転んだからには起き上がれ

最近はタイトルから外れたブログになりつつあります・・・でも、好きな言葉なのでそのまま残しておこうかと・・・w

確か昨日だったと思うけど・・・

2006-01-17 02:22:13 | 介護
TVで生活保護の一人を取り上げてクローズアップしていました。
見ていて気分が悪くなりました。
その人の背景に何があったのかは分かりません。
もしかしたら自業自得なのかもしれません。
そう言ったことを踏まえたうえで書きますが、役所の態度の悪さです。

その方は畳み職人だったようです。
しかし今は仕事がなくほぼ収入がないような状態と言うことでした。
10ヶ月も仕事がないとの事です。
「じゃあバイトぐらいしろよ」
と言う方も居るかもしれませんが、歳も歳で探してはいるもののなかなか見つからないようです。
「選ぶからだよ」と言うかもしれませんがそれはその人の事情があるのかもしれません。

家賃も8ヶ月も滞納してるらしいです。
仮に生活保護を受けることができたなら畳職人として自分の自信のある仕事を誇りを持ってできると感じました。
しかし役所側は申請用紙すら渡してくれないようです。
「子供と一緒に住めば?」と、役所側の言い分はこうでした。

でもその方は10年前に離婚していて子供とも離れていたのに今更何を言って援助してもらえると言うのでしょうか?
役所側は現在の収入すら聞いてくれませんでした。

オイラが居た以前の施設では実際には生活保護対象の施設でした。
書いてはいけないと思いましたがさすがに今回の事で腹が立つので書かせてもらいます。

例えばとある場所で人が倒れていたとします。
それを見て心ある人が救急車を呼んでくれたとします。
その方はもちろん入院ですね。
さて、ではその方が仕事もなく住む場所もなかった人だったらどうなると思いますか?

病院側からその方の生活保護の申請が行われるのです。
でもその病院に居ることができるのは3ヶ月なのです。
なぜか分かりますか?
病院には市からその方がかかった医療費が支払われるのですが、その費用は3ヶ月までは一定なのですがその月以降からは減額されるのです。

その為に病院側は違う病院を紹介しその病院に移ります。
そして3ヶ月が過ぎるとまた同じようなことが繰り返されるのです。
これを病院のたらいまわしと言います。

それを防ぐためにオイラがいた施設のようなシステムが出来上がったのです。
そこには退院できるとされた人(実際には退院できる症状ではない人が多い)が入所します。
一応表向きは高齢者有料マンションです。
賃貸なので生活保護は切られません。
そしてその保護費から家賃を得る会社があるのです。

そしてそこに住む住人へヘルパーが訪問します。
そのヘルパーステーションはそのマンション内にあります。
ここまでがそこのシステムです。

さて問題はそこに住む住人たちです。
穏やかな人が居ないとは言いません。
でも、生活保護を受けながら明らかに一般の人以上に飲み食いをし、挙句には「俺の金じゃねぇから」や「俺は金払ってんだから言うこと聞け」などとても考えられないような言葉をはき捨てる人が多いことは事実です。

先に書きました畳職人さんのように本当に困ってる人が胃が痛くても病院にも行けず、仕事も見つからないのから比べると恵まれすぎています。
本当に困ってる人が居る以上保護費を減らせとは思いませんが、さすがにその人に合った保護費を支給するべきだと考えます。

ここまで書いて何なんですが、自分が居た場所を否定する気はありません。
ただ、現実をきちんと見極めてもらえるような説明が必要だと思います。

なんと言っても役所側の態度は考えたほうがいいと思われます。
以前38歳の方が保護費を打ち切られ家の中で餓死していたことがあるそうです。
膝をついて四つんばいになりミイラ化された遺体をTVでも映していました。
ついこの前も生活保護の削減のような話を行政側がしていましたが、あのような事が無いようにして欲しいものです。
だからこそただ削減するのではなく、その人にあった保護費を支払うべきだと思います。
それが効率の良い削減なのではないでしょうか。

怒り任せに書いてしまいましたのでかなり間違いがあると思いますが、いつものことだと思って許してください・・・(苦笑