京成電鉄は12/5にダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●「モーニングライナー」「イブニングライナー」の停車駅に京成船橋を追加する。また、定員制から全席座席指定制し、チケットレスサービスも利用できるようにする。なお、料金については現状通り大人410円、子供210円にする。
●成田空港発2203のアクセス特急を増発、2234発のアクセス特急は発車時刻を15分繰り下げ、2249発とする。
●土休日に運転されている「シティライナー」については定期列車の運転を取りやめる。
--------------------------------------
先月9日に、京急のダイヤ改正の概要が発表されたが、ようやくトンネル向こうの改正概要が明らかに、京急と違い夜間時間帯を中心とした改正となった。
「モーニングライナー」と「イブニングライナー」は、本線経由時代末期の「スカイライナー」のように京成船橋に停車することで潜在需要を見込む。プラス410円の快適性で、上野近辺から船橋への利用客をJRから奪えればいいのだけどね。特に休日の非定期客は。
京成船橋で2分停車するのにも関わらず、2分以上の時刻変更は、66号の青砥から先繰下げと61・63号の青砥発繰上げのみ、1分の時刻変更すら60・62号・61号の八千代台発着、65・67号の青戸発だけになっている。青砥~京成船橋間は最短12分、データイム特急が高砂、八幡停車で15分走行だということを考えると少し早い。平均速度は68キロだけど。京成船橋~八千代台間の最短は10分で平均速度は69キロ、こちらもデータイム特急より2分短い。個人的に気になるのは、61号が日暮里発車してから青砥発車するまで10分であること。今は3分停車だから停車時間を見直すのだろうか。
座席指定席制にするのは、利用者増を見込んでのことだろうけど、一人で2席を占拠するのを防止するためではないかと。座席指定化で、青砥から日暮里までのモーニングライナー利用が可能になるのだろうか。
土休日に1往復だけ設定されていた「シティライナー」は廃止に。5年前の成田スカイアクセス開業直後は7往復設定されていたのだけど、3年前の改正で1往復体制に、そして去年の改正で土休日のみの運転となった。1往復になったものの、朝上りの送り込み回送はよく目撃したな。
利用率が低迷しながら、よく5年も走っていた印象、京成成田~成田空港間の部分廃止で、以前の「スカイライナー」にあった京成船橋からの空港需要に応えてなかったし。八千代台や京成佐倉に停めていたら、もう少し利用されていたのだろうか。個人的には16時台の千住大橋待避がなくなって、上り普通の速達化につながるのだけどね。
「シティライナー」廃止ということは、AE100の定期列車での営業運転を取りやめるとのこと。正月に運転される臨時「シティライナー」がAE100最後の営業運転になるのだろうか。でも、AEで運転される可能性もなくはないのだろうな。それでもって、来春までにさよなら運転か。3300の時は大変だったけど、どうなることやら。
引退とは正式に決まってないが、AEの葬式は一番簡単。北海道のように遠方まで行く必要はないし、通勤車じゃないから共通運用にもなってない。でも、葬式参列者で席が埋まってしまう可能性はあるのだろうか。
上りアクセス特急の最終は2249発に、通勤特急より10分遅いので、高砂から先の最終は10分繰り下がる。夏休みなどに設定される臨時アクセス特急は、それより遅い2308発だが、今回の夜間の増発で設定がなくなるのではないかと。
繰り下げられた平日の最終アクセス特急は、青砥を3分前に発車した普通を追い抜かないため、通常のアクセス特急より少し時間がかかる。次の改正の時には見直してほしいところだ。そうすれば、乗り換え時間が2分しかない京浜東北線北行や常磐線下りへの接続がよくなる。
最新の画像もっと見る
最近の「情報(東日本)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事