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しーさるの鉄日記

JR北海道きっぷ見直し


JR北海道は新幹線開業に伴い、割引きっぷ、フリーきっぷの見直しをすることを発表した。

北海道新幹線については、前日まで購入可能な『北海道ネットきっぷ』、2週間前まで購入可能な『北海道お先にネットきっぷ』を設定、『北海道お先にネットきっぷ』を利用したとき、新函館北斗から新青森までは40%引の4,350円、東京都区内までは25%引の17,010円となる。

新幹線開業に伴い、『青函回数券』『北東北フリーきっぷ』『青森・弘前フリーきっぷ』『青森往復きっぷ』を始めとした往復きっぷは、販売を終了する。

『北海道&東日本パス』については、10290円から10850円に値上げ、特定特急券で新青森以北の新幹線が利用可能とする。『北海道フリーパス』は現状維持だが、新幹線の乗車はできないので函館~中小国がエリアから外される形となる。『青春18きっぷ』については、2300円のオプション券で、北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内間及び道南いさりび鉄道の木古内~五稜郭の片道1回だけを利用できるようにする。

割引きっぷでは、Sきっぷフォー、グリーン往復割引きっぷ、得割きっぷの販売を終了、Rきっぷ、Sきっぷについては新得・帯広・釧路・根室方面、苫小牧・室蘭・函館方面の販売を終了する。

Rきっぷ、Sきっぷが廃止になる道南・道東方面へは、乗車券往復割引きっぷを設定、道南方面は自由席の利用が可能な『北斗オプション特急券』『すずらんオプション特急券』でSきっぷより安く抑える。また、道東方面も釧路まで210円の値下げ、根室まで410円の値下げとなる。

なお、座席指定料金については繁忙期、閑散期、μシート関係なく520円に統一する。

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北海道の割引きっぷの大幅見直し、対本州のきっぷはもちろんのこと、札幌対道南・道東のきっぷも見直し対象になった。

新幹線についてはネット割で航空機に対抗することに、都区内から函館までの最安値は17,370円となり、現行で往復割引乗車券を使ったときの17,740円よりは少し安くなる。気をつけなければならないのは、『お先にネットきっぷ』が効くには新函館北斗までで、新函館北斗から函館までは乗車券を買う必要が出てくること。乗り換え時間に余裕があるから、その間に買えると思うのだけど、普通の利用者はそんなこと気付かずに函館の改札で引っ掛かりそうだ。そう考えると、五稜郭と函館だけでもKitacaを導入すべきだと思うけど、コストがかさむとかでJRは導入に消極的なようだ。この区間に『乗車券往復割引きっぷ』があったら、どれくらいの需要があるのだろうか。青森から函館まで『北海道お先にネットきっぷ』込みで利用すると、4900円。現状の特急自由席利用時より70円安くなるが、『青函回数券』の1枚単価3390円よりは高い。

ちなみに、東京から長万部までは、現行で往復割引を使うと20,130、新幹線開業でそれが3000円ほど高くなるが、『北海道お先にネットきっぷ』と『乗車券往復割引きっぷ』を使うと今より安くなる。ネットきっぷを使わない場合は、長万部までの往復乗車券を買ったほうが、新函館北斗までの乗車券に『乗車券往復割引きっぷ』を加えた方より安くなる。


『北海道お先にネットきっぷ』は都市間だけでなく、新青森以北の各駅間にも設定。その場合、乗車券込みなのに特急券単独よりも安くなる。例えば、新青森~新函館北斗間は指定席特急料金が4,450円に対し、『北海道お先にネットきっぷ』は4,350円と100円安くなる。三連休乗車券など乗車券のみのきっぷで指定席に乗る場合は、『北海道お先にネットきっぷ』を買った方が少し得である。

乗車券往復割引きっぷは、乗車区間の距離関係なく自由席、指定席、グリーン車を選択できるようにするのが狙い。金券屋対策もあるのだけど。特急券を購入せずに、普通列車を利用するという手もあるけど、実用的なのは札幌から苫小牧までぐらいか。苫小牧から先も北海道にしては珍しく普通列車がそれなりに走っているけど。東室蘭で、適当な時間に『すずらん』の設定が無かったら、南千歳から『エアポート』を利用するのも手かもしれない。それでも『すずらん』オプション券よりは800円高くつくのだが。今回は道南・道東方面の設定だったけど、遠軽、北見への設定もあると、『オホーツク』と『きたみ』の選択が可能になる。

18きっぷは、現行では蟹田~木古内特例があるのだけど、新幹線開業で奥津軽いまべつ~五稜郭特例に。蟹田まではそれなりに本数があるのだけど、5往復しかない津軽線の津軽二股での接続は怪しいな。津軽線が現行ダイヤ維持として、函館方面が731→813、1654→1701、青森方面はどれも2時間以上待たされるな。15時台の津軽線上りが繰り下がれば使えるけど。いさり火鉄道ダイヤを考慮すると、青620→奥731 813→木850 1013→函1113。または青1524→奥1654 1701→木1738 1900→函2000。それに2300円をかけるなら、2000円プラスして『北海道お先にネットきっぷ』か、1600円の青函フェリーだな。前後アクセスを含めると5時間かかるから、夜行便を使った方がいいだろう。

個人的に厳しいのは、『北海道全線フリーきっぷ』が廃止されること。GWにこれを使って、札幌市電のループ区間に行く予定だったのだけどね。新幹線や北斗星も利用可能だった『ぐるり北海道フリーきっぷ』では35,700(夏季45,200)、それが『北海道全線フリーきっぷ』に新幹線特急料金をプラスして51,610(みなみ北海道は44,620)、そして『北海道フリーパス』だけが残り『お先にトクだ値』往復と足したら60,250になる。『北海道全線フリーきっぷ』はGW、お盆、正月に使えないから社会人にとっては、4日以上の利用はできない。仕方がないので、『三連休乗車券』と新函館北斗からの夜行バスを使って札幌へ向かうことにしたが、夜行バスが取れるのだろうか。その場合でも、新函館北斗までが往復36,310、札幌まで往復45,930と、現行より高くなるけど。今思うと、『ぐるり北海道フリーきっぷ』を使って『北斗星』で北海道入り、『まりも』を宿代わりにしたって夢のような話だよな

μシートは値上げ、運賃1070円に対しての付加価値が310円から520円になるのか。2年前から733系3000番台が7編成投入されたからμシート以外のロングシート車が増えてきたけど、スーツケースをなど足元に置くにはμシートよりロングシートの方がいいのだよな。小樽までの長時間乗車だったらμシートの方がいいと思うけど、着席保証のある時間帯のμシートの利用率が気になるところだ。

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