水銀党本部執務室

冬月のブログです。水銀党本部の活動や、政治社会問題、日常の中で感じた事など様々なテーマで不定期に更新されております。

宮古島食い倒れ紀行

2006-03-26 02:11:12 | Weblog

ただいま!水銀党です、宮古島から帰ってきました。
さあ早速皆さんに報告を・・・

銀様「ちょっとぉ、更新遅すぎよあんた、今までどこほっつき歩いてたのよ!!」

ひ、ひえぇぇ・・・いや、ごめんなさい。
たまには真面目に小説書こうと思って、それに専念してましたもので・・・(汗)。

銀様「いいこと冬月、ブログは毎日更新が基本。できなかったらジャンクよ

ひいっ!

薔薇「まあまあ水銀燈、冬月さんも帰ってから色々あってお忙しかったんでしょうから、何もそこまで言うことも無いでしょう」

あ、ありがとう薔薇水晶・・・・・ん?おかしいな、いつからお前ってそんな親切なキャラに・・・・・

薔薇「ところで冬月さん、旅行に行ったんですから、当然お土産は買ってきて下さったんでしょうねえ?

銀様「私、シークアーサー味の乳酸ドリンクね~」

薔薇「私には、ゴーヤっぽい形のローザミスティカを」

・・・シャット・ザ・ドア・イントゥ・ザ・フェイス(先に出した陽動の悪者を追っ払ってくれた『良い人』が実は共犯だという犯罪の手口)かよ。しかもあんたら、名前の前半だけ沖縄っぽきゃあいいと思ってるだろ?

・・・とまあ欲に目のくらんだ人形達はさておき本題ですが、今回のテーマはタイトルにも銘打ってある通り『食い倒れ紀行』(いや、実際食いすぎて夜ホテルで倒れてましたw)
三泊四日かけて歩いて食べた宮古島の食を徹底紹介!

そもそも、行きの飛行機に乗る空港から、既に戦いは始まっていました(←どんなだ)
期限が今日まででしかも空港でしか使えない一万円の商品券という実にびみょーなアイテムを持った父が、空港に出店している今流行のニューヨークスタイルのレストラン全てを食べ歩くと宣言。
それはよかったのですが・・・旅行に同行するジオンのノリス・パッカード大佐とよく似た会社の古参社員(以下ノリスと呼称)が渋めに一言。

「しかし・・・・・この時間店は開いておりませんぞ」

そう!
実は羽田から宮古島への直行便は早朝か深夜の二便しかなく、この時間まだ空港はまともな店が開いていない状態だったのです(涙)
那覇乗換えならもっとあるんですが、乗り換えは面倒ですからね。
そんなわけで、一同アプサラスⅡを失ったギニアスのような渋い顔をしながら飛行機に搭乗。

JTA(JALが沖縄向けに運行させてる子会社)の機内で面白かったのは、まず搭乗そうそう弟の奇行★

私には今年で小学校二年になる弟(通称ドズル)がいるんですけど、彼乗り込むときにスチュワーデスさんが客に配るキャンディーを

ドグシャァッッ!!

・・と掴み取り。
呆然となるスチュワーデスさんたち。
恥ずかしいから他人のふりしてよっと・・・・・(←ギレン並みに弟に冷たい兄貴)

他にあった面白いことといえば、飛行機で流れているキッズフィールド(アニソン流してるチャンネルですw)を聴いていたら、司会を田中理恵(水銀燈の声優さん)がしていたことでしょうか。驚きましたね♪
私は田中さんの声は水銀燈から入った人間なのですが(笑)、やはりあれはかなりの裏声で、本人の地声はラクス・クラインや美樹原蓮をやってるときに近いですね。さすがプロの声優は変幻自在です♪

ただ、司会の人選は素晴らしいとしても(相方の男の名前は忘れましたが) 、最近のキッズフィールドさんに一言もの申す。

私、つい半年前までアニメーション研究会の代表だった人間ですよ?
その私にわかるアニメが、ブリーチと新約ドラえもんとエウレカセブンだけってのは一体どういうことすか!!?

少なくとも私が三年前に沖縄に行く時に聞いたキッズフィールドは、ヒカルの碁だの遊戯王だのワンピースだのパタパタ飛行船の冒険だの、もっとまともな選曲だったと記憶しているのですが・・・。

何が悲しくてブリーチだよ、勘弁してくれよ。

否、これはキッズフィールドの問題というより、閉塞した昨今のアニメ業界の縮図なのだろうか・・・・・。

そんなこんなで宮古島に到着。

海が綺麗~♪あたたか~い♪

否。任務はあくまで食べることなのであります。

意外に思われるかもしれませんが、宮古島を代表する食べ物は宮古そばではなくカツオです。(注:サザエさんの弟ではない)
カツオが南から北へ移動する海流が島の付近を流れており、日本で最も活きの良いカツオが食べられる島なのです。

早速宮古島の中心部平良(平成の市町村合併で『宮古市』が誕生したので、正式な市名ではない)にあるカツオで有名な居酒屋『中山(チュウザン)』へ。
ここはなんと自前の漁船を持っていて、自分達で釣ったカツオをその日のうちに店で出しています。

父「ここのカツオはぶりぶりしてて、東京では食べられない逸品なんだよ~。というか、これ無くしてこんな辺鄙な島に俺が来る理由なんて無いね!

