昨日は千住真理子さんのヴァイオリンリサイタルのお仕事でした。
関東地方は大雨で、会場の前橋へたどり着くまでにもうびしょ濡れ・・・
ヴァイオリンは湿気を嫌います。
特に千住さんがお持ちのストラディヴァリウスのデュランティは300年前に作られた名器。
このヴァイオリンのために何としてもホールの湿度を下げなければ!!!
除湿機をフル回転させ、湿度を44%までさげる。
このカラカラ状態と日々一緒に過ごす千住さんはお肌のケアはどうされているのでしょうか・・・
私には耐えられないぃ~~
でも、千住さんはいつもツルツル♪
スタッフの苦労のかいもあり、デュランティーちゃんは絶好調になってくれている。
準備からリハと順調。
さて、本番。
この雨の中、多くのお客様が来場される。
本番5分前。
1ベル→影アナ
舞台袖にまたまた目の覚めるようなオレンジ色のドレスの千住さんが登場。
続いて、名伴奏者である藤井先生が楽譜をたずさえ登場。
ここで私の重要な仕事。
出演者の皆様のタイミングをはかる。
「いかがでしょうか?」
の問いにいつものように笑顔でカラっと
「いつでもいいですよぉ~」
と本当に千住さんは気を使わなくていいというか、手が掛からないというか・・・助かります。
舞台さんへ照明の指示。
「客電アウトしてください~」
少しづつ、客席が暗くなっていく。
「舞台フルでお願いします~」
舞台上が少しづつ明るくなっていく。
視線は舞台上の明かりにむけたまま、千住さんにGOのサインを出す。
「では、お願いします~」
すると・・・・
このホール、舞台袖の操作盤の裏側に舞台上への出入り口がある。
私がもっと的確に指差してれば・・・
なんと、千住さん、反響版と反響版の微妙な隙間からスルリとステージへ!!!
モニターに目を移していた私の目に飛び込んできたのはまるでマジックショーかと思えるほど唐突な壁の間から登場した千住さん!!
思わず袖で「てじなーにゃ!!」と呟いてしまった・・・・
1曲目が終わり、ちゃんとした出入り口のほうから千住さんに「おいで、おいで」の身振りをすると
大笑いの千住さん。
ああ、なんていい人なんだ・・・私の指示が曖昧だったのにぃ。
休憩時間にモニターを見ながら千住さんに
「千住さん、ココからでちゃったんですよぉ~~」
と指差すと
「うわ~~笑えるぅ~~なーんかおかしいとおもったのよぉ~
何でステージ出るのに身をよじらせながら出てるのかしらぁ~って!!」
と大笑い。
ひとしきり笑った後の第二部の演奏はまたまた冴え渡り・・・
チャルダッシュの音色が炸裂すると私の目から涙がこぼれた。
ひたすらヴァイオリンと向き合い生きてきた千住さん。
その背中に見られるまっすぐな千住さんの意思、強さ、美しさ。
一流の人間のみが発する不思議なオーラ。
感動なんて簡単な言葉ではなく、もっと暖かくて血の通った感情。
ほとんど眠ることなく走り続けている私の体の中にある疲れた気のようなものが涙になってこぼれおちた。
終演後も楽しいおしゃべり。
千住さんはいつも気さくに色々お話してくださる。
来週から私もヴァイオリン習うんだ~と話す。
私がじーちゃんのヴァイオリンを手にするきっかけとなったのが千住さんの1枚のサインだった。
その話をするととても喜んでくださった。
来月は我がホームであるホールでの公演。
とても楽しみです。
関東地方は大雨で、会場の前橋へたどり着くまでにもうびしょ濡れ・・・
ヴァイオリンは湿気を嫌います。
特に千住さんがお持ちのストラディヴァリウスのデュランティは300年前に作られた名器。
このヴァイオリンのために何としてもホールの湿度を下げなければ!!!
除湿機をフル回転させ、湿度を44%までさげる。
このカラカラ状態と日々一緒に過ごす千住さんはお肌のケアはどうされているのでしょうか・・・
私には耐えられないぃ~~
でも、千住さんはいつもツルツル♪
スタッフの苦労のかいもあり、デュランティーちゃんは絶好調になってくれている。
準備からリハと順調。
さて、本番。
この雨の中、多くのお客様が来場される。
本番5分前。
1ベル→影アナ
舞台袖にまたまた目の覚めるようなオレンジ色のドレスの千住さんが登場。
続いて、名伴奏者である藤井先生が楽譜をたずさえ登場。
ここで私の重要な仕事。
出演者の皆様のタイミングをはかる。
「いかがでしょうか?」
の問いにいつものように笑顔でカラっと
「いつでもいいですよぉ~」
と本当に千住さんは気を使わなくていいというか、手が掛からないというか・・・助かります。
舞台さんへ照明の指示。
「客電アウトしてください~」
少しづつ、客席が暗くなっていく。
「舞台フルでお願いします~」
舞台上が少しづつ明るくなっていく。
視線は舞台上の明かりにむけたまま、千住さんにGOのサインを出す。
「では、お願いします~」
すると・・・・
このホール、舞台袖の操作盤の裏側に舞台上への出入り口がある。
私がもっと的確に指差してれば・・・
なんと、千住さん、反響版と反響版の微妙な隙間からスルリとステージへ!!!
モニターに目を移していた私の目に飛び込んできたのはまるでマジックショーかと思えるほど唐突な壁の間から登場した千住さん!!
思わず袖で「てじなーにゃ!!」と呟いてしまった・・・・
1曲目が終わり、ちゃんとした出入り口のほうから千住さんに「おいで、おいで」の身振りをすると
大笑いの千住さん。
ああ、なんていい人なんだ・・・私の指示が曖昧だったのにぃ。
休憩時間にモニターを見ながら千住さんに
「千住さん、ココからでちゃったんですよぉ~~」
と指差すと
「うわ~~笑えるぅ~~なーんかおかしいとおもったのよぉ~
何でステージ出るのに身をよじらせながら出てるのかしらぁ~って!!」
と大笑い。
ひとしきり笑った後の第二部の演奏はまたまた冴え渡り・・・
チャルダッシュの音色が炸裂すると私の目から涙がこぼれた。
ひたすらヴァイオリンと向き合い生きてきた千住さん。
その背中に見られるまっすぐな千住さんの意思、強さ、美しさ。
一流の人間のみが発する不思議なオーラ。
感動なんて簡単な言葉ではなく、もっと暖かくて血の通った感情。
ほとんど眠ることなく走り続けている私の体の中にある疲れた気のようなものが涙になってこぼれおちた。
終演後も楽しいおしゃべり。
千住さんはいつも気さくに色々お話してくださる。
来週から私もヴァイオリン習うんだ~と話す。
私がじーちゃんのヴァイオリンを手にするきっかけとなったのが千住さんの1枚のサインだった。
その話をするととても喜んでくださった。
来月は我がホームであるホールでの公演。
とても楽しみです。