どうも、冬月です♪
銀様「水銀燈よぉ」
薔薇「ばらすぃでーす!」
・・・・・最後だけ不自然だがスルーで(汗。
9月1日の公開から既に半月が経ち、遅ればせながらではありますが。
エヴァンゲリヲン劇場版、ようやく観に行く事ができました。
銀様「へえ、エヴァってリメイクされたんだ?」
ええ、正直、あのエヴァがリメイクされるだなんて、実際にこの目で見るまでは信じられませんでした。
あのエヴァが・・・
まあ、こんなHN名乗ってる事からしてお分かりだと思いますが(笑)、私どもにとってエヴァは特別な存在でしてね。
薔薇「・・・・・・だったら、9月1日に並んで観れば良かったのに」
ゼミの合宿で箱根に行く準備で忙しかったんだよ。
芦ノ湖であひるさんボート漕いだり
聖地巡礼していて肝心のアニメを観られなかったという(笑
それに並ぶのは嫌いだし
薔薇「並ばないオタクなんてオタクじゃない・・・」
黙れ、なんだそのげんしけんなノリは
銀様「まあまあ2人とも。それより、冬月たちにとってエヴァってそんなに特別なの?」
はい。当時私が小学生だった頃、信じられないほどのハイクオリティで出現したのがあの作品なんですよ。
当時のアニメの典型的なOPの構図を突き崩す新しいOP。
漢字を効果的に使ったあのインパクト。
迫力あるシーン、謎めいた伏線。
私達は皆あの作品の虜になって、あの手のアニメでは初めてなんじゃないでしょうか、国民的話題作としてNHKでも報道されて。
薔薇「・・・・・でも、テレビ版のおめでとうエンド・・・どう弁護したくても、時間がありませんでした的なあのエンディング・・・・・そして映像作品としては見事だけど内容は黒歴史な劇場版・・・・・・・それがファンに、庵野に裏切られたという屈折した感情を生んで悶々と過ごしたこの10余年・・・」
五月蝿いぞ(笑
銀様「あー知ってる、その劇場版って、声優さんが実写で出てくるシーンが混ざってる奴だよね?」
許して下さい(涙
しかし確かに、これで終わりでは納得できないという思いがファンの多くにあったのは事実です。
ネット上でリメイクを求める運動をしていた人も多かったです。
ですが、そういう人達の運動も、みんな就職したり仕事が忙しくなったりで、徐々に数を減らしていって・・・
去年、十周年を振り返るエッセーなんかを書きましたが、私は、やっぱりもう十年も経つしリメイクは無いだろうと思ってましたね。
銀様「んーでも、諦めずに応援し続けた人がやっぱりいたんだと思うよ、数が減っても」
そうなんですよ、大学の先輩なんかもサークルの部誌で、「諸君私はエヴァが好きだ」で始まって「よろしい、ならばリメイクだ」って書いてましたもん(笑。
あの時は、まさか本当にリメイクがあるなんて・・・いや、本当に感無量でした。
新宿の映画館に着いたら、ビルの壁に大きな広告がはられているんですね。
灰色がベースのとても地味な絵で、一瞬エヴァだって気付かないんですよ。
学校の廊下の踊り場で、シンジとレイと、トウジとケンスケが佇んでいる。
今回はヤシマ作戦まででアスカでさえまだ出てないのに、何故かカヲル君がいる(笑
入り口には往年のファンが集まっていて、それでようやく実感が沸いたというか。
銀様「・・・・・この十年で映像技術が進歩してるから、リメイクといってもかなりディテールが変わっていたんじゃない?」
いや、全く圧巻でしたよ。
今回は『決戦!第三新東京市』がメインという事で、あの頃のエヴァが一番好きだった私としては大いに期待して行ったのですが、その期待を裏切らないクオリティで。
メカの動くシーンはただただ感嘆のため息でした。
エヴァンゲリオンは勿論、こだわりを感じたのが裏方のメカ。
防衛線の対空砲台のような通常兵器も素晴らしかった。
ヤシマ作戦の時、ラミエル(リメイクで構造がかなり複雑に)のコアを露出させるために四方の砲台から波状攻撃をするんです。昔のアニメだと通常兵器はただ馬鹿にされる雑魚扱いで、それはリメイクでも変わらないんですが、描き方がリアルだから力強い。逆にそれをなぎ払う使徒の圧倒的な力に魅了される。
