グレアム・ヤング 毒殺日記 (単行本(ソフトカバー)) 
アマゾンでは、在庫なしのようだ。
先日、図書館でこの本を見つけて、借りる。
だいぶ前、日本で、このシトをパクって母親に毒をもっていた女高生事件があったが、グレアム・グリンの事件のことは、だいぶ前、映画「毒殺日記」でみて、なんとなく記憶にあったが、印象に残るよーな映画でもなく、女高生のその事件がなかったら、思いだしもしなかっただろうし、興味もなかった。
映画でみた作品の原作は、ほとんど読むきがしないからだ。
この本は、タイトルは「グレアム・グリン 毒殺日記」だが、別にグレアムの日記をそのまま著作物にしているわけではない。
日記は、ひとつもでてこない。 (※裁判で日記が登場した時の引用では、部分的にでてくるが。)
タイトルから判断して日記が読めるのだと思ったのだが、最初から最後まで、グレアムのドキュメンタリーものだった。
しかし、おもしろくて、途中でやめることができず、読んでしまった。
目が疲労とドライアイで充血してやばいなと思いながら、やめられず。
もし、数カ月前にこの本を読んだら、また今と違う感想だったというのも、意味深い。
アスペルガー症候群という発達障害を知ってるだろうか?
専門家ではないので、やたらなことはいえないのだが、グレアムの幼い頃からの特徴を読んでいくと、あの症状にすごくあてはまる。
グレアムは、たまたま毒物と死に、強く関心をもってしまったが、これが、別の方面に関心をもったら、その道の学者や専門家にだってなりえた知能だ。
アスペルガーのことは、かなり昔、知人に聞いたことがあり(身内の者がこの病気だといってた。)、たまたま数カ月前、図書館で本をみつけて、数冊読みあさったのだが、なかなか興味深かった。
知人に聞いた時には、関係ない聞いたこともない病気という程度で、忘れていたのだが。
自閉症で、特定なことに、高度な才能を発揮するひとがいるというのは、なんとなく知っていたが、まさにそれの系統である。
ビル・ゲイツやアインシュタインも、その傾向と推測されると書いてた精神科医のヒトもいた。
日本でも詩人や音楽家やさまざまな場所で才能発揮して活躍しているひとがいると。(名前は忘れたが。)
そーいうのをふまえて、この本を読むと、当人にも周囲にも、グレアムの異常な関心をとめることが無理難題なのがよくわかる。いったんもった興味には、執着して、とことんこりかたまるのだ。
独学で少年時代からすでに毒物に精通し、最初は、ネズミや猫などで実験していたというから、おそろしい。
後に、周囲の人間をターゲットにするわけだが、別に相手に恨みも憎しみもないのだ。同時に、親愛という感情もないのだろう。
しどいことをしたこともないのに、毒を盛られるなど、たまったものではない。
それどころか親しくされたり親切にしてもらったしとたちに、ためらわず毒いりお茶をのます。
一気に殺害するのでなく、徐々に毒で弱っていくのを、観察しているというとこに、すごみがある。
グレアムは、義母を毒殺し(徐々に毒をもり弱らせて殺害)、父やおばなど身内に次々毒をもり、14歳の時、逮捕され医療刑務所にいれらるのだが、何年後かに(7~8年か?)、出所する。
もし、これが治らない病気とわかっていたら、出所させず、その後の、毒殺事件も起こらなかったのだ。
出所後、過去を伏せて仕事につき、そこで同僚などに、毒をもりはじめる。
死者もでる。
くだんの母親に毒をもった少女も、母親を憎んで苦しめてやろうという気持はなかったんだろなと、グレアムのドキュメンタリーを読むと思う。
病気自体は、古くからあったようだが、知られるようになったのは、最近のようだ。
長崎のしゅんちゃん殺人事件の少年や長崎佐世保の同級生をカッターナイフで殺害した少女も、この病気だそうだ。
人間の奥深い不思議さを、つくづく思う1冊である。
断っておくが、アスペラガー症候群のヒト イコール 犯罪者 ではない。
あたりまえだが。
ところで、10月4日ごろで、アクセス不能になる予定。復帰は、いつか不明。
新しいブロバイダーからの登録書類まだ届いてないし、それから送ったりなんやかやと1週間以上は、かかるのか?
