
家族でドライブやハイキングに行った頃は、
朝こしらえたおにぎりを、柳行李(やなぎごうり)に詰めていきました。

ほどよく空気を通して、湯気を飛ばしてくれます。
ぎゅうぎゅうにしても、安心でした。
いつのまにか家族はへって、持ち出すこともなくなりました。
いまは、食器棚の中で、グラシン紙の保管場所になっています。
ふたりで歩くようになると、子どもたちのつかったアルマイトの出番になりました。

が、食べた後、どうしてもかさばるんですよね。
なにせ、わたしたち夫婦は荷物が多い。
傘にカメラに水筒は最低限常備です。
考えあぐねたすえ、たどり着いたのが、経木でした。
お恥ずかしいことに、経木といったら、
和菓子屋さんや魚屋さんばかり浮かんで、すぐ結びついたわけではありません。
というか、握り飯といえば、まず竹の皮でしょう。
が、これが意外と高価、しかも再利用は、、、ちょっとねぇ。
あきらめわるく物色しているうちに、気がついたのです。
これだっ。

一人分ずつ結わえて、ナプキンで包めば、帰りはぺったんこで持ち帰れます。
杉の香りもトッピングされて、ちょっとリッチな気分です。

・・・と、
こんなに苦労するのも、アルミ箔の音とにおいが苦手なせいなんです。
おにぎり持ってお出掛けいいですね~私は
時々畑へ持って行って、ブルーシートの上で
ハイキング気分です。
外で食べるのって雰囲気が変わって美味しい
ですよね。
畑でお昼、いいですね。
まわりが林で森林浴も兼ねられますか?
なにより、働いたあとのおにぎりって、おいしいでしょうね。