JR東日本は、首都圏の電車特定区間にある276駅を対象に駅ナンバリングを今年10月に導入することを発表した。そのうち、主要駅21駅にはアルファベット3文字の3レターコードも導入する。
また、これら276駅には駅名票に中国語・韓国語表記を加えて、訪日外国人に対応する。なお、東京モノレール、東京臨海鉄道についても同時期に駅ナンバリングを導入する。
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ようやくナンバリングに対応することになった首都圏のJR、私鉄やJR西日本よりは数年遅れ、地下鉄よりは10年ほど遅れての導入となった。
その導入範囲を電車特定区間に限定したのは意外。JR西日本は近畿エリア全体に導入したというのに。電車特定区間って、運賃計算ぐらいしか使わなかったから、あまり意識しなかったけど、大船以西や大宮以北が含まれてないのに、久里浜や奥多摩が含まれているという輸送密度的に変なエリア設定なんだよな。設定してから30年以上も経過しているから、そろそろ再検討しても良さそうなんだけどね。
緩行と快速は路線別扱いなので、中央線・総武線・常磐線の複々線区間の快速停車駅は2つナンバリングが振られている。また、湘南新宿ラインは、埼京線、横須賀線と重複するものの、大宮~逗子間に振られている。湘南新宿ラインは振られることになったが、上野東京ラインは振られずに、東海道線・宇都宮線別々に振られている。中央線快速、青梅線、五日市線は同一路線としてナンバリングが振られているようだ。
ナンバリングのアルファベット2文字目は、各路線の頭文字を使うのが基本だが、埼京線:A、総武線各駅停車:B、京葉線:E、鶴見線:I、常磐線各駅停車:L、横須賀線・総武線快速:Oの6路線は路線名関係なく割り当てられている。番号は起点駅を01とするのが基本だが、埼京線、常磐線各駅停車、武蔵野線、湘南新宿ラインは乗り入れ先を起点としている。これは近鉄けいはんな線や阿佐海岸鉄道でも見られる付け方である。また、山手線・京浜東北線は品川・田町間に開業する新駅を見込んで、その部分を欠番にしている。
3レターコードは、空港や国名に割り振られているのが有名だが、駅名に割り振られるのは世界的に見ても珍しい。ただAKBをやりたかったような気もするのだけど。DAIGOも入っているような気がする。駅名の頭文字3文字をベースに付けていると思ったら、そうでないものも結構多い。また、新橋の2文字目がNでなく、Mになっているのは何か理由があるのだろうか。東京駅のTYOというと、東北・新潟・長野からの往復新幹線+ホテルがセットになったびゅうツアーが頭をよぎるのだけど。
駅ナンバリングは、駅名票には表示するようだが、車内路線図に表示するというのはリリースでは触れられてない。仮に表示しても、ドア上の細長い路線図だけで、大都市近郊路線図には掲載しないのではないかと。路線図として見にくくなるからな。
4ヶ国語表記もいいのだけど、日暮里駅の案内をどうにかしてくれないかな。上野寄で降りた渡航客が南乗換通路を昇って、常磐線ホームを経由しているのをしょっちゅう見ているからな。
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