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しーさるの鉄日記

とさでん交通ダイヤ改正


とさでん交通では先月22日にダイヤ改正を行った。改正概要は以下の通り。

●土日祝ダイヤにおいて、運行時分を見直し減便する。また、領石通発着便を休止する。
●金曜日運転のはりまや橋発23時の後免行、22時30分の朝倉行を廃止する。

なお、月曜~木曜日のダイヤについては、変更はしない。

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土日に減便を行なったとさでん交通、その背景には利用者減というより人手不足があるとのことだ。

高知新聞の報道によると、現状ダイヤを維持するためには単純計算で運転士が106人必要、それに対し現在の運転士は96人、残業や休日出勤でやり繰りする状況が続いているとのことだ。採用しても人が集まらないとのことで、10人の穴を埋めるのは厳しいとのこと、結果、減便せざるを得なくなった。

今回の改正では領石通折返し44便を削減、代わりに後免町発着16便を増発する。つまり領石通より西では28便の削減となる。改正前の後免方面のダイヤを見ると、領石通より東で21分間隔が基本だが、領石通発1007、1131、1419、1543の後は42分開く。改正後は42分開くことはなくなり、文殊通から西で13分~24分の運転間隔になる。改正前の文殊通~領石通間は8分~21分の間隔、8分間隔がなくなり、20分以上の間隔が増えることになるわけだが、最大運転間隔では不便になった実感がないな。

伊野線についても21分の運転間隔を24分に拡大、46往復あった列車を41往復に減らす。運転間隔が長くなった分、中山信号所での待ち時間が長くなったので、咥内~枝川まで6分かかっていたのが7分になっている。高知駅前~桟橋通五丁目間の南北線についても、7分だった運転間隔を7分半にすることで運転本数を削減する。減便になったものの、中心部を含む鏡川橋~文殊通間では5~10分間隔を維持する。最大運転間隔10分は信号のタイミングによってはさらに広がり、最悪の場合乗客集中によるダイヤ乱れを起こす。収容力の大きい新車を導入できればいいのだけど、人件費より高くつきそうだ。ハートラムも増備車の導入までブランクがあったし。

伊野線は24分毎だが、鏡川橋以東ではその間に数本ランダムに入っている。文殊通から東に入るのは鏡川橋始発の一部だけなので、運転間隔がランダムになる。改正前は、領石通~後免町間で21-21-42分間隔だったが、改正後は13分~24分の不規則な運転間隔となる。領石通~ごめん間では、21分間隔の平日よりは本数が多くなるわけだが。鏡川橋折返しを24分サイクルに2本、毎時5本としても、後免町方面を毎時3~4本にするには運転間隔が偏ってしまう。48分サイクルに3本としたら、13-13-22分間隔になる感じだ。伊野から後免町間通しが難しければ、伊野から高知駅前と桟橋車庫前から後免町間の系統を48分毎に運転した方がいいかもしれない。そうすれば、文殊通から東は16分間隔になる。

ちなみに、領石通に近いJR土佐大津駅からは毎時2本運転されているが、14時台、15時台の高知方面は50分開くこともある。高知駅までのJRでの所要時間は12~17分に対し、はりまや橋までは24分。本数が減って20分以上待ちのケースが増えるけど、高知の中心街に行くにはとさでんの方が強い。

年明けには平日についても、減便するとのこと。こんな短期間に、土休日、平日、別々に改正するというのは珍しいけど、今回の土休日の改正で様子を見て、平日をどうするか検討するということなのだろう。減便と聞いて、乗客がさらに減る可能性もあるからな。人によるけど、1キロ圏内だったら、20分待つより歩いた方が早いし。

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