COCCOLITH EARTH WATCH REPORT

限りある地球に住む一地球市民として、微力ながら持続可能な世界実現に向けて情報や意見の発信を試みています。

今週末は中国黄土高原の貧困支援プロジェクトと帝政ロシア史の読み解きに注目

2008-02-29 22:58:05 | Weblog
3月2日(日)21:00-21:50 NHK総合 NHKスペシャル激流中国「上海から先生がやってきた~貧困の村で~」。
視聴後記

 上海の裕福な家庭に育ち、名門大学で学んだ梁さんを中心に、都会から貧困救済プロジェクトで都会から黄土高原の最貧困地域に派遣された若者達が直面した現実を通じて、貧困に喘ぐ農村部の厳しい状況を垣間見る思いでした。見ていると、一握りの人々が華々しい経済成長の恩恵を謳歌する影で、大勢の人々がこれほど厳しい状況に置かれていることに、怒りのようなものを感じてしまいました。

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同日22:00-23:00  NHK教育 ETV特集「ロシアはどこへ行くのか~帝政ロシアの歴史から読み解く~」
 間近に迫ったロシア大統領選挙を控えて、衛星第一のBS世界のドキュメンタリーでは連日のようにシリーズ プーチンのロシアが組まれていますが、この番組では日露双方の歴史学者に出始めた、今のロシアをロマノフ王朝の再来とする見解が検証されます。

以下は両番組の要約です。
[NHKスペシャル激流中国「上海から先生がやってきた~貧困の村で~」の要約]
 経済成長のかげで、およそ6000万人の貧困人口を抱える中国農村部を助けようと、これまでに7万人が参加したという都会の若者が貧困を助ける支援プロジェクト。今年、黄土高原の最貧困地域に13人の若者が派遣された。外資系企業からの就職の誘いを断り、貧しい農村の高校で一年間のボランティア教師として着任した上海の名門大学に通う梁さん(22)には、零下15度に冷え込む厳しい自然、具のない饅頭だけの毎朝毎晩の食事、故郷を捨てて移住した農家の跡など想像を絶する日々が待ち受けていた。それでも子どもたちは、貧しさから抜け出すために、一心不乱に進学を目指す。梁さんは、生徒たちの家に通い、親身になって相談に乗り始めた。しかし、親の病気を治すにも借金が必要で、返済のために子どもは進学の道を断たれる悪循環など、非情な経済の論理が急速に農村を蝕んでいた。若者たちの悪戦苦闘を通して、貧困の現実と彼女たちの心の葛藤を大自然をバックに描き出していく。

[ETV特集「ロシアはどこへ行くのか~帝政ロシアの歴史から読み解く~」の要約]
 今、ロシアは空前の歴史ブームであり、日露双方の研究者は、「今のロシアは19世紀ロマノフ王朝時代の再来だ」と新たな見方を始めている。上からの改革が、テロの横行を生み、独裁権力へと導く、その過程が150年を経て繰り返されているというのだ。新しい大統領でロシアは変わるのか、もしくはロシアは独裁から逃れられないのか。 。「民主化か権力集中か」。ロシアが抱える問題は、イスラム世界や中国など世界の多くの国が今抱える問題を象徴している

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