JR西日本は、大阪環状線で運転している103系が10月3日をもって運転を終了することを発表した。それに伴い、大阪環状線改造プロジェクトホームページでスペシャルムービーを公開する。なお、運転時刻については公開しない。
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大阪環状線で走り続けた103系だが、ついに48年の歴史に終止符を打つことに。7月の阪和線に続いて、大阪環状線からも撤退することになった。阪和線の時は引退のアナウンスもなかったから、引退したっけという感じだったが、今回については引退日を103系にちなんだ10/3と明確にした。ダイヤは不明だが、朝一番のツィッターで運用番号が明確になれば、ラストランまで運用が明らかになる。パワーループ塗色のLA3編成が引退したので、ラストランは残ったLA4編成、勿論オレンジ色の車両だ。
207系や321系が導入された北側4線区に比べれば南側3線区は車両更新スペースが遅いイメージ。321系の投入で201系が余剰になった時も、大阪環状線の103系を置き換え切らなかったし。首都圏と比較すると、205が山手線から引退した2005年に、ようやく大阪環状線に201を投入したからな。そういうことで長く走って大阪の顔になったのだけど。
大阪環状線から103系が引退するのと同時にオレンジ色の103系も引退することに、水色の103系も羽衣支線にわずかに残るだけだから、非貫通の103系のバリエーションは大和路線などで活躍するウグイス色だけになる。オレンジ色の103系といえば、首都圏の武蔵野線でも2005年までの42年に渡って見られた車両だから、無くなるというのは少し寂しい。残ったウグイス色も、205や221で置き換えられると思われるので、非貫通の103が見納めになるのはそう遠くないかもしれない。
今回の引退によるイベントは、公式HPでのスペシャルムービーくらい。混乱を避けるためか、引退式典や記念切符の販売は行われない。大阪環状線改造プロジェクトがなかったら、阪和線の103系のようにひっそりと引退していたかもしれない。大和路線から103系が撤退するときも何もないのだろうな。
103系は線路から引退するが、103系をモチーフにした商業施設、ビエラ玉造があるから、それが103系が大阪環状線を走っていた証になるだろう。
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