筆の足跡

日々の出来事と趣味のお絵描きの記録です。

20号パネルの水張りに挑戦!

2009年06月24日 | 日本画・絵
今日の日本画教室では、今度描く絵のパネルに麻紙を水張りしました。
小さいサイズの水張りだったら気軽にできるんですけどね、
20号ともなるとビビります。

雲肌麻紙(ドーサ引き)の裏面に水を塗った状態です。
順番としては、まず麻紙の対角線、それから中心を通るように縦横。
イギリス国旗状に筆を運びます。
その後は縦からでも横からでもいいので、全体に万遍なく水を塗ります。
少し経ってから(5分くらい)もう一度水を塗りました。

そしたら、その麻紙の上にパネルを逆さにして置きます。
これが意外と大変。
のりしろ分が均一になるようにパネルを置かなければいけない。
20号だと大きくて全体を見渡せないので、微妙に斜めになってしまい、
やり直すこと数回。
見かねた先生が救助の手を。

パネルを表にしてその上に塗れた麻紙をゆっくりと置いていって……。
(50号くらいまでだったら、麻紙をのせる方法で張るそうです)
さすが先生、見事にのせてくださいました。

20号でこの調子だと50号なんてとてもじゃないけど自力で張れないと思います(涙)。

さて無事麻紙がパネルに乗ったところで、空気を押し出すようにして
縦または横方向に手で撫でていきます。
パネルの角に合わせて折り目をつけます。

それから次は糊しろ部分の処理。
さっさと作業しないと麻紙が乾いてくるので躊躇している暇もないです。
パネル側面に糊をつけ糊しろを張ります。
もう一気にやります。
順番は上下左右って感じでしょうか。

でこちらが完成パネル。

ここでようやくほっと一息。
う~ん、綺麗に出来た~。
麻紙代¥2100+パネル代¥1300=¥3400
(あっ、パネル代、先生に払ってない~)←先生に頼むと安く仕入れてくださいます。
ちなみにネットで完成品頼むと1万以上します。

でこれは下絵を拡大コピーし張り合わせ、20号サイズにしたもの。

もうちょっと精密に描き直してから、麻紙に写す予定です。


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2 コメント

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真っ白な画面 (ミコ)
2009-06-25 15:07:32
綺麗に貼れてよかったですね。
真っ白な画面を見ていると、色々イメージが膨らんで楽しいですよね。

50号の水張も、それほど難しくないですよ。
①パネル側面に捨て糊
②乾いたままの麻紙をパネルに乗せる
③半分ずつ水を引いて貼って行く。
④手が届かない場合は物指し等を使う。

おおざっぱですけど、こんな方法で一人で張れます。ヒントになったでしょうか?

こんど50号の時にでも詳しくご説明しますね。
>ミコさん (cochineal)
2009-06-27 21:16:51
50号半分ずつ貼るんですか?
麻紙の伸び具合が微妙に違って歪んだりしないのでしょうか?
なんか手品のような方法ですね。
ぜひぜひ、今度50号貼る時には記事をアップしてください!

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