イスタンブール 旅のつづき

以前旅の終着点だったイスタンブールに戻ってきて、生活を開始。また旅のつづきを始めたい・・・

第5回 旅行(続2)

2007-02-01 07:19:30 | 旅行
ロドス島の後のテッサロニキを忘れていました。
あまり馴染みがないかもしれませんが、ビザンツ帝国時代にコンスタンティノープル(現:イスタンブール)に次ぐ、第二の都市として栄え、港もあることから大いに発展した。トルコ人の間ではトルコ建国の父「アタトゥルク」の生まれた地として知られている。

「テッサロニキに行った」と言うと、トルコ人はみな「なんで?アタトゥルクの家でも見に行くの?他には何もないよ」と聞いてくる。何もないというイメージが強いようだがそんなことはない。1日の滞在でしかなかったけど、実に雰囲気のあるいい街だった。街並みとしてはアテネよりも全然良かった。というのも、街の南は海、北は城壁のある丘に囲まれていて、どこからも良い景色が眺める。また世界遺産である教会にも立ち入ることができ、かつゆっくりくつろげる。
それと、これは完全な個人的な意見だが、北はブルガリア、マケドニア、東にトルコが近いこの地は、混血率が高いのだろうか、トルコも女性は綺麗だけどここテッサロニキも綺麗な人は多かった(というかトルコ人より近い気がした)。やっぱり混血は綺麗な人が生まれてくるのかな。

さて話しがそれたが、ここには世界遺産の教会3つある。その1つ(パナギア・ハルケオン教会)では、朝から教会でもらう水(清めてもらった聖なるものなのだろう)を求める人だかりが出来ていた。




また、別の教会(アギオス・ディミトリオス教会)では歩き疲れたので中で座ってゆっくりしていたら、普通の時間にも関わらず結婚式が始まった。どうも正装した人が増えてきたなぁと思っていたら最後尾に座っていた私の後ろから新郎新婦が登場し、始まってしまった。相当場違いだったが、まあ一般の人も混じっていたので聖歌などを聴きながらゆっくり過ごした。



あと、ここは北からの侵入に対して築いた城壁が残る。そこからの眺めがいい。




そして海に沈む夕日。ここの海沿いはCafeが数km続き、雰囲気がいい。





かなりはしょってますが、最後の電車。何とか一度はこの電車に乗りたかったので。テッサロニキを21時に出発し、イスタンブール(シルケジ駅)に朝の9時頃到着。この電車でも、テッサロニキ駅で同じクラスだったギリシャ人に偶然会い、しかもイスタンブールに帰る所という偶然があった。何とも世界は狭いものだ。




次の旅行はブルガリアの予定。というのも先週行く予定だったのが、一緒に行こうとしていたフランス人が風邪をひいたので延期。


それと、余談。
こないだ新聞の記事。ギリシャで行われた演奏会のパンフレットにイスタンブールからの演奏団を「コンスタンティノープル」出身と書いたことに対して、わざわざトップ記事で「何でイスタンブールじゃないんだ!と抗議したいものの、ギリシャ語ではそうなので仕方ないか。実際トルコで開かれたとしても、トルコ語表記にする場合もあるし・・・」と取り上げていた。

未だにギリシャではイスタンブールをコンスタティノープルと呼んでいます。そう、ギリシャ人の友達と話した時も冗談で「コンスタティノープルはギリシャの街。いつかはまた戻ってくると思っているからそう呼び続ける」と言っては笑っていた。

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