JR東日本は、北陸新幹線の開業に合わせて、北陸3県を中心にJR、3セクが乗り放題になる「北陸周遊乗車券」を発売することになった。
発売対象者は、「えきねっとトクだ値」か、「モバイルSuica特急券」で、北陸新幹線を東京~上越高田間の各駅から糸魚川~金沢間の各駅までの利用客、有効期間は新幹線乗車日の当日または翌日からの2日間である。
フリーエリアは北陸本線の長浜~金沢間、IRいしかわ鉄道、のと鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道の市振~谷浜間、小浜線の敦賀~青郷間、越前北線、七尾線、氷見線、城端線、高山本線の富山~猪谷間、大糸線の糸魚川~中土間となる。
発売箇所は、糸魚川以西の北陸新幹線5駅、「えきねっとトクだ値」や「モバイルSuica特急券」を購入したことがわかる印刷物、画面メモを提示して「北陸周遊乗車券」を購入することになる。
発売価格は大人2,500円、子供1,000円で、特急券を購入すれば「サンダーバード」「しらさぎ」「能登かがり火」などの特急が利用可能になる。
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高山本線と西入善~谷浜間の駅降りを検討していた身としては吉報、このリリースを聞く前は、おでかけパスを電話予約しようかと思っていた。それでも、1日2,060円のおでかけパスで元を取るには微妙なくらいだったし。2日使えて、2,500円は結構お得な設定だ。
購入条件が「えきねっとトクだ値」か「モバイルSuica特急券」どちらかの会員である必要だけど、他の2名縛り、年齢縛りを考えると、相当楽。クレジットカードと携帯があればいいのだから。ただ、「えきねっとトクだ値」が満席の場合は、「モバイルSuica特急券」の一択になるわけで。個人的には、エクスプレス会員になったときに「モバイルSuica」をダウンロードしたから、どっちでもいいのだけど。
「モバイルSuica特急券」で東京~金沢往復が24,060円、それに「北陸周遊乗車券」をプラスすると26,560円、現状だと北陸フリー乗車券10,800円に指定席特急料金をプラスして21,360円だから5,200円の値上げか。ホテル1泊分ぐらいになるけど、新幹線による速達化を考えると仕方ない。各社をまたぐフリーきっぷなんて設定されないと思っていたぐらいだし。あと、北陸フリー乗車券と違って、上越妙高以南からだったらどこからでも使えるのは、上信越からの旅行者にとっては大きいだろうな。首都圏からでも長野で途中下車するといった使い方ができるし。
フリーエリアのうち、長浜~生地間、七尾線、氷見線、城端線、のと鉄道は駅降り完了、高山本線と西入善~谷浜間を終えたら、次は小浜線の駅降りを計画しているわけだが、金沢経由で行ったら昼過ぎになってしまう。朝一の「かがやき」から接続する「サンダーバード」は敦賀を通過するし。スケジュールによっては18きっぷを使うだろうな。それより、朝一の「はくたか」を糸魚川で降りて、北陸周遊乗車券を入手したうえで10数分後の日本海ひすいラインに乗り継げるか少し不安。窓口が塞がっていたらアウトだな。
このような「えきねっとトクだ値」や「モバイルSuica特急券」縛りのフリー乗車券が他地区へ広がっているか気になるところ。北海道新幹線の新函館開業時とか設定しそうな予感がする。
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