COCCOLITH EARTH WATCH REPORT

限りある地球に住む一地球市民として、微力ながら持続可能な世界実現に向けて情報や意見の発信を試みています。

人の自然の見事な営み描く「クニ子おばばと不思議の森」

2011-09-24 23:33:57 | Weblog

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この番組は、10月6日(木)00:15-01:05(24時間表記)に、総合テレビで再放送されます。

9月25日夜21:00-21:50にNHK総合テレビで放送のNHKスペシャル「クニ子おばばと不思議の森」は、宮崎県椎葉村の山奥に唯一残る、日本の伝統的焼き畑での人と自然の営みを描く素晴らしい番組です。焼き畑といっても、問題視されている南米や東南アジアの略奪的焼き畑とは異なり、少しずつ場所を変えながら焼き畑を作り、4年収穫したら自然に返すことで森を若返らせ、そこに暮らす生き物たちの命の営みをサポートになっています。以下は番組HPからの詳しい情報です。

今なお秘境と言われる宮崎県椎葉村。その最深部の山奥に、今も夏になると山に火を放ち焼畑を作る「おばば」椎葉クニ子さん(87)が暮らしている。焼き畑と言っても南米や東南アジアの大規模開発に使われている掠奪的な焼き畑ではない。毎年約場所を変えながら少しずつ畑を作り、4年収穫したら放置して森に返す。そして30年周期で山全体を一巡する。それは森の豊かさを保つ営みであることを、かつては誰もが知っていた。 年老いる前に切られた木々は、すぐに新たな芽をだし新たな循環がが始まる。人が焼き「かく乱」することで、森は若返り、畑の作物だけでなく、山菜やきのこなどさまざまな恵みを生み出す。かつては日本中が森を再生するための焼き畑を行っていたが、今もそれを続けているのは椎葉クニ子さんただ一人だ。この山で暮らすため、代々伝えられた焼き畑用の「種」を守るため、クニ子おばばは山の神に祈りをささげて火を放ち、その恵みを日々の糧とする。草木や、土の中の生き物たちと同じように、人間が自然の循環の一部となって暮らす最後の風景がここになる。縄文以来続けられてきたという焼き畑の営みに込められた日本人の知恵を、椎葉の四季の映像と、特殊撮影を駆使して描く。

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