JR四国での春改正の概要は以下の通り
●特急「しおかぜ」のグリーン車の位置を下り方に統一する。
●「しおかぜ」「いしづち」の号数を統一する。なお、「しおかぜ」と併結しない松山発着「いしづち」の号数を3ケタに、いしづち51号は「モーニングEXP松山」、いしづち4号は「モーニングEXP高松」に改称する。
●高松600発の「いしつぢ」103号、松山2034発の「いしづち」104号に、6月以降から新型車両8600系を投入する。これに伴い、今改正で「いしづち」34号を松山で、「宇和海」26号と「いしづち」104号に分断する。
●高知以西へ乗り入れる、南風5往復のうち、下り3本、上り2本を南風とあしずりに分断する。また、「しまんと」1号は「あしずり」3号と1本化させる。
●高知605発の「あしずり」51号、窪川535発の「あしずり」52号を廃止する。
●土佐くろしお鉄道特急のうち、早朝上りと深夜下りの1往復を中村~宿毛間で部分廃止する。
●阿波池田834発牟岐行「むろと」1号と、牟岐1645発阿波池田行「剣山」9号を徳島で分断する。これにより、徳島線と牟岐線の直通特急は消滅する。
●高松2119発「うずしお」29号を讃岐白鳥に停車させる。これに伴い高松2024発引田行の三本松以南を24分繰り上げる。
●鳴門652発の池谷行ノンストップ普通と、池谷708発の普通を平日のみ設定して、通学時間帯の利便性を図る。
●多度津511発高松行、高松615発の多度津方面、オレンジタウン604発高松行の3本を平日のみ運転から毎日運転とする。
四国は特急の分断がメイン、松山分断は8600投入で読めたのだけど、徳島スルー列車は全滅か。小松島線があったときと違って、直通重要はほとんどないからな。牟岐線から「剣山」、徳島線から「むろと」が撤退するというのは、誤乗を防ぐというのもあるし。キハ185で直通というと、「九州横断特急」と「くまがわ」が頭をよぎる。あれは人吉から水前寺への需要があるからな。
「しおかぜ」のグリーン車の位置を変更するというのは、松山寄りに「しおかぜ」、高松寄りに「いしづち」を連結するようになるということだろうか。そうなると「しおかぜ」の方が宇多津で6分停車するわけで、四国側のスジがずれたら交換のタイミングが結構ずれそうだ。この「グリーン車」の位置変更により、松山にて「宇和海」のグリーン車から「しおかぜ」のグリーン車までの距離は500メートルから100メートルまでに短縮される。年末に「バースデーきっぷ」で乗り換えたけど、厳しかったな。高知みたいにホーム上接続するのがベストだが、松山駅が高架になるまでそれができないし。熊本みたいに櫛形の仮乗り場を作るという手は難しいか。
早朝「あしずり」は毎日運転の臨時、同じく毎日運転臨時の大館「つがる」と同時に廃止されるという距離の離れた偶然。2009年改正で設定された高知710発須崎行の「あしずり」51号は1年の短命だったが、2011年改正で設定された「あしずり」51号は3年間走り続けた。この早朝「あしずり」の廃止により、高知を朝一番に出ても宿毛着は10時半を過ぎる。公共交通機関で宿毛に朝早く着くには、本州から夜行バスを使うしかない。
鳴門線のノンストップ普通は、交換駅のない鳴門線での苦肉の策、この普通の40分後には次の普通が出るから、片道19分の鳴門線では池谷で折り返す時間がなくなってしまう。池谷~徳島も単線だから余裕がないし。途中ノンストップでも普通にしたのは、牟岐線朝上りとか土讃線に数本設定がある一部駅通過の感覚なんだろうけど、JR西の福知山支社のように快速にするべきだと思うのだけど。一部駅通過の普通はともかく、ノンストップの普通というのは違和感。豊岡-城崎間に1駅通過でノンストップってあったけど。
なお、今回のリリースでは「鉄道ホビートレイン」の詳細は明らかにならなかった。今週末に発表されるであろう春臨のプレスリリースで明らかになるのだろうか。
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