アマゾンでは、在庫なしのようだ。
先日、図書館でこの本を見つけて、借りる。
だいぶ前、日本で、このシトをパクって母親に毒をもっていた女高生事件があったが、グレアム・グリンの事件のことは、だいぶ前、映画「毒殺日記」でみて、なんとなく記憶にあったが、印象に残るよーな映画でもなく、女高生のその事件がなかったら、思いだしもしなかっただろうし、興味もなかった。
映画でみた作品の原作は、ほとんど読むきがしないからだ。
この本は、タイトルは「グレアム・グリン 毒殺日記」だが、別にグレアムの日記をそのまま著作物にしているわけではない。
日記は、ひとつもでてこない。 (※裁判で日記が登場した時の引用では、部分的にでてくるが。)
タイトルから判断して日記が読めるのだと思ったのだが、最初から最後まで、グレアムのドキュメンタリーものだった。
しかし、おもしろくて、途中でやめることができず、読んでしまった。
目が疲労とドライアイで充血してやばいなと思いながら、やめられず。
もし、数カ月前にこの本を読んだら、また今と違う感想だったというのも、意味深い。
アスペルガー症候群という発達障害を知ってるだろうか?
専門家ではないので、やたらなことはいえないのだが、グレアムの幼い頃からの特徴を読んでいくと、あの症状にすごくあてはまる。
グレアムは、たまたま毒物と死に、強く関心をもってしまったが、これが、別の方面に関心をもったら、その道の学者や専門家にだってなりえた知能だ。
アスペルガーのことは、かなり昔、知人に聞いたことがあり(身内の者がこの病気だといってた。)、たまたま数カ月前、図書館で本をみつけて、数冊読みあさったのだが、なかなか興味深かった。
知人に聞いた時には、関係ない聞いたこともない病気という程度で、忘れていたのだが。
自閉症で、特定なことに、高度な才能を発揮するひとがいるというのは、なんとなく知っていたが、まさにそれの系統である。
ビル・ゲイツやアインシュタインも、その傾向と推測されると書いてた精神科医のヒトもいた。
日本でも詩人や音楽家やさまざまな場所で才能発揮して活躍しているひとがいると。(名前は忘れたが。)
そーいうのをふまえて、この本を読むと、当人にも周囲にも、グレアムの異常な関心をとめることが無理難題なのがよくわかる。いったんもった興味には、執着して、とことんこりかたまるのだ。
独学で少年時代からすでに毒物に精通し、最初は、ネズミや猫などで実験していたというから、おそろしい。
後に、周囲の人間をターゲットにするわけだが、別に相手に恨みも憎しみもないのだ。同時に、親愛という感情もないのだろう。
しどいことをしたこともないのに、毒を盛られるなど、たまったものではない。
それどころか親しくされたり親切にしてもらったしとたちに、ためらわず毒いりお茶をのます。
一気に殺害するのでなく、徐々に毒で弱っていくのを、観察しているというとこに、すごみがある。
グレアムは、義母を毒殺し(徐々に毒をもり弱らせて殺害)、父やおばなど身内に次々毒をもり、14歳の時、逮捕され医療刑務所にいれらるのだが、何年後かに(7~8年か?)、出所する。
もし、これが治らない病気とわかっていたら、出所させず、その後の、毒殺事件も起こらなかったのだ。
出所後、過去を伏せて仕事につき、そこで同僚などに、毒をもりはじめる。
死者もでる。
くだんの母親に毒をもった少女も、母親を憎んで苦しめてやろうという気持はなかったんだろなと、グレアムのドキュメンタリーを読むと思う。
病気自体は、古くからあったようだが、知られるようになったのは、最近のようだ。
長崎のしゅんちゃん殺人事件の少年や長崎佐世保の同級生をカッターナイフで殺害した少女も、この病気だそうだ。
人間の奥深い不思議さを、つくづく思う1冊である。
断っておくが、アスペラガー症候群のヒト イコール 犯罪者 ではない。
あたりまえだが。
ところで、10月4日ごろで、アクセス不能になる予定。復帰は、いつか不明。
新しいブロバイダーからの登録書類まだ届いてないし、それから送ったりなんやかやと1週間以上は、かかるのか?