったのかもしれないよねぇ。」

何言ってるんだぁ~~
でも、今日はそんな冗談も言えるような気分なんだ。
昨日、色々話をしてよかった。

そして仕事へ!
入れ替わりにお姉ちゃんとおじいちゃんがやってくる。

夕方には私の弟と私のいとこ達がお見舞いに来てくれて、今日は退屈しなかったようだ。
よかった、よかった。

仕事も無事に終了。

今日はとても疲れた・・・・

そういえば、私、ずっと、パジャマを着てない。
服から服へ着替えてました(笑)

ずっと、いつ病院に呼び出されるかという不安な毎日だった。
一般病棟に移ってからは危険な状態は脱出したのだけど、何となく、すぐに飛び出せるように・・・
気持ちが落ち着かなかった。

今日はさっきパジャマに着替えてみた。

明日も朝から病院にいく。
明日のシャンプーのできばえはいかに!!

笑顔の裏側

2007-12-15 03:17:32 | Weblog
手術後の傷も順調に回復している。
今のところ不整脈も起きず、体は安定している。

しかし、息子は術中の発動を経験してから不安が拭い去られてないようだ。

病院内で自由に動いていいことになって、昨日は喜んでいたのかと思っていたが、やはり1人では行動するのは不安があるようです。
おじいちゃんやおばあちゃんがついていても、私が行かないと動かないようです。
おじいちゃんは難病患者、おばあちゃんは抗がん剤治療をしている。
だから、おじいちゃん、おばあちゃんに負担をかけたくないという息子の気持ちと、自分に何かあったときにおじいちゃんとおばあちゃんでは助けてもらえるのか?という不安もあるようです。

今日は病院に行くとベッドにじっとしていた。
傷はずいぶんと良くなり、熱も下がった。
でも、少し前かがみになるように固まっている。
「痛いの?」
と聞くと
「痛くは無いけど、あまり動くと機械がずるずる落っこちてきちゃいそうで・・・」

背中をさすると板のように肩がガッチリ凝っている。

細かく体の構造を話をする。
少し安心したのか緊張がほぐれる。

退院したら、医師や看護婦がそばにいなくなることも不安のようである。
息子はママはスーパーマンだと思っているので(笑)ママがそばにいればいいと思ってはくれているけど、ママは忙しいものと理解してしまっているらしい。
息子から「お姉ちゃんも少し勉強してもらえるかなぁ・・・」とポツリ。

以前、友人のお姉さんがお母様の病気がきっかけで看護婦を志した方がいた。
今、その気持ちがすごくわかる。
何で私は医者じゃないんだろうと思ってしまう。

今日は息子が退院後の生活について色々話し始めた。

人ごみは危険だから、早く車の免許をとって車で移動できるようになるために18歳になったらすぐに免許をとりたいんだ。

電波の強いところがいけないんじゃテレビ局とか東京タワーとかもいけないんだよね?

これから勉強頑張って、中学校の社会の先生になって野球部の顧問になろうと思ったんだけど、見てるだけじゃチームが強くならないかなぁ。

ママ、電波ってどうなってるの?
スイカとかパスモもボクは持たないほうがいいのかな?

・・・・私が帰った後、私が来る前、息子は1人で何を考えているのだろう。
1人で眠り、どんな夢をみているのだろう。

息子の質問にひとつひとつ、丁寧に答える。
私の子である。
気持ちは強いのは解っている。
でも、それは私が彼らにガマンを強要してきたからである。
よそ様には「しっかりしてる子ねぇ」と誉めていただくこともあるが、
私は今はもっと子供でいてほしいと勝手な思いがつのってしまう。

「賢ちゃん、色んなことをきちんと考えることはいいことだけど、ちょっと考えすぎかな?」

それでも息子は
「そう?」

息抜きしよう!
おじいちゃんと私と賢ちゃんの3人で1階まで降りていく。
「ママ、今日は外来やってるからにぎやかだね。」

おじいちゃんがたくさん歩くのが大変だと、息子が
「ジージ、ここに座って休んでいて、お花屋さん行って来るから。」

先週、お見舞いでいただいたアレンジメントのお花が少し枯れ始めている花があり、1本、また1本と抜いていったら花かごがスカスカになってしまった。
でも、まだ元気につぼみが膨らんでいるお花もある。
新しい花を追加して生けてくれと息子からのリクエスト。
「ボクが退院するまで枯れた花を抜いて、新しい花を挿していったらもらったときと違う花束になっちゃうね。でも、これ最後まできれいにして退院するときに病院にあげて退院しようよ。」

いくつか花を選んでいると・・・・

「ママァ~~~」

!!具合悪いか!?とビックリして振り返るとニヤニヤしながら指差すものが・・・

何故か花屋の片隅でDVDの貸し出しをしていた。
プレイヤーも貸し出ししている。

もともと映画好きの息子。
DVDプレイヤーとソフトを借りる。

しかし、息子が選んだソフトは「デスノート」
オイオイオイオイオイ・・・・・
でも、まぁ、見たいんだからいいか。
せめて心が温まるものを・・・
ママが選んだのは「オールウェイズ三丁目の夕日」