ラミエルが四方から飛来する無数のミサイルを全て空中で爆発させる場面は、思わず「美しい」と呟いてしまいました。
その他にも、作業用のクレーンや発電機、第三新東京の兵装ビル、そういったメカの細かくて躍動感のある動きが、物語を壮大にしています。
また、凄いのは映像だけじゃない。ストーリーも時間軸は同じで視点を変えていたり、新しいスパイスを付け加えていて、より劇場版らしい感動できるものになっている。
銀様「スキマスイッチが挿入歌を歌ってるとかぁ?」
そりゃドラえもんですね(笑。
宇多田ヒカルが歌ってましたよ。
それだけじゃなくて、なんだか良い意味のスポコン。
ラミエルの反撃で焼け野原になった双子山で、それでもひるまずに、第二射のために電線を再接続しようと必死で頑張る大勢の自衛隊の人々、そこに、ミサトの「もう一度、日本中の電気を君に託す」という台詞が重なるシーンで、目頭が熱くなりました。
エヴァはヤシマ作戦の頃が一番輝いていたと思うんです。
大勢の人が世界を守るために力をあわせた、チームワークの戦いだったからです。今回の劇場版は何が良かったって、そこを強調していたから素晴らしかった(涙。
後々になって人類補完計画の本質など裏のシナリオがわかってくると、そういった頑張りが利用されていた事がわかって憂鬱になってきますが(笑
後まあ、世界観に関わる設定がいくつかわかり易い方向に変えられていましたが、時間的制約のある劇場版ですから、中途半端にはしょるよりはこの方が良いですね。むしろあの時間でよくまとめたと言いたい。
それにこれは声明文にあったように、決して既存のマニアに迎合せず、新規ファンも取り込もうと言う庵野さんの意気込みもあるでしょう。
ただ10年前のテレビ版をはしょって映像を綺麗にしたんじゃなく、新しく見る人にもエンターテイメントになる作品に仕上げた。
映画館には、往年のファンだけじゃなく、これが初めてという感じの若い人も大勢きていましたよ。
銀様「ふむふむ・・・良かったじゃない、『また庵野に騙された!金返せ!』にならなかったみたいで」
私も、半信半疑で見に行ったんですが、これは感動しました。DVDがでたら是非買いたいですね!
ですが、続編を見るのはやはりちょっと怖い気も・・・
銀様「あれ・・・さっきから薔薇水晶が静かね」
薔薇「・・・・・・ふふふ」
またなにやら怪しい笑いを(汗
薔薇「・・・私がみんな納得するエヴァの最終回を考えました・・・・・・ふふ」
銀様「えー薔薇水晶が考えたの?聞きたい聞きたい!」
まじかよ・・・銀様、どうせろくなもんじゃ・・・
薔薇「では、ぽちっと」
薔薇水晶『超』監督のエヴァ最終回スタート
キール「よく来たな碇シンジ…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
シンジ「こ…ここがゼーレだったのか…!」
キール「シンジよ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は使徒を倒すにはコアを破壊しなければならないと思っているようだが…別にコアを破壊しなくても倒せる」
シンジ「な 何だって!?」
キール「そして戦略自衛隊は私が倒しておいた。あとは決着をつけるだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
シンジ「フ…上等だ…僕も一つ言っておくことがある 僕の生き別れの母親が初号機の中に入っているような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」
キール「そうか」
シンジ「ウオオオいくぞオオオ!」
キール「さあ来いシンジ!」
シンジの勇気が世界を救うと信じて…!
ご愛読ありがとうございました!
誰がソードマスターヤマトをやれといったオイ!
薔薇「全て・・・予定通り・・・・・」