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本格的な余震“アウターライズ地震”も起きる??

2016-12-21 08:01:58 | 日記

「311を上回る津波」専門化が危惧! “炎の輪”活性化で、本格的な余震“アウターライズ地震”も起きる?

今年10月1日に、大規模な噴火が始まったメキシコ中部に位置するコリマ山は、「ボルカン・デル・フエゴ(火の山)」という別名が示すとおり、記録が残っている1576年以降噴火を繰り返しているという。トカナではUFO頻出火山のひとつとして紹介しているこの火山だが、10月の噴火では、噴き上げられた煙や火山灰が火口から2000mもの高さにまで達し、近隣住民約400人に避難勧告が出される事態となったことは記憶に新しい。今月12日付の英紙「EXPRESS」によると、北米で最も活発な火山と言われているこのコリマ山は今なお火山灰を吐き出し続けており、余談を許さない状況が続いているという。

 メキシコ国立保護局とハリスコ州消防局は、いつまた起こるか知れぬ大規模な噴火に備えるよう、近隣住民に注意喚起を促している。10月の噴火を上回る規模の大噴火が起きた場合、被害が及ぶと想定されるのはコリマ山の周囲40kmという広範囲。そこには30万人もの住民が暮らしており、壊滅的な打撃を受けることが予想されるのだ。再び大噴火に至らないことを願いたいところだが、専門家たちが見るところによると、どうやらその可能性は低そうだ。


■現在も1時間に1〜3回噴火が起きている

 世界中の火山情報を伝えているウェブサイト「Volcano Discovery」によると、コリマ山の火山活動はより活発になってきているというのだ。

「(コリマ山の)爆発的な噴火は近ごろ、より頻繁に、そしてより大規模になってきています」(Volcano Discovery)

「山頂部の溶岩ドームは拡大の一途を辿り、そこから流れ出た燃えるように輝く溶岩流は南斜面を、ゆっくりと進み続けています。比較的規模の小さい爆発も含めると、1時間に1カラ3回は起こっており、その度に高い噴煙と溶岩を吐き出しているのです」

今後かなり大規模な噴火が懸念されているコリマ山であるが、この火山は太平洋をぐるりと回る、「環太平洋火山帯(別名:環太平洋造山帯)」の真上に位置する。日本列島をすっぽりと包み込む、この火山地帯はコリマ山を始めとして、このところ活発化の様相を呈しており、遠くメキシコの話と他人事ではいられない。活火山を数多く抱え、地震大国である日本も、活発化する「環太平洋造山帯」の影響を当然受けることが予想されるのだ。いや、その兆しはすでに見せているかもしれない……。

画像は「Wikipedia」より引用

 
■奇妙にシンクロする”火の輪”

  英語では“The Ring of Fire(炎の輪)”と呼ばれる、「環太平洋造山帯」上ではこれまで、大規模な噴火と巨大地震が連動しているかのように、同時期に起こる事例が多く見られている。

 例えば、今年4月14日及び16日に震度7が観測されるなど、M7クラスの大地震が頻発した熊本地震であるが、直後の17日に北米と南米の3つの火山が同時に噴火しているのだ。同時に噴火したビジャリカ山(チリ)、コリマ山(メキシコ)、クリーブランド山(米アラスカ)はいずれも“炎の輪”上にある。

画像は「Wikipedia」より引用

 さらに南米エクアドルでも16日に、M7.8の巨大地震が発生。死者661人、負傷者16,600人の甚大な被害を被った。震央は太平洋に面したエスメラルダス県ムイスネから南南東約27kmの地点で、やはり“炎の輪”直上。同国では、1979年のトゥマコ地震以来の大規模な地震となったが、37年ぶりに起きた大地震が熊本地震そして北南米の3つの火山が噴火した時期とぴたり重なるのは、とても偶然とは思えないのだ……。


■日本の火山活動期はもうすぐそこ!?

 太平洋をぐるりと囲む広範な地域が、連動しているかのような“炎の輪”であるが、ここ最近火山及び地震活動が活発化しているのは日本も同じ。11月22日、福島沖を震源とするM7.4の地震が発生。岩手県、宮城県、福島県、茨城県沿岸に津波が到達したことは記憶に新しい。多くの者に、未曾有の被害をもたらした東日本大震災を想起させたが、あの東日本大震災以降、日本列島各地の火山が活発化していることが各所で指摘されている。日本で起きた出来事を多言語で世界に発信するウェブサイト「nippon.com」が作成した以下のリストを見ていただきたい。

 2011年以降、いかに多くの火山が急激に活発化したかがよく分かるが、「nippon.com」の同記事では、どれも爆発規模が小さく、まだ活動期に入ったとは言えないとする専門家の意見を紹介している。そして今現在は、火山爆発指数(VEI)4〜5クラスの巨大噴火が頻発する活動期の準備段階に入っているようなのだ。数百年の間比較的穏やかだった、日本列島中の火山が活動期を迎えたら、壊滅的な被害をもたらすだろうということは容易に想像できる。なにせ近代以降の日本人には未知の領域なのだ……。

3.11を超える津波がいずれ来る……!?

 日本もその例外になく、世界各地で火山・地震活動が活発化している感のある“炎の輪”。富士山噴火のような大惨事は、近い将来起きると見て間違いないのだろうか!? その時期や場所は!? “炎の輪”がシンクロするメカニズムなど、地質学の専門家に疑問をぶつけてみた。すると、また別の脅威が浮上してきた……。

「環太平洋造山帯(炎の輪)で地震が多発する理由についてですが、この地帯は東太平洋にある海嶺で作られた海洋プレートが、大陸プレートにぶつかる場所なのです。特に日本付近では、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込むため、プレートに歪みが生じることが原因の地震が多く発生します」(専門家)

「さらに、沈み込んだ海洋プレートに含まれる海水が、地下の圧力によって吐き出され、マントルに含まれる岩石を溶かしマグマが生み出されます。岩石より軽いマグマは、地表を目指し噴出することで、火山が作られるのです。日本で、地震と火山が多いのは、このようなプレートの位置関係によるもので、大陸プレート同士がぶつかるアルプス・ヒマラヤ造山帯では、火山活動は伴いません」(同氏)

「環太平洋造山帯は、確かにこのところ活発な活動が見られますね。同じ海洋プレートを共有してますので、相関関係があると考えられますが、噴火や地震が起きる地点や日時を予測するのは困難です。ただ、日本の場合、東日本大震災の余震である、本格的なアウターライズ地震がまだ起きていないと見られており、そちらの警戒も必要でしょう。アウターライズ地震は、本震以上に高い津波が予想されます。1933年に発生した昭和三陸沖地震は、その37年前に起きた明治三陸地震のアウターライズ地震と見られており、いつ起きてもおかしくない東日本大震災のアウターライズ地震には、沿岸部を中心に、引き続き注意しなければならないでしょう」(同氏)

 活発化する“炎の輪”。東日本大震災発生時に断層が破壊されたことが原因で生じる、アウターライズ地震。数十年という長いスパンで起き、本震を上回る津波が予想されるとは、脅威以外の何ものでもない。あらゆる点から、今日本列島は極めて危険な状態にあると見て、間違いなさそうだが、安心できる日は果たして来るのだろうか。いずれにせよ、世界有数の危険地帯の直上に暮らしているという認識を忘れてはならないだろう。