病室に帰り、ママはお花を生け始める。
息子はDVDプレイヤーをいじくり始める。

花かごも新しい花畑が出来上がりました。
DVDプレイヤーも動き始めました。

「ママ、三丁目の夕日一緒に見ようよ。」

イヤホンを片方ずつ装着。
ゆったりとした時間が流れ始める。



賢ちゃん、ゆっくりいこうよ。
あわてて大人にならなくていいから。

底知れぬ力

2007-12-14 03:03:52 | Weblog
今日は付き添いはおじいちゃんにお願いして私は仕事を片付ける。

うひょーーーー
むぎゅーーーー
どひゃーーーー

まぁ、気持ちはこんな感じで・・・(笑)

息子のことは気になりながらも・・・

今日は地下鉄で移動していた。
なので、携帯の電波状態がよくなくて・・・

夕方5時ごろ中野につくと留守電が点滅・・・
歩きながら留守電を聞く・・・おじいちゃんからだ・・・

「看護婦さんが話したいことがあるから何時くらいに病院につくか連絡ください。」

!!!!!

何か重要事項か!

中野の事務所で待つI島さんの元へ飛び込む。
「ちょっと病院に呼ばれちゃったから!!」

I島さんからお見舞いといってジャンボポッキーを頂いてもらうだけもらって話もそこそこに中野を飛び出す。

病院に駆け込む。

看護婦さんからのお話が始まった・・・・
内容はICDについての細かい注意事項。
ふーーーーーーよかった。

そして、心電図のホルダーがとれ、息子ははれて一人で自由に歩くことを許される。

ママを待たずに自分で買い物にいける!

明日は財布をもってこいと命じられる(笑)

しかし、左手はまだまだ自由に動かない。
実はおじいちゃんも難病を患っており、左腕の自由が利かない。
二人でおなじような格好をしながら食事をとる。

「ボクもジージと同じカッコしてご飯食べてるね」
思わず笑が起こる。

そして今日は念願の外の空気を少し吸った。

病院の出入り口を出て、外から病院を見る。
うおおおおお、でっかい病院だなぁ~~
息子がはしゃいでいる。

ICDを入れた胸が重くてどうしても前かがみになる。
でも、昨日より、今日のほうが楽になったでしょ?と聞くと
「うん、昨日は眠り薬飲まないで寝れたよ。」
と息子。

「大丈夫だよ、明日のほうが今日よりももっと楽になるからね。」
と精一杯はげましたのに・・・

「当然でしょ!」
と笑われた(爆)

あんなにたくさんの管に取り巻かれていたのに、よかった!
人の体が持つ治癒力の素晴らしさと息子の底知れぬ力に感動。

でも、ママだって相当限界点超えたぞ!
・・・といいたいところですが、ママの試練はまだ続きそう・・・(謎

助けていただいた皆さん、この場を借りて御礼申し上げます。
本当に助かりました・・・

さて、明日は息子と退院後の生活サイクルなどを語り合わなければ・・・
息子はなにやら心に決めたことがあるようです。
最大限に応援しよう。

術後一日目

2007-12-13 03:21:54 | Weblog
昨日の様子から、心配で心配で今日は朝から病院へ。
昨日は何度も着替えたからもうパジャマもないし・・・

病院にいくと息子は体をおこして本を読んでいました。

「よかった~~、気分はよさそうだねぇ」

昨夜は安定剤を飲んで眠ったらしい。
朝、ガーゼもとれた・・・

でも、大胸筋のところに機械を埋め込んでいるようで、左腕はほとんど動かすことができない。
そりゃそうだよね、ちょっと肉離れしただけでもあれだけ痛いんだから・・・

それでも食欲はあるらしく、お菓子をポリポリ食べている。

少し動くたびに「いてててて、いてててて」と言ってるけど、
「ママ、記念撮影しない?」と言い出す。

ちゃんと撮ってねぇ~~
と傷口と共に記念撮影。
毎日とって回復記録にするそうです(笑)

こんな余裕も出てきたけど、やっぱり体にメスを入れ、異物を混入したのです、ずっと微熱がありダルそうでした。

「ママ、昨日ね、意識があるのに手術中に発動したんだよ。」

突然昨日の手術のことを話し出す息子。

「ドカン!ってなって怖かったよ。」

どんな衝撃なんだろう。
どれだけ怖かったんだろう・・・

「しかもさ、最後に傷口縫い合わせるときにだんだん麻酔が切れてきてさ、チクチクして痛かったんだよ。」

えーーー麻酔足してもらえばよかったのに!!

「でも、麻酔の注射が凄く痛かったんだ、だったら縫うほうの痛みのほうが楽だから我慢したよ」

たった一人で戦っていたのだ。

傷口を鏡で見ながら縫い目を数える。

「ママ、9針だよね??」

・・・1,2,3・・・・
「うん、9針縫ってあるね。」

「聞こえたんだよ、9針縫いますか?って女のお医者さんが言ってたから、やっぱり9針だね。」

大人と子供のハザマの14歳。
大人の言葉の意味は分かる、でも受け止めるにはまだ子供。
それでも、彼は確実に1歩1歩前に進んでいる。

私も頑張らなきゃ。