何気にすごいことを口走りながら、カツオのたたきを注文する父上。
ところが・・・・・。

店員「申し訳ありません、今日は海が荒れていて、カツオが無いんですよ~」

確かに、リーフ(珊瑚礁)の外は結構波がありましたが・・・それにしてもカツオが名物の店でカツオが無いとは・・・・・。

「我々はわざわざ東京から来たというのに、カツオがありませんだと!?ふざけるな!!」
我々家族のために怒鳴り声を上げるノリス。
「東京に帰ろうか・・・・・」
対照的に一気にテンションが下がった父上が、暗い顔で一言。

彼らはどうやら沖縄の砂浜とか珊瑚とかそういうものに一切興味無く、ただカツオのためだけに宮古にやってきたようです。

その横で東京の友人達に同窓会の招待メールを送るために携帯をピコピコやってる私。
そして飛行機で略奪したキャンディーを貪りながら、
「俺はこのキャンディーでご飯10杯はいけるぜ!」
と親指を立てて見せるドズル(弟)。

どう見ても家族崩壊です、本当にありが(以下略)

仕方なく、少し離れたところにあるボックリーというワインバーへ。
とてもここが宮古島とは思えないほど瀟洒なバーで、ハモンセラーノをつまみながら2002年のエルミタージュを。
いやあ、美味しいねえ、このコート・デュ・ローヌは♪・・・・・・・沖縄じゃなくても飲めるけどね(涙)。

翌日、父とノリスはゴルフ場へ行くことを主張。が、

「あなた方は、何のために沖縄まで来たんですか?」

と私が一蹴して、リーフでのルアー釣りに変更。
そのままゴルフ場なんて行ってたら、背後からソーラ・レイでも撃ちこもうかと思ってたんですが(笑)。

ここでちょっと説明しておきますが、ルアーフィッシングとはルアー(小魚を模した人工のおとり)を遠方に投げ込んでから高速で巻き上げ、これを魚と誤認して食いついた大魚を釣り上げるもので、結構大物が釣れる。

今回お目当ての魚はイシミーバイといって、沖縄のハタです。
刺身にしても天ぷらにしても美味しい、上等な高級魚。

弟と母が珊瑚礁を見に行っている間、男三人ルアーを投げ続けます。

ノリス「中々釣れませんな~」

父「ははは、何事も忍耐が大切だよキミ。菓子もそう、客が食いついてくるまで試行錯誤をしないと・・・」

私「そういえばホワイトデーの反省会いつやるんです?」

仕事の話に夢中になった三人は、ノリスのルアーに急速接近する黒い影に直前まで気付きませんでした。
なにやら細長いものが高速で・・・・・

ノリス「・・・・・魚雷?」

幸い魚雷ではありませんでしたが(笑)、それはダツという魚でした。
細長いことからわかる通り、身がほとんど無く美味しくないので、逃がしてやるノリス。

私「せっかくの戦利品を勿体無くない?」

ノリス「いいえギニアス様、小物は逃がしてやるのが武人の誇りでございます」

あくまで狙いはイシミーバイ。
なるほど、武人らしいですな。
・・・・・その後3時間やって、何も釣れませんでしたが。

父「場所が悪いんだ、場所が」
ノリス「珊瑚が邪魔で魚が来ないんですよ、きっと」

己が技量ではなく釣り場所のせいにしてさじならぬ竿を投げる二人。
ふと横を見ると・・・・・。

なんと、昨日飲んだボックリーのバーテンが、イシミーバイを釣り上げているではありませんか!

狭い島だなというか、なんというか・・・・・。

最終日はグラスボートで沖の珊瑚礁を見学。
海がめが珊瑚礁の中で眠っているのを初めて見られたりして、結構ラッキーでした。
海がめって、珊瑚を削って穴を開けて、その中で眠るんですね。
でもこれって、自然破壊じゃあ・・・・・

グラスボートのガイド「海がめだから良いんです」

納得。
ちなみにこの海がめはいつも同じ場所で眠るらしく、島の人がつけた名前はカメ吉

なんか、同じ名前をハンドルネームで使用してる人が友達でいるんですけど・・・・・奇遇ですな。

ボートを降りた後は「ゴーヤチャンプルをオムレツ風につくれば東京で大ヒットする」と新たなビジネスチャンスを力説する父上に相槌を打ちながら、地元名物の宮古そばを堪能しました。
沖縄といえば有名なのが骨付き豚を使ったソーキそばですが、宮古そばは骨付き肉でなく豚の角煮を使うのが特徴です。
脂がのった豚肉がとろ~としていて、からしをどれだけ付けても全然辛くならないぐらい。
宮古島に行ったら是非お奨めの一品です♪

 

さて、最後に、今回我々が宮古島で身をもって学んだ手痛い教訓を紹介して、お別れとしましょう。
まあこれが、今回更新が遅れた最大の理由なのですが。

どうか皆さん南の島では、曇り空だからといって日焼けに油断しないように。
この時期、東京はまだ肌寒いですね。
向こうも決してそう暑くはありません。
だが、それで安心するのは甘い。

暑いんじゃなくて、熱いんですよ。

初日、曇っていて太陽光を感じなかったので我々男三人は日焼け止めクリームも塗らずに砂浜に寝転がってビジネス談義を。
母だけが肌荒れを気にして、自分と弟にクリームを塗っていました。

東京に帰った直後から、三人の全身の皮膚は赤黒く変色して激痛に襲われ、皮がむけ始めます。

「ピカじゃ、ピカにやられたんじゃあ!!」(←広島出身者らしく)

幸い髪は抜けませんでしたけど(笑)。
気付かなかっただけで、我々は強力な日光を長時間浴びてしまっていたんですね。
日頃屋内でデスクワークな人は特に要注意です。
一番痛かったのは腕ですね。
今でこそ平気ですが、2、3日はパソコンのキーボードを打てないぐらいでした。
長袖をめくると、むけた肌がぼろぼろこぼれて、本当にあれは、

「わしは広島でピカにやられたんじゃあ!!」(同じネタを繰り返すな